あぁるぴぃ千葉県支部だより36号


■投稿■

★千葉県支部は・・・・・

市川市 矢澤 正子
 早いもので、千葉県支部を設立してから8年が過ぎ、今年の6月5日(日)に第8 回定期総会が終了しました。
 10年一昔のたとえがありますが、それは昔のこと、今の世の進歩を考えると、 5〜6年で過ぎたことを忘れそうです。
 最初に千葉県支部を立ち上げた一員の立場から、初めてそのいきさつ、ここまで立 派な支部になったと思われるいくつかのことを書いてみようと思います。
 JRPS本部行事で<房総、鋸山>の合宿交流会に参加したとき、当時本部理事で あった私に副会長のSさんからの「千葉も支部を立ち上げなさいよ」との一言で、交 流会のあと会場に居あわせた千葉からの参加者に呼びかけ、11人でその方向にス タートすることを確認しあいました。先ず最初は、<千葉県支部連絡会>として何回 も話し合いを重ね、平成9年3月23日、千葉ライオンズクラブの岡野さんに千葉市 中央区にある会場をお借りしていただき、本部から初代会長の小野塚ゆかさん、学術 理事の千葉大学安達惠美子教授、そして支援理事の千葉ライオンズクラブの椎名益男 様と岡野正義様にご出席いただき、お陰さまでJRPSの5番目の千葉県支部が誕生 しました。
 初代支部長は成田市の濱田廣行さん。一見静かな人、でも芯が強く、人の意見を聞 く、粘り強い。濱田さんは4期活躍してくれました。特に福祉関係のことを支部会員 に広め、知らなかった多くのこと、初歩的なことを知らせてくれました。支部がス タートして2年目に、太田浩二さんを本部理事に推薦し、千葉からの本部理事は2名 に、石川睦子さんには本部監査役をお願いしました。
 支部長2代目は太田浩二さん。太田さんの行動力は素晴らしく、千葉県支部は大活 躍。その頃になると、スタート時点の支部幹事に加え、協力してくれる人が増えてき ました。当然支部活動も盛んになり、事務的なことが忙しく、内外的なことでも多忙 でした。支部役員、幹事をして多くのことを学べます。皆同じ悩みを経験しているこ とが何より人の痛みがわかる優しさが身につきます。役員、幹事ともに患者であり、 仕事や家庭のこともしている。家族の協力があり、<眼>以外は健康でなければした くとも出来ない。そのためにも幹事は多く必要・・・。そしてご好意のボランティアさ ん、いつまでもご協力いただくには、感謝の気持ちを忘れてはいけない・・・。
 3代目支部長の小出佳子さん。若く、美しく、勉強家。そしてご理解のあるご家族 に恵まれているように感じます。私がいつも感心するのは、支部長挨拶のときの気配 り。必ず感謝の言葉を忘れない。感謝の気持ち。このことは私がライオンズクラブの 椎名益男様から本部理事のときに教えられたことですが、当たり前のことをつい忘れ がちになります。小出支部長はその点立派です。今のスタッフは本当に素晴らしい人 たちの協力で運営されていて、千葉県支部の存在がどんな大きな行事を任されても成 し遂げる力をつけていると信じています。
 私は、スタート時点から本当に多くの人に沢山のことを学ばせていただき、人のつ ながりの素晴らしさに感謝しています。中でもいつも心に残っている人は、古谷幸弘 さん(現本部理事)。本部行事の電気関係など、朝早くから携わってくれました(あ の笑顔で・・・)。
 千葉ライオンズクラブのご支援によりJRPS設立から今日まで10年以上・・・。 回想すればきりがありません。三位一体(患者、学術、支援)という日本で初めての 網膜色素変性症の治療法確立とQOL向上が目的である協会の千葉県支部の一人とし て協力し、学びながら生きたいと思っています。


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