あぁるぴぃJRPSちば会報116号


■ 活動報告
★本部会報発送作業(7月28日)のご報告
市原市 鈴木 てい子
 7月28日(土)、台風12号の接近を心配しながら、JRPSちばからボランティアさんを含め4名で、本部会報誌発送作業のお手伝いに参加しました。前日も本部事務局から「安全第一にと」お気づかいのご連絡をいただいておりましたが、参加者どうしで事前に打ち合わせをして、朝の電車の状態でということにしておりました。
 6時半過ぎ頃まで小雨が降っていましたが、交通情報は内房線、外房線とも平常なので、私はレインシューズを履き、バス停に向かうがたまたま雨は止んでいました。大森駅で大雨だったらタクシーで行こうと打ち合わせしていたので、大森駅で待ち合わせすることにしていました。乗り換えの品川駅では、京浜東北線のホームが工事中でいつもと違う5番線になっていました。
 大森駅に到着すると、雨は降っていないので歩いて行くことにしました。本部事務所のエレベーターが開くと、事務局の方が出迎えてくれました。まず、市原市の女性会員さんから「青い鳥郵便はがき」を寄付しますと、お預かりしていましたのでお届けしました。事務局からは「ありがとうございます。よろしくお伝えください」と、おっしゃっておりました。
 事務局には、東京、神奈川、千葉とほぼ同時に着席して作業を開始しました。すでに始めているテーブルもあり、事務局より今回は11時で打ち切りにしますと伝えられました。参加者は、事務局を含め16名でした。
 台風の進路を心配して参加者が少ないのではと思い、事務局で昨日800部完成させてくれていたそうです。その中に埼玉の方が、28日は都合悪いが、27日ならとお手伝いされた方がいたそうです。初参加のボランティアさんが加わり、11時前に終了しました。
 終了後、金井前理事長、吉田前事務局長、辻新事務局長、佐々木新理事長のご挨拶がありました。佐々木理事長からは「この病気はほとんどの方が進行がゆっくりなので、ご自身の生き方について準備できる時間があります」とおっしゃっていました。
 11時前に解散になったので、品川駅構内でランチにしました。イタリアンで「ランチライトコース」を注文したのですが、3〜4種類の中から選んでいくのですが、料理名がわからず注文に時間がかかります。4人が何かが違うものを選んでいたので、批評しながらいただきました。私は、前菜の「タコとセロリのバジル風味カルパッチョ」はおいしかったので、真似して作ってみたいです。
 食後、ボランティアさんが限定品があると気づき、近づくと試食させてくれました。「金華山沖の鯖棒寿司」で、大阪から出店とのことです。昼食後すぐだったのに、一口がとてもおいしかったので買ってしまいました。ほかにエビとアナゴがあり、アナゴを買った方もいました。チョッといいお値段です。
 おみやげを手に、快速で帰宅しました。地元に到着して傘を使いました。ご参加いただきました方、ありがとうございました。ボランティアさん、お世話になりました。お疲れさまでした。



★「アクリルたわし」編み方講習会のご報告
担当 大野 真知子
 9月14日(金)、あいにくの雨模様でしたが参加者7名と講師の稲葉さま、手助けをしてくださったボランティアさんお二人、ガイドヘルパーさんとで総勢11名とにぎやかな会となりました。自己紹介のあと、稲葉さまが持ってきてくださった見本のたわし(ワンピース、ジャンパードレス、花火など)の中から、皆さまの実力に合ったものを選び講習会の始まりです。
 最初は、ボランティアさんお二人のご指導の声に耳を傾け黙々と、そのうちに手が慣れてきた余裕でしょうか、皆さまお互いにほとんど初対面ですので、それぞれの方の目の状態や、近況報告のお話をまじえながらの楽しい時間となりました。お弁当での昼食を終えた後半は皆さまの集中力も高まり、時間内にお二人の方が花火、ジャンパードレスのたわしを編み上げられました。完成までにはいかず持ち帰られた人たちも、久しぶりの編み物を楽しんだご様子でした。
 講師の稲葉さまが最後に「皆さま次回の講習会では、完成したたわしを持ってきてくださるのを待っています」と言われてました。
来年また「編み物講習会」を企画したいと思います。どうぞ完成品を持参して皆さまご参加ください。再会を楽しみにしております。
 今回、いろいろとご指導とお手伝いをいただきましたボランティアのお二人には、この場をお借りしてお礼申し上げます。



★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「千葉サロン」8月のご報告と「ミニ福祉機器展示&相談会」のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 8月24日(金)、男性2名、女性3名、ご家族の方1名、ヘルパーさん2名が強い風の中、参加してくださいました。
 初めて参加の男性の方は、鴨川から高速バスで参加してくださいました。それも「視覚障害者に関する情報」とネット検索して出てきた、兵庫県の神戸アイセンターに電話をして、千葉県内の視覚障害者の活動をいくつか調べてもらった結果「ミニミニ交流サロン」を紹介され来てくださったとのことです。
 お住まいの地域では、障害者どうしの集まりもなかなかなく、いろいろな情報を欲していらしたようです。読書がおすきだということ、また外出も奥さまのご都合がつく時でないと出られないというお話を伺いましたので「プレクストーク」を申請購入すれば、点字図書館からデイジー図書を借りるサービスが受けられること、また同行援護という福祉サービスがあることを、参加の皆さまの丁寧な説明や経験談を添えてお伝えしました。
 そのうちに「嬉しい情報をいただけた、早速あたってみます」と明るい表情になられていくのを感じ、参加の皆さまも同じく嬉しくなったのではないかと。やはり当事者どうしのおしゃべりって、いいものですね。その後は、いつものお弁当をいただき、解散となりました。

『ミニ福祉機器展示&相談会』
 ミニミニ交流サロンの参加者に加え、匝瑳市からもお二人の参加がありました。今日は、先月リクエストがあった携帯型拡大読書器を見せていただきました。3インチ、4インチ、5,5インチの3種類を実際に新聞を置いて、それぞれの違いを体験しました。 
 また、韓国から発売されたアイフォン、アイパッドに対応する外付けキーボードをアイフォンとつなぎ、実際の操作や文字入力を体験しました。あとは高知システムのソフト「マイニュース」を体験。ほかにも最新の開発機器の情報を伺いました。



◆「千葉サロン」9月のご報告と「ミニ福祉機器展示&相談会」のご報告
 9月28日(金)の参加者は、男性4名、女性4名、ご家族の方1名、ガイドヘルパーさん3名の計12名でした。 
 まずは、とても嬉しい事がありましたのでお伝えします。先月の「ミニミニ交流サロン・千葉」のご報告で、鴨川から参加してくださった方のことを書きましたが、その方が読書が好きと伺い、参加の皆さまで「プレクストーク」をお勧めしていました。この1か月で、早速役所のほうに申請されたとのこと。そして、その購入された「プレクストーク PTR3」を持って、ご夫妻で参加してくださったのです。また同行援護の福祉サービスの申請も話を進められているそうです。こうして嬉しさを報告に来てくださったお気持ちが、こちらも嬉しく、情報交換の大事さも改めて感じました。 
 今日は、皆さまが服用されているお薬や、サプリメントの話題、現在の治療法研究の話題、また日常生活の中で、食事の時や家事一般での工夫あれこれの話題と幅広い情報交換となりました。その後はいつものお弁当をいただき解散となりました。

『ミニ福祉機器展示&相談会』
 午前中の交流サロンのほうでも話題になった「プレクストーク PTR3」にリクエストがありましたので、交代で「プレクストーク PTR3」の操作を体験しました。ネットにつないでいただいて、まずはボタンの押し方、サピエ図書館に入り、本を選ぶための文字入力のやり方、選んだ本を聴くための操作など順に体験しました。「プレクストーク PTR3」のスピーカーは、なかなか音も大きく音質も良いと思いました。
 次回は10月26日(金)です。福祉機器で体験したいものがございましたらご連絡ください。



◆「南柏サロン」8月のご報告
南柏サロン担当 中野 美保
 8月11日の参加者は、当事者10名、ガイドさん2名、ボランティアさん1名の13名でした。会場は駅から1分かからない場所ですが、なにしろ朝から猛烈な暑さです。最初から「あー早くビール飲みたい」と本音がこぼれてしまった方がいて、大爆笑の中、久しぶりの方を含め近況報告をしていただきました。
 まずは先月に引き続き、健康のためにしている事についての話がありました。トレーニングの道具を揃えて自宅をジムにしようと考えている方、この暑さの中でもウォーキングやグランドゴルフ、そして筑波山に登ってきたという方もいて皆さんの元気と行動力に驚かされました。
 歩行の安全についての話では、初めて白杖を使った方が、想像以上にたくさんの方に声をかけられたこと、しかもほとんどが若い方達だったということで感激しておられました。また、慣れた場所でも、ふとした事で感覚が狂うと迷子になってしまうと話された方に「わかる、わかる」という声がいくつも上がりました。
 生活の中でのちょっとした工夫の話もありました。液体洗剤はポンプ式の容器に詰め替えて何回押すかで調節すると便利なこと、牛乳パックには凹みがあるけれど低脂肪乳にはないので、ジュースと間違えてしまうという声には「輪ゴムをはめておく」というシンプルですが「なるほど!」というアイデアが出ました。
 8月ということで、親から聞いた戦争体験や、ご自身が疎開していた話など戦争と平和について思いを巡らせる時間もありました。一通り参加者のお話が終わると、12時近くなっていましたので、ビールが飲みたかった方達はいそいそと二次会へ向かい、残り数人はゆっくりとおしゃべりを楽しみました。




◆「南柏サロン」9月のご報告
 9月8日の参加者は、当事者7名、ガイドさん2名の計9名でした。
 最初に、先日ラジオ番組に出演された馬場村塾(ばばそんじゅく)の大川さんの放送を録音してくださった方がいたので、それを全員で聴きました。30分弱の時間の中で、現代の視覚障害者がどのように便利な機器を使い暮らしているのかを、誰にでもわかりやすく説明される様子に、皆さん感心されていました。
 次に、イスラエルの会社が開発した新しいAI視覚支援装置「オーカムマイアイ」についてネットで調べた内容を、元音訳ボランティアをされていたガイドヘルパーさんに読んでいただきました。たいへん期待できる機器だということで、いずれチーム柏でも体験会をしたいという話になりました。
 いつものように、チーム柏からのさまざまなイベントの紹介もあり、最近では南柏サロンからリクエストも出るようになりました。
 時事問題として、やはり立て続けに起きた自然災害の怖さ、障害者としての備えについて個人としてできること、ご近所とのつながりを大切にすることなども話題になりました。
 他には、世間を騒がせている怪しい投資詐欺に遭わないようにという話から、勧誘電話の対策まで、ひとつの話題が出ると次々と皆さんの経験談が語られ、少人数ながらも賑やかな時間を過ごしました。
 いつものように12時半頃には二次会へ行くグループがお帰りになり、残った女性数人でざっくばらんな「女子会」が始まり、気が付くと終了時間を過ぎていました。

《追記》
 AI視覚支援装置「OrCam My Eye(オーカムマイアイ)2.0」について現時点でわかっていることをご紹介します。
・寸法/重量:約76o×21o×15o / 約22.5g
・この本体の中に、カメラ、バッテリー、スピーカー、CPUが入っていてソフトウエアのアップデートは充電の際にできます。
・100円ライターくらいの大きさで、眼鏡のツルの部分に接続用の金具を付けておいてそこに磁石で本体を装着します。本体の正面にカメラがついていて、耳元にスピーカーがあります。
【オーカムマイアイ2.0でできること】
@顔認証(100人まで登録可能)
・登録した人の顔のほうを向くと「○○さんです」と話してくれます。
・登録は本体をタッチやスワイプすることで、簡単に行えます。
A文字の読み上げ
・印刷物やデジタル機器の文字をザーッと読み上げてくれます。
・途中で止めたい時は、手のひらを広げて「ストップ」のジェスチャーで止められます。
・看板や物に書かれた文字を読みたい時は、指差しをして読ませます。
B物の認識
・日常で使う物、よく買う物などを150個まで登録できます。
・バーコードも読み込むので、商品をその方法で登録することもできます。
・色の識別は、無地の色なら可能。
・紙幣の識別は日本円のほか、海外の通貨もできます。
C日時を知らせる
・腕時計を見るジェスチャーをすると、日付、時間を知らせてくれます。
※日本での販売はタイムズコーポレーションが行い、発売は10月末から11月初めを予定しているとのことです。税抜参考価格は60万円です。
※以下は関連サイトのリンクです。
*プレスリリース
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000037378.html
*オーカムマイアイのホームページ
 https://www.orcam.com/ja/



★カラオケde交流会8月、9月のご報告
担当 細川 嘉之
◆第104回カラオケde交流会のご報告
 8月17日はお盆の最中で、本会の重要なお二人からお休みの連絡をいただいており、今回の参加者は少ないと思ったが、前日に会員から参加の連絡と、当日ボランティアさんからお申し出をいただき、参加者は男性会員4名と女性会員1名、ボランティアさん1名、ガイドさん1名のトータル7名と少数でしたが、そのぶん張り切って歌いアッという間に3時間は過ぎ去り、来月の再会を約し散会しました。

◆第105回カラオケde交流会のご報告
 9月21日は、朝から雨降りで参加者が少ないと予想されたが、男性4名、女性4名(内ボランティアさん1名、ガイドさん2名)の8名でした。参加者はいつものメンバーであり、次回開催までお互いに元気でいることを願って、3時まで元気に歌い、また「お世話をしてくれてありがとう」と皆さん楽しんで解散しました。





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