あぁるぴぃJRPSちば会報128号


■ 投稿
★ロービジョン川柳
担当 中野 早苗
 今号は、主にJRPSちばMLに投稿された年賀メールより掲載させていただきました。新年早々、重いニュースが絶え間なく流れています。おうち時間のすき間に一句つぶやいてみませんか?



ペンネーム(純)
・孫来ない 嬉し淋しの お正月
・老夫婦 つつくおせちの 味気なさ 
・コマ回し 凧あげ消えて 今スマホ
・自粛しか 頼るものなし コロナ策
・木漏れ日の 網目模様に おどかされ 
【解説】
 公園を散歩していると、木陰が多く太陽の光と木々の影が模様となって、前が見えづらく一瞬恐怖で足がとまってしまいます。



ペンネーム(千葉のピーナツ)
・まだ届く 賀状読ませる スマホにて
・孫の手を つかんだつもりが 嫁の手を
【解説】
 孫がまだ赤ちゃんの時に、抱っこしようとして掴んだ手が、嫁から「それ私の手」と言われてしまったことです。
・声かけで 肩を借りれば 背が高い
【解説】
 昨年ラジオに投稿し、たこ焼きの引換券が当たったのでお店を探していたら、若いと思われる女性に声をかけられました。親切に甘えて肩を借りたらば、私よりも10センチ以上背の高い女性だということがわかりました。まるで会社のときのバスケットボールの女子選手のようでした。とても親切に案内してくれたので、私は嬉しくなりたこ焼きを1箱プレゼントしました。



ペンネーム(かたこりけい)
・アールピー 駅伝走り ピーアール
・箱根路で 二人快走 感動す
【解説】
 今年の箱根駅伝で、二人の網膜色素変性症仲間の快走を詠んでみました。

※投稿先 中野 早苗 Eメール:sanae403@y3.dion.ne.jp



★お役立ち情報(bQ0)
【初心者向けiPhone活用術:Siri(シリ)の便利な機能紹介】
副会長 江澤 正広
 私は昨年9月に携帯電話(ガラケー)が故障したため、iPhone SE2に機種変更しスマホデビューしました。指のジェスチャーを覚えて、電話の送受信程度はできるようになりましたが、画面の文字が見えないため、どうしても指先での文字入力が苦手です。そこで、音声アシスタント機能Siriに話しかけてできることを試しました。見え方には関係なくたいへん便利な機能なので、まだガラケーをご使用の方で、今後iPhoneにしようと考えている方にSiriの機能についてご紹介します。
 まずは、購入する携帯ショップの店員さんにお願いして、以下の設定をしてもらうとよいでしょう。
1.ガラケーに登録してある電話番号をiPhoneに移行してもらう。
2.画面読み上げ機能「ボイスオーバー」の設定をonにしてもらう。
3.「ホームボタンを押してSiriを使用」をonにしてもらう。
 これでホームボタンを「長押し」することでSiriが有効になります。(ホームボタンがないiPhoneの場合はサイドボタンを長押し)
※声でSiriを起動する「Hey Siri(ヘイシリ)を聞き取る」をonに設定するとハンズフリーとなり、iPhoneを置いたままでも機能します。



 以下、Siriに話してできることの活用事例10選です。
▼活用1:電話をかける!
例@iPhoneに電話番号が登録されている場合
 ・Siriに「Aさんに電話をかけて」と話す。
 ・Siriが「はい、Aさんに電話をかけます」と答えて電話をかけてくれる。
例AiPhoneに電話番号が登録されていない場合
 ・Siriに「043 123 4567に電話をかけて」と話す。
 ・Siriが「043 123 4567に電話をかけます」と答えて電話をかけてくれる。


▼活用2:ショートメールを送る!
例・iPhoneに電話番号が登録されている場合(相手がスマホに限定)
 ・Siriに「Bさんにショートメールを送って」と話す。
 ・Siriが「内容はどうしますか」と聞いてくる。
 ・Siriに「明日10時に千葉駅西口で待っています」と答える。
 ・Siriが「Bさんへのメッセージは次の通りです“明日10時に千葉駅西口で待っています”送信してもよろしいですか」と聞いてくる。
 ・Siriに「はい」と答える。
 ・Siriが「はい、送信しました」と答える。
 *相手がiPhone(Apple製品)ならiMessage(アイメッセージ)も同様にできます。
 ※上記2例は、契約内容の料金プランにより有料になる場合があります。


▼活用3:目的地の天気を聞く!
例・Siriに「明日の箱根の天気を教えて」と話す。
 ・Siriが「箱根町では明日は晴天が予想されます。最高気温は10度、最低気温は1度でしょう」と答えてくれる。


▼活用4:計算をしてもらう(加減乗除)!
例・13,520円の商品が3割引きの場合
 ・Siriに「13,520掛ける0.7は」と話す。
 ・Siriが「13,520掛ける0.7は9,464です」と答えてくれる。
 *Siriに「13,520円の3割引きは」と聞いてもOK。


▼活用5:タイマーをセットする!
例@スパゲティなど乾麺のゆで時間の場合
 ・沸騰したお湯に麺を入れたら、Siriに「タイマーを7分にセットして」と話す。
 ・Siriが「タイマーを7分にセットしました」と答える。
 ・7分後iPhoneのアラームが鳴る。
 *Siriの設定「Hey Siriを聞き取る」をonにすると、料理中iPhoneを持たなくても話しかけることでタイマーをセットできます。
例A目覚ましの場合
 ・Siriに「明日の朝6時に起こして」と話す。
 ・Siriが「アラームを6時にセットしました」と答える。
 ・翌朝6時にiPhoneのアラームが鳴る。


▼活用6:知らない単語の意味を教えてもらう!
例・Siriに「エッセンシャルワーカーとは」と話す。
 ・Siriがエッセンシャルワーカーについて説明してくれる。
▼活用7:最新のニュースを聴く!
例・Siriに「ニュースを聴かせて」と話す。
 ・Siriが「NHKラジオの最新ニュースをお届けします」と答えてニュースを聴ける。


▼活用8:思いついたことや約束などをメモに残す!
例・Siriに「メモして」と話す。
 ・Siriが「メモの内容はどうしますか」と聞いてくる。
 ・Siriに「今週土曜日Cさんとランチ」と話す。
 ・Siriが「今週土曜日Cさんとランチというメモを作成しました」と答える。
 *iPhoneのカレンダーにも予定を登録できるそうです。


▼活用9:iPhoneにインストールされているアプリを開く!
例・Siriに「設定を開いて」と話す。
 ・設定が開き「設定」と音声が流れる。


▼活用10:Siriと遊ぶ!
例・Siriに「なぞなぞ」と話す。
 ・Siriが「なぞなぞ」を出題し、5秒後に答えを教えてくれる。

 上記はほんの一例です。Siriは路線検索、日本語を英語や中国語に翻訳したり、各国の首都や人口などを教えてくれます。私にとって、Siriは有能なアシスタントであり頼もしい友達です。長い付き合いになりそうです。




★こころの豆知識
船橋市 垣田 悦子
 皆さま、お元気ですか? 令和3年初めての豆知識です。この会報誌が手元に届くころには、医療従事者にワクチン接種が始まろうとしているころでしょうか? 世の中や私のまわりもそうですが、ワクチンの効果や副反応が不安で、ワクチン接種を希望しない人が6割いるそうです。でも、ワクチンを接種して国民の7割が抗体をもたないと、コロナに対抗するための効果が発揮できないそうです。何でもそうですが、新しい薬や注射、治療法などには、いろいろな人の研究や協力が必要不可欠です。コロナを早く収束させるためにはできるだけ多くの人が、ワクチン接種に協力をする必要があると思います。
 今回は、お正月に残ったお餅を使い、簡単にできる一品を紹介します。

   <のせのせ竹輪>      4人分
(材料)
角餅・・・・・・・・・・2個
太めの竹輪・・・・・・・2本
スライスチーズ・・・・・2枚
マヨネーズ・・・・・・・適量

(作り方)
@ オーブントースターの皿にクッキングペーパーを敷く。
A 太い竹輪を縦半分、横半分に4等分に切り、@の皿に均等にのせる。
B 角餅は、一つを4等分に切り、竹輪の上にのせる。
C スライスチーズは半分に折り、それを4等分にしBにのせ、その上にマヨネーズを適量かける。
D オーブントースター200度で6分焼く。
E 食器の上に取り出す。


オーブンから取り出す際は熱いので、軍手などを活用し火傷をしないように気をつけてください。チーズに含まれる酵素と乳酸菌には、免疫力を高めてくれるパワーがあります。トッピングとして、発酵食品の納豆やキムチをプラスすることで、さらに免疫力アップが期待できます。コロナウイルスに負けないためにも、色の濃い野菜や豆製品、乳製品などをどんどん食事に取り入れ、免疫力を高めていきましょう。



(まとめ)
 2回目の緊急事態宣言は国民が慣れたせいなのか、1回目の発令時よりも緊張感が少ないように感じます。これでは患者数が減るわけありません。私たちは今まで通りマスク着用、手洗い、密を避けるなどやれることをやっていきましょう。また、不規則な食生活や疲労、睡眠不足は免疫力を低下させる原因にもなるので、生活習慣を見直してみるのもよいかもしれません。今年は「鬼滅の刃」あらため「死滅のコロナ」の精神で乗り切っていきましょう。
 では次回は、せめてコロナが収束に向かっていますように!

★編集後記
 私は令和2年10月で、JRPS会員になり一年になります。6年前、千葉大学病院で網膜色素変性症と診断されたときは、受け入れがたく納得できない気持ちでした。年2回くらい通院しているあいだ、同じ病気の人はいるのだろうかと思っていました。そのころは8時間勤務で月20日くらい働いていて、病名のことは上司に報告しました。5年後には見えづらくなり、不便で困ることが仕事や生活面で多くなりました。
 見えるうちにやりたいことや知りたいことがあると思い、病院にあった小冊子でJRPSを知って電話しました。令和元年に会員になり、協会誌を読み網膜色素変性症の人の手記に共感し涙しました。またミニミニ交流サロン千葉のことを知って、連絡し応対した女性の優しい落ち着いた声に参加したいと思いました。担当のOさんと初めて待ち合わせしたとき、大雨で迷って時間に遅れてしまいましたが、Oさんは親切に案内してくださいました。昨年1月の新年会は大勢の人が参加し、賑やかな楽しい時を過ごしました。
 昨年の夏、職場の健康診断の視力検査で左眼がまったく見えなくショックでした。仕事では器に盛った料理も見えず、一切れを箸で取れなくなり、70歳過ぎたので勤務も月に10日くらいにしました。こんな状態で人との会食もためらっていましたが、飲め飲め交流サロンに参加し、心配することもなく楽しめました。日帰りバス旅行でのみかん狩りは、コロナ禍で制限はありましたが、柏サロンの人や新しい人も来られて久しぶりの解放感を味わいました。
 昨年12月の千葉サロンに新しい人が2名参加され、お話を聞いて一年前の自分を思い出し、改めて一年経ったことを感じました。同じ病気の人に会いたい、お話したいと会員になり、皆さまに出会い励まされいろいろ教えていただき本当によかったと思います。新しい年も皆さまと過ごしたいと思っています。藤代くに子



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