あぁるぴぃJRPSちば会報133号


■ 活動報告
★ヨガ交流会のご報告
担当 横山 英子 小出 佳子
 10月11日(月)緊急事態宣言解除のもと、久しぶりに「ヨガ交流会」を開催することができました。蘇我コミュニティセンターハーモニープラザ分館3階フィットネスルームに、定員の10名が集まりました。
 在宅時間が増え、運動不足になっている方、パソコンの前に座り続けて肩こりや腰痛に悩まされている方もいらっしゃったことと思います。横山インストラクターの指導のもと、足の指ほぐしから始まり、呼吸を整え、ゆっくりじっくり体をほぐしていきました。
 今回行なったポーズは、「猫」、「犬」、お馴染みの背中を床につけて手足をブラブラ「ゴキブリのポーズ」、それに「チャイルドポーズ」も加わりました。
 「チャイルドポーズ」の動作について解説します。正座をしひざとひざの間を拳(こぶし)一つほど開きます。そのとき足の親指は軽くつけます。足裏にお尻を置き、足の間に置いた両手を前にすべらせながら前屈します。おでこと両掌は床につけ、上半身が伸びた感じを味わってください。「チャイルドポーズ」は、きついポーズとポーズの間に取り入れて、心と腰から背中、肩甲骨をリラックスさせる効果のある休息のポーズです。
 皆さん、縮んでいた体が1センチほど伸びたような感覚を味わい、すがすがしい気分で帰路についたことと思います。
 窓を開け放ち、感染対策ばっちりで行いましたが、マスクをしたままはちょっと苦しく残念! いつかマスクをとって開催できたらよいですね。

★Zoom体験・講習会のご報告
担当 渡辺 友資枝 川野 義一
 10月16日(土)はZoom体験・講習会を予定しておりましたが、参加申込みがありませんでしたので開催を見送りました。JRPSちばでは、今後も随時個別にZoom体験・講習を行いますのでご希望の方は、お気軽に下記担当者までお申込みください。
 また、最近増えつつあるiPhoneのVoiceOver機能についてのご相談にも応じますので、これからiPhoneを使ってみたいという方、iPhone初級者の方もお気軽にご相談ください。

問合せ・申込み先
川野 Eメール y-kawano@violin.ocn.ne.jp
   携帯 090−8640−8389
(電話は、土・日のみ対応)
渡辺 Eメール toshiewatanabe@arion.ocn.ne.jp
   携帯 090−4749−6514

★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「千葉サロン」10月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 10月8日(金)に予定しておりましたが、参加申込みをしていただいていた4人のうち、お二人がご都合わるくなり、またお二人が前日の地震の影響で、電車が動かないということで開催を中止せざるをえませんでした。
 緊急事態宣言が解除され、久々の交流会が中止となり残念でしたが、来月こそはと思っておりますので、またご参加くださいませ。

◆「千葉サロン」11月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 11月12日(金)女性4名、ヘルパーさん2名、ボランティアさん1名の参加で会が始まりました。
 参加者の中でお二人が初対面でしたので、自己紹介に加え網膜色素変性症によるそれぞれの現在の目の状態を伺いました。「真っ白な霧の中にいるよう」、「周りの明るさの微妙な違いで見えたり見えにくかったりする」、「中心は少し見えるものの、視野も狭くなりまぶしさも強くなって、かえって薄暗いほうが見やすい」、「目に映るものがギザギザとモザイクのよう」と全員違った症状でした。
 このような症状がありながらも、お二人の方が定年間近まで仕事をされたとお話を伺いました。「目が悪いせいで仕事に影響してはと病名をあかせなかったこと」、「徐々に進行していく病状に職種を変えてもらったこと」、「まだ仕事が続けられるかと自己観察を常にしていたこと」などなど、人一倍の緊張感をもって人一倍の準備と努力をされたんだろうと感心し胸がいっぱいになりました。
 お仕事の話から、老齢年金、障害年金、障害者手帳、重度心身障害者医療給付などの話題になり、皆さんの知っている限りの情報交換をして、あっというまに時間が過ぎました。
 久しぶりの交流会を終えて改めて感じたことですが、今日のように病気のつらさを話し合っているにもかかわらず、なぜか気持ちが少し軽くなっていることです。それはきっと、なかなか人には言えない病気のことを話せる仲間がいる、また病気でつらいのは自分一人じゃないと教えてくれる交流の場が、力をくれているのかもしれませんネ。

◆「柏サロン」10月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
 10月24日(日)にミニミニ交流サロン柏(柏サロン)を開催しました。秋も深まり朝夕の寒暖差が大きくなって、本格的な冬の到来も間近に感じます。3ヶ月ぶりの開催となりましたが、当事者10名、ボランティアさん1名、ヘルパーさん3名の14名が参加しました。
 初めて柏サロンに参加するという女性が3名いましたので、まずは目の状態も含めた自己紹介とトピックスを全員に話してもらいました。見え方も症状の進行もそれぞれ違いがあるようです。当事者の参加者の年齢は40代から70代でしたが、JRPSの会員も高齢化が進んでいるようです。
 初参加の女性ですが『一人暮らしでほとんど見えなくなってしまった。全く見えなくなって、自分でコーヒーも入れられなくなったら死んでしまいたくなる。』と言っていました。どのようなアドバイスをすれば良いのか難しいのですが、皆さんの話を要約すれば、できるだけこのような会に参加して、みんなの話を聞くことも必要だし、施設に入ることも含めて役所と相談することもできるとのことでした。別の人は、最近病状が進行して同行援護の時間をもらったが、どのように使えば良いかアドバイスがほしいということでした。参加者から追加時間の申請なども含めて、いろいろなアドバイスがありました。
 日々進歩しているスマホの機能についての話題も出ました。スマホが視覚障害者のQOLの向上に役に立っているようです。最近は障害者手帳をスマホに表示するアプリ「ミライロID」を使って、それを提示することで運賃の割引を受けられる鉄道会社もあるようです。一方でスマホの故障や、紛失したら大変だとの心配もあるようです。詐欺メールも相変わらず多いという話も出ました。
 柏や松戸を中心に活動をしている人からは、コロナウイルス感染症も収束しつつあるので、カラオケ、シャドーボクシング、パソコン教室などのイベントを再開するとの報告もありました。
 柏市が運営する柏サロンの会場のパレット柏は、10月25日からこれまでの定員の人数制限を無くし、飲食する旨を書類に記入して提出すれば飲食も可能となります(アルコールは除く、マスク着用)。
 コロナウイルス感染症がこのまま収束することを願いたいものです。

◆「柏サロン」11月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
 11月14日(日)にミニミニ交流サロン柏(柏サロン)を開催しました。11月にしては暖かく秋らしい晴天が続いています。今回は初めて参加する女性も含めて当事者9名、ボランティアさん1名、ヘルパーさん1名の計11名の参加となりました。
 まずは初めて参加される方に、それから全員に自己紹介と目の状況について報告をしてもらいました。目の見え方はそれぞれですが、歩行中やスーパーマーケットなどでの失敗談も出ました。白杖を使い始めるタイミングは、目の状況だけでなく本人の気持ちの問題もあるようです。
 白杖がなくても歩けるけれど、ちょっと不安という人にはシンボルケーンを使ってはどうかという話がありました。実際にシンボルケーンを使っている参加者から使い方の説明がありました。非常に小さく折りたたむことができるので、不安を感じたときにバッグから取りだして使うことができ、周囲の人にも目に障害があることを知らせることができるとのことでした。
 障害年金の申請時期のタイミングを逃してしまった人は、障害認定日時点から最長5年前までさかのぼって遡及請求できることもあり、金額も大きいので、経験のある社会保険労務士に手続きを依頼した方が良いとの話がありました。今回の参加者には、現在障害者手帳の交付申請中の人と、これから申請しようと考えている人がいたので、参加者から具体的な手続きについてのアドバイスもありました。
 周囲の人に障害のあることを知らせるバッジを利用している人の報告もありました。鉄道利用に関連して、スマホに障害者手帳を表示することで割引の手続きが簡単になるのではないかとの話題も出ました。その場合に本人だけでも割引してくれる鉄道会社と、同行者がいないと割引してくれない鉄道会社があるので「どうなるのだろうか?」という疑問も残りました。
 コロナウイルス感染症が収束しつつある状況を反映して、さまざまなイベントの紹介もありました。具体的にはシャドーボクシング、浪曲演芸会、バリアフリー上映会などでした。パレット柏では、視覚障害者のためのパソコン教室やスマホ教室が予定されており、参加を希望する人もいました。予定時間を少しオーバーして終了しました。

★オンライン交流サロンのご報告
担当 川野 義一
 11月20日(土)のオンライン交流サロンは、女性3人、男性5人の申込みをいただき久しぶりのサロン開催となりました。みなさま見知った人達ではありましたが、各自の近況報告を含めご挨拶から始めました。
 その近況報告の中で、スマホの新しいアプリの体験、障害年金の等級改定など、またお一人の方が、事前にメールで次回以降に「お金」を話題にしてはとの提案に対して、それを意識されてスーパーマーケットの割引クーポンの話もありました。みなさま興味のある話のためその都度話が広がっていき、一回りご挨拶が終わるまで40分もかかり、和気あいあいと始まりました。
 今回はフリーテーマでしたので、お金をテーマにと提案された方から話題提起したことの説明をお聞きし、そのままお金に関連した話題となりました。老後の資金、投資詐欺、各種年金、ふるさと納税の返礼品等々お金にまつわるさまざまな話題に飛び火し、時間を忘れてトークに花が咲き、サロンの終了時間が来ても終わりを切り出せないほど盛り上がりました。
 今回は話題が尽きず、進行役としてとても楽をさせていただきました。次回のオンライン交流サロンは、12月18日(土)13時からです。多くのみなさまの参加をお待ちしております。




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