あぁるぴぃ千葉県支部だより94号


■ 活動報告

★忘年会の報告
千葉市 細川 嘉之

 平成26年千葉県支部の忘年会を担当した細川です。他に、中込さん、広瀬さん、丸山さんの4名で担当になりました。
10月の役員会で、今年は例年の一泊交流会を兼ねての忘年会ではなく、忘年会単独で行うこととなり、今回は船橋で行うこととしました。
 お店の選定から始まり下見の上、日本料理の「一幸 船橋店」に決定しました。
次に参加者の確保ですが、当日は三日連休の中日に当たるため、参加者が少ないのではと気になったが、支部長はじめ皆さんの協力を得て、30名の募集に対し27名の参加者を確保することができました。皆さまのご協力に感謝いたします。参加者の中には、他支部の方も2名おられました。
 さて、本番の11月23日は晴天で、その上暖かく、集合時間の11時30分には、先発した3名を除き、24名がマイクロバスの停車位置まで移動し、親切な女性の運転手の運転により、「一幸 船橋店」には12時前に到着。
会場は靴を脱いで上がると、6卓のテーブルには各4〜5脚の小さな椅子が着いていました。
 各人会費を払い、着席番号札をもらい着席後、司会役の中込氏の進行で、まずは江澤支部長の挨拶、小生の乾杯と進み、お店の方より料理の説明がありました。内容は、まず前菜9品(モズク酢、生ハムのサラダ等)、ぶり大根、若鶏の鍋、てんぷら、お吸い物、お寿司5巻、デザート等盛りだくさんでしたが、量的には少し物足りないような気がしました。これがおもてなしコースであり、「飲み放題5,000円ポッキリコース」で、同じテーブルの仲間達が、「美味しい」「味付けが良い」とのコメントがたくさん出て、この店に決めて良かったと思う。お酒もビールから日本酒、焼酎各種、ワイン、ウイスキーと、何でも出来るようでした。小生は、日本酒5合程度を飲み、すっかり良い気分になりました。
 その間、各人の自己紹介と今年及び来年の抱負等発表してもらったが、大勢だと人の声が聞き取りにくく、お店にマイクの設備が無いときは、携帯用のマイク用品を、今後支部で用意してもいいのではないかと思った。
最後に、新人W氏に締めていただき、お開きとした。
 その間に、二次会のカラオケ参加者の募集もあったが、小生は所用があり、参加できませんでした。
後で聞くと、15名もの参加があり、一時間半ほど大いに盛り上がったとのことでした。 マイクロバスは、船橋駅に15時ごろに到着し解散となった。
 終わりに、お手伝いしていただいた方々に、深く感謝して報告を終了とさせていただきます。

★「第10回関東・甲信越ブロックリーダー研修会」報告
副支部長 渡邉 友資枝

 11月29・30日に、横浜あゆみ荘で行われた「第10回関東・甲信越ブロックリーダー研修会」に、千葉県支部の4名の方とともに参加してきました。
 研修会には東京、神奈川、栃木、群馬、埼玉、長野、千葉、ユースから計38名(内、7名は1日目のみ)の参加があり、スタッフ(ボランティア)として4名の方がお手伝いをしてくださいました。
 1日目は、国立リハビリテーションセンター病院の仲泊(なかどまり)先生による「遺伝の基礎知識とカウンセリング」「支援連携」についての講義。「遺伝」の専門家である岩波先生が急な事情により欠席されたため、仲泊先生が4時間もの長丁場の講義を熱心にしてくださいました。
 「遺伝の基礎」は、遺伝子の構造からはじまり、遺伝の意味や浸透率、網膜色素変性症の遺伝子や遺伝形式、遺伝子治療まで、高校の生物のレベルから専門用語を交えた、かなり詳しい、そして私にはとても難しい内容でした。
が、講義の中で「遺伝カウンセリングとは、これらの専門的な知識を持った人が、患者・家族のニーズ、価値、予想を理解した上で、正確で必要な情報を提供し、意思決定ができるように援助する医療行為であり、あくまでも判断は患者に任せる」ということはよくわかりました。仲泊先生は「かなり深刻な問題なので、患者会で行うと感情移入してしまい、つらい思いをすることになるだろう。患者会で行うことは避けた方がよい」というご意見を付け加えられました。なお、2013年11月現在、日本遺伝カウンセラー学会認定の臨床遺伝専門医の資格をもつ眼科医は、全国でも9名、認定遺伝カウンセラーは、138名だそうです。
 また、先生は、個人的な意見と前置きしながら、「結婚や出産は本人次第。視覚障害であっても魅力的な人はいる。親または生まれてきた子に障害があっても、幸せそうに暮らしている家族はたくさんいる。結婚や出産は障害のことだけでなく、様々なことを総合的に、当人が判断すべきこと」と熱っぽく語られました。
 視覚障害者の支援と連携については、先生が立ち上げた次のサイトを見てほしい。とのことです。
   http://www.shikakuriha.net/index.html
 最後に、先生は「視覚障害者の支援として、患者会におけるピアカウンセリングは効果が大きい。また今後、国の障害者福祉制度における患者会の役割は重要なものになってくるだろう」と話を締めくくられました。
 1日目の夜は恒例の親睦会で、遅くまで盛り上がりました。講師の仲泊先生も夜10時まで、我々にお付き合いくださいました。
2日目は「頼れる患者会になるために」をテーマに、会員からの相談とその解決法について、グループディスカッションが行われました。
 神奈川支部の実行委員が事前に行ってくださったアンケートのまとめと分析をもとに、各グループで活発な意見交換がありました。
 アンケートによると、会員からの相談で最も多いのは、「仕事」や「年金」「就職」「職業選択」等のお金がらみのこと。次に多いのは、「医療」や「リハビリ関係」のこと。また、「疎外感」「人間関係」「周囲の無理解」等のメンタル的な相談も見逃せないとのことです。
 それらの相談への対処としては、「経験のある会員を紹介する」「外部の専門機関、団体を紹介する」等があげられました。解決法が見つからない問題も多いが、前日の仲泊先生もお話されていたように、「相手の話を否定せず、自分の意見を挟まず、共感をもって聴く」というピアカウンセリングの視点が、最も大切ではないかと感じました。
 2日目午後は、神奈川支部の案内により、希望者のみで中華街に行き、安くておいしい中華のバイキングでお腹一杯にして、午後7時ごろ帰宅しました。

★12月の『ミニミニ交流サロン』の報告
習志野市 大野 真知子

 12月の『ミニミニ交流サロン』のご報告をさせていただきますが、その前に一言お礼を。『ミニミニ交流サロン』も2013年の12月に開催してから、皆さまの応援とご協力のおかげで、無事1年を過ごすことができました。楽しく有意義な時間を共有できたこと、感謝しております。来年もまた、益々のご参加、お待ちしております。
 ではご報告を。12月18日(木)凍った風の中、男性3名、女性7名、ボランティアさん2名計12名と、大勢参加をしていただきました。寒さを避け、足早にサロン会場に。いつものように用意していただいた暖かいお部屋とお茶で、人心地してから、自己紹介で始まりです。
 久々の方もいらしたので、近況報告も添えていただきました。
 仕事の復帰が決まった方、少し介護に疲れている方、公民館でのサークルのインストラクターをしている方、地域生活センターでボランティアをしている方、歩行訓練を始めた方、地域での福祉活動をしている方と。皆さんが今ある視力を精一杯使って日々を過ごされていることを、生き生きと語っていただきました。
 私ごとですが、ちょっとめげていた気持ちを軽くしていただいたようです。
その後、食堂から取ったお弁当を食べながら歓談し、冷たい風に「ヒーヒー」と騒ぎながら、帰路に着きました。

★1月の『ミニミニ交流サロン』の報告
習志野市 大野 真知子

 1月8日、お正月も明けたばかりですので、参加してくださる方も少ないかと思いましたが、男性2名、女性4名、ガイドさん1名の計7名が集まりました。
 会場に移動し、まずは新年の挨拶と自己紹介から。
年末年始、親戚の集まりや、お客さまの訪問などで、やはり皆さま忙しかったようです。特に主婦である女性の方は、見えにくい目で、頑張っていらしたようです。主婦にとっては、お正月は、疲れるもののようですね。
 そんな話をしていたところに、初めての参加という女性の方が、ドアをたたいてくださいました。その方は、この『ミニミニ交流サロン』の記事を読んでいてくださって、「じかにお話ししたい」と、息子さんと一緒に九十九里の方から、サロン会場のビルを、探しながら来てくださったようです。
 その方は、お医者さまにも通い、地域の福祉を利用もしていらしたそうですが、落ちてきた視力への不安や、思い通りにいかなくなってくる、生活全般への不安は、相談してもなかなか解決、解消にはならなかったとのことでした。
 しばらく皆で「まだ白杖が近所では持てない」とか、「料理も時間がかかって困る」とか、「家族でもお互いになかなか理解できないこともある」など、思い思いに話すうちに、やはりみんな、同じことで悩み、それなりに乗り越えて行くのかもと、「少し気分が軽くなってきました」と言って帰って行かれました。
 改めて、同じ思いを持つ者同士のおしゃべりの大事さを、感じた1日でした。お互いに元気を交換するために、『交流サロン』が良い場になればと願います。
なお、4月からの『ミニミニ交流サロン』の曜日が、今までの第2木曜日から、第2金曜日に変わりますので、行事案内をご覧ください。よろしくお願いいたします。

★新年会の報告
新年会担当 土屋 圭子

 1月10日(土)、おとそ気分もさめやらぬ年明け早々、皆さんお忙しいにもかかわらず、笑顔で新年会に参加してくださいました。
 風邪なんかひいて、一人や二人、欠席者が出るのではないかと心配していましたが、参加希望者全員、「おめでとう」の言葉と共に来場していただいたときにはホッとしました。
 「銀座アスター」は、ちょっとしたホテルのような雰囲気で、少しリッチな気分にさせてくれるところです。
 会場は、中華料理でおなじみの大きな円卓がふたつあり、11名と12名のグループに分かれて座りました。部屋も広くて明るい雰囲気の中、対話しやすかったと思います。
 例年同様、支部長のあいさつから始まり、乾杯の音頭で幕開けとなりました。
 自己紹介では、お正月をどう過ごしたかという近況の話題に花が咲きました。
 飲み放題として、ビール、焼酎のほかに紹興酒が加わったのがいつもとは異なったことです。前菜が出てくると、「これは何かしら?」とか「これは○○ね」などと、会話が弾んでいました。すべての料理が、個々に取り分けられて運ばれてきましたので、最後のデザートまで楽に食事することができました。
 S・NさんとM・Tさんの競演によるきれいな歌声の「愛の讃歌」が、場を盛り上げてくれました。
 集合場所から、会場への移動に、ことのほか時間がかかってしまったために、お開きになるのが、早すぎるように感じられました。
 参加していただいた皆さま、ご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。


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