あぁるぴぃ千葉県支部だより95号


■ 投稿
★こころの豆知識
船橋市 垣田 悦子

 皆さまお元気ですか? 花粉症のシーズン真っただ中ですが、くしゃみや鼻水、目のかゆみに悩まされている人はいませんか? 今年の関東地方の花粉飛散量は、昨年の2倍以上ともいわれています。ということで、今回は目にも良く、花粉症対策にもなる簡単お手軽レシピを紹介します。

<しそいなり>
(材料)
米・・・・・・・・・1合
昆布・・・・・・・・5cm
みりん・・・・・・・小1
いなりずし用味付きあげ・・・10枚
すし酢・・・・・・・大3
しらす干し・・・・・50g
大葉・・・・・・・・6枚
ごま・・・・・・・・適量
(作り方)
@米をとぎ、昆布とみりんを入れ、炊く。
A炊き上がったご飯に、すし酢をかけまわし、しゃもじで切るように混ぜる。(うちわ等であおぎ、急速に冷ますと尚良い)
BAに、しらす干し、みじん切りした大葉、ごまを加え、混ぜ合わせる。
C味付けあげに、Bのごはんを入れ、形を整える。
とても簡単に作れて、おいしいですよ。しらすの生臭さが気になる人は、フライパンで軽く炒ってから、お使い下さい。また、ほんの少し梅干しの果肉を加えても、パンチのある味になり、おいしいですよ。是非、お試しあれ!
(効能)
「しらす」は、真いわしなどの稚魚の総称です。釜ゆでのみのものを「釜揚げしらす」、水分を7割程度残したものを「しらす干し」、3割程度まで干したものを「ちりめんじゃこ」と呼びます。DHA、EPAを多く含み、近年注目を集めているDPAも含まれます。

DHAは、
・動脈硬化予防
・肝機能改善
・脳が活性化し、学習や認知機能の維持
・ストレス緩和
・花粉症やアトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症状の軽減
・関節炎の軽減
・視力の改善や維持
・ドライアイのリスク低下  などがあります。
EPAは、
・血栓をできにくくする
・花粉症や気管支喘息などのアレルギー症状の軽減
・関節炎などの炎症の軽減
・加齢黄斑変性症のリスク減少
・うつ軽減、などがあります。
DPAは、
・動脈硬化予防(EPAの50〜100倍ともいわれている。)
・糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性症のリスク軽減などがあります。しそには、ポリフェノールやβカロテンが豊富に含まれる為
・抗酸化作用
・抗アレルギー作用があり、花粉症の症状を和らげる
・疲れ目の改善
・夜間の視力維持
・角膜を保護する働きがあり、ドライアイの予防に役立つなどがあります。
また、油揚げには、カルシウムや鉄、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれるので、色々な料理に活用して下さい。
(まとめ)
花粉症は、花粉が本格的に飛び始める前に、しっかりと準備をしておくことが大事です。前号で甜茶をのんで鼻の通りをよくし、予防しておいて下さいと伝えましたが、果たして何人の人が実行できたでしょうか? ただ、「辛い、辛い」と言っているだけじゃ花粉に負けてしまいますよ。甜茶が入手できない人はルイボスティーやハトムギ茶でもいいですよ。また、初期段階には、免疫系の細胞バランスを整えてくれる乳酸菌がいいようです。

日常生活のポイントとしては、
@花粉を近づけない
・花粉情報をチェックし、飛散量の多い日の外出は控える。
・外出時には、メガネ、マスク、帽子を忘れずに使う。
・花粉が付着しやすい、表面がけばだった毛織物などの使用は避け、ナイロン製などを着用する。
A花粉を持ち込まない
・帰宅時、衣類や髪をよく払ってから入室する。
・洗濯物や布団は、外干しを避ける。
・飛散の多い時は、窓、戸を閉めておく。換気時は、窓を小さく開け、短時間にする。
・掃除はこまめにする。特に窓際を念入りにする。ただ、掃除機は花粉を舞い上げてしまうので、時々ぞうきんで水分を含ませながら掃除する。
・毛の長い動物とはなるべく距離をもつ。寝室には入れないようにする。
・エアクリーナーも効果的
B花粉を体に侵入させない
・帰宅時には必ず、洗顔、うがいをし、鼻をかむなどに注意をし、辛い花粉シーズンを乗り切りましょう。
では次回も、お楽しみに!!


★表紙のことば
葉っぱの中に犬が描かれています。
犬の鼻にはちょうちょがとまっています。

「みなさん、はじめまして。
ボク、アール君。
 1才のオス犬だよ。
 ボク、おサンポ、だーい好き。

 今日も ポカポカ いい天気。

 ちょうちょさん
ボクの鼻にとまっても
 キミの好きなお花の蜜は ありませんよ」


★編集後記
 平成23年3月11日の東日本大震災から4年目を迎えました。震災後、各自治体では、「防災マップ」を作成したり、障害者、高齢者の避難誘導対策に取り組み始めています。私の住んでいる町会では、二年前から、一人で避難が困難な人を対象に支援組織ができ、「無事ですタオル」が配布されました。防災訓練日などに、町会役員さんが確認に来てくれています。今年からは、安否確認がスムーズに行えるようにと、全世帯に黄色の「無事ですタオル」が配布されました。家族の無事が確認できたら、玄関等に掲げます。
 東日本大震災のような大災害時には、誰もが混乱し、自分のことで精いっぱいで、サポートをお願いできる状況でなかったという声を聞きます。
 視覚障害者の作成された防災マニュアルに、「視覚障害者だと理解してもらうには、白杖を持つことが一番です」と書いてありました。また、避難セットの中に、「白杖、音声時計、特殊レンズのスペア、身体障害者手帳や健康保険証やお薬手帳のコ
ピーを入れておく」とも書いてありました。
 最後に、今日から少しずつできることを準備する、小さな一歩から始めてみませんか? と結んでありました。
(広瀬 富美子)


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