第二十回 WindowsXPのサポート終了について

福岡市東区 明治 博 


平成26年になってアッという間に4月になった気がします。
花粉やPM2.5が飛び回っていましたが皆様、体調はいかがでしょうか?

さて、今回は「WindowsXPのサポート終了について」書いてみます。
登場してから既に10年以上が経過したWindowsXP、今までで一番成功したと言われているOSであり、今も多くのユーザーが利用していると言われています。

私自身もVista、7、8と手にしましたが、この原稿もまだ、XPを使って書いており、離れがたい状況です。
ですが、既にご存知の通りWindowsXPのサポートはこの4月で終了します。これは新たに不具合や欠陥が見つかっても対応されない、
更新プログラムがリリースされないということを意味します。

パソコンの基本ソフトであるOSのサポートが終了するということは、その周辺ソフトのサポートも終了していくことも意味します。
つまり、脆弱性が見つかったとしてもそれに対応できなくなるということです。
結果として不正プログラムの侵入を許してデータを盗まれたり破壊されるという被害を受ける可能性が増大することになります。それだけではなく、不正プログラムに感染したパソコンを使うことにより知らない間に加害者になる危険性をも有してしまいます。

しかし、残念ながらこの危険性に無関心な方がいらっしゃいます。
「私はメールとネット閲覧くらいしかしないから・・・」
というのが概ねの理由のようです。ですが、この「メールとネット閲覧」が危ないのです。

現在、多くのパソコン利用者はネットに常時接続しています。と言うことはご自分の意志とは無関係に常に外界と繋がっているということです。メールもせず、もちろんネット閲覧もせず、USBメモリなどからデータを入れなければサポートが終了したWindowsXPやソフトを使っても問題はないかもしれません。

ですが、これって現実的ではないでしょ?
パソコンを日記をつけるとか家計簿をつけるなどに限定した目的にだけに使うのであればともかく、仲間とのメール交換をしたり情報を収集したり読書をしたりと、いろんな目的に使うのが現状です。

であれば、サポートが終了するパソコンを使い続けるのは危険すぎます。
お使いのWindowsXPのスペックがWindows7や8にアップグレードするに足りうれば新たにパソコンを購入しなくてもOSを上書きインストールするという手もあります。また、上書きインストールをするにせよ、新たにパソコンを購入するにせよ、データファイルやソフトを使用するためのIDなどのバックアップもしておかなければなりません。

更に、お使いのソフトがWindows7や8で動作するのか?ソフトによっはWindows7ではWindowsXPと同じように使えますがWindows8ではうまく動作しないものもあります。

それから、福祉制度は使えるのか?ソフトによっては新たなバージョンを準備しなければなりません。その際、福祉制度を利用する場合、耐用年数は大丈夫なのか?
事前にこれらを十分に調べ考慮しWindowsXPのサポート終了に対処してください。

なお、Microsoft Office 2003とInternet Explorer 6も同時期にサポートが終了します。

第十九回へ戻る

タイトルへ戻る