群馬支部トップへ


あいさつ

                              JRPS群馬 会長 市橋映二

 JRPS群馬の会員の皆様、また当協会のホームページにアクセスくださった皆様、こんにちは、この度群馬県網膜色素変性症協会(JRPS群馬)の会長に就任いたしました市橋映二と申します。
 就任に当たり、一言所信を述べさせて頂き、当協会の役員の皆様と共に「明るくて元気なJRPS群馬」を継承して参りますので、どうぞ宜しくお願い致します。
 まずは、初代支部長の吉岡直子様、この度会長をご退任された小林一男様に対し、これまでの多大なご功労に、衷心から感謝を申し上げると共に、今後もこれまでと同様に本会のご指導をお願いいたします。

 私は当協会の立ち上げから、役員の一人として、活動に関わってまいりましたが、活動を通じて常に願っていた思いは、私と同じ悩みや問題を抱えている、同じ病気を持つより多くの皆様に、この協会の存在と活動の意義を知ってもらいたいという願いでした。
 それは過去に私自身がこの協会の存在を知る事によって、それまで解決できずにいた苦悩や問題が嘘のように融け、解決した経験があるからです。今だからお話しができるのですが、解決が見つからずにいた状況から解放され、失おうとした命や大事な家族を取り戻したという、ほろ苦い経験があったからです。
 その当時は、今のように情報が簡単に手に入る時代ではありませんでしたが、偶然のように、目に止まった新聞記事で知った協会の存在、そして、協会の紹介で眼の手術の執刀をして下さった、大学病院の先生や交流会で知り合った同じ悩みを持つ仲間たちによって、多くの救いの手を差し伸べてもらいました。今、私がこの場所で明るく前向きに歩いているのは、まさに、日本網膜色素変性症協会(JRPS本部)を知ったお蔭だと、思っています。
 現代は当時とは違い、情報が溢れ返り、むしろ正しい情報の選択が非情に難しい時代になっています。また、コミュニケーション方法の急激な変化は、心と心の結びつきを益々希薄にし、ややもすると私たちの孤立を深める原因となっているように感じております。そんな時代であるが故に、当協会の存在意義が益々求められているのではないかと思っております。群馬県内の同じ悩みや問題を持つ仲間同志の交流の輪を広げ、個々の力では解決できない問題に丁寧に寄り添い、医療・福祉行政等に働きかける力の向上を、今まで以上に図ってゆきたいと微力ながら決意をしております。
 どうぞ、当協会の活動の主旨にご理解を頂き、お一人で悩むのではなく、皆様と同じ悩みや問題を抱えながらも、多くの事を克服してきた先輩会員との交流を深め、一つでも多くの問題を解決し、明るく元気に前に踏み出せる一助になれば幸いと思っております。
 当協会は、公益社団法人日本網膜色素変性症協会(JRPS本部)の都道府県組織としてその活動の目的である、私たちの病気の「治療法の確立」と「生活の質(QOL)の向上」を目指し活動を続けております。JRPS本部会員(正会員)になりますと、年6回の全国患者会の情報誌「あぁるぴぃ」と年1回の学術情報誌「ニュースレター」(網膜色素変性症とその類縁疾患に対する最新の学術研究報告)が配布されます。正会員となるには年会費がかかってしまいますが、皆様から頂いた貴重な会費の一部は、病気の治療法の確立に向けて研究を行っている機関への研究費助成に使われていますので、正会員へのご加入にご理解とご協力を頂ければ幸甚です。尚、私たちJRPS群馬では、正会員でない方ても、準会員として正会員と同じ待遇で活動に参加してもらっておりますので、お気軽にご参加ください。
 最後になりますが、私たちの活動に対し日頃から温かいご支援をくださっています福祉行政の関係者様、医療関係者様及びボランティアの皆様に対し、この場をお借りして心から感謝を申し上げますと共に、これからもご支援を宜しくお願いいたします。

                                 平成28年6月30日


群馬支部トップへ