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●突撃インタビュー 「愛ちゃんの巻」

 「俺は愛ちゃんの顔を見ることはできないけど、愛ちゃんと話していると笑顔が見えてくるんだ。その明るさをみんなにも分けて上げてほしいな。」と油野さん。いつも「俺の子供!」とかわいがっている「愛ちゃん」を紹介していただきました。

―油野さんと知り合ったきっかけは?―

 総合福祉センターの点字教室でほかの方から紹介されたのがきっかけです。

 油野さんて以前からみんなに「あぶちゃん、あぶちゃん」て声をかけられていたのでとても目立つ存在だったんですよ。

―話してみての印象はどうでしたか?―

 何回か話してみると、絶対に人をけなさずほめてくれる、いい人だなあと感じました。 私にも「愛ちゃんは明るいからだいじょうぶだよ。」って、いつも励ましてくれるんです。私なんていっぱいいっぱいなのに…。

―元気いっぱいに見える愛ちゃんに明るさの秘訣を聞いてみました。―

 前から暗いわけじゃなかったけど、つい目のいい友達と比べちゃうところがあって、卑屈になってしまうこともあったんです。そんな私に、「障害は不便ではあるけど不幸じゃない」と新聞に出ているのを、母が見つけて教えてくれたんです。なるほどなあって、それから自分のことを「不幸」だとは思わなくなったんです。

―パソコン教室に点字教室、料理教室と精力的に参加しているそうですが―

 はい。会社員をしていたんですが、このままだと病気が進行して足手まといになっちゃうなという思いもあったんですが、とにかく自分にもできることを始めてみようと、思い切って会社をやめてパソコンや点字を始めたんです。

―何事にも前向きで積極的な愛ちゃん。でも白杖については小さな胸を痛めたそうです。―

 せっかくかわいい洋服を着ても、白杖を持つと台無しになっちゃうと思ってなかなか持つことに踏ん切りがつかなかったんです。でも思っていたよりも細くて抵抗がないってことがわかりました。それで必ず一人で歩くときはバッグの中に入れておくようになりました。まだちょっと抵抗はあるんですけど…。

―最後に、油野さんにひとことお願いします。―

あぶちゃんのおかげで元気になった人を私はたくさん知っています。私もその一人です。これからもよろしくお願いします!!

 

 なんとも素敵な関係を築いているふたり。

親子ほどの年の差がかえっていい関係を築かせてくれているのかもしれません。これからも仲良くしてくださいね。

 次回は愛ちゃんから紹介していただこうと考えています。素敵な友達の輪がどんどん広がりますように!!!


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