あぁるぴぃ広島 37号


■図書の紹介

 東京在住のセアまりです。
先月末、幻冬舎エデュケーションより 《もうどうけんふりふりとまり》という絵本を出版いたしました。セア まり作ですが、イラストを はまのゆかさんにお願いしました。はまのゆかさんは村上龍作「13歳のハローワーク」のイラストレーターさんです。
いい出会いから絵本の夢が実現しました。
 皆様に一番、お知らせしたいことが最後になりました。この絵本に 音声ガイド付きCDを製作しました。
ナレーターが 色彩や、背景 形、状況を細かく解説しています。そして主人公のふりふりのモデルとなったフリルの幼少時代を育ててくださったパピーウォーカーのご家族である小学生の息子さんの声で文は読まれています。
音楽はもちろん 水や波の音 セミの声 サンシンの音など 効果音もたっぷり入れています。見ることの不便な方が耳で絵本を楽しむことができます。
 応募してくださると皆様に私からCDをプレゼントしています。詳細は絵本のおび部分に書いています。
 絵本を 視覚障害をお持ちの方も、寝たっきりの方も 楽しめるようになる第一歩となればと、思います。
ーーーここから毎日新聞の概略版です。

.今週の本棚・新刊:『もうどうけん ふりふりとまり』=セアまり・作、はまのゆか・絵
 (幻冬舎エデュケーション・1260円)
 目が不自由な人のために音声ガイドCDも作られた。著者は染織家だったが数年前に視力が低下、今は「かすみの中にいる感覚」という。 「色彩の世界に身を置きたい」と企画、発行にこぎつけた。
 自身をモデルにした主人公が、盲導犬と沖縄の海に潜るというシンプルな物語。やさしく見守る盲導犬のまなざしと、主人公の「一歩踏み出す勇気」が描かれる。
CDでは絵の構図、色合い、表情が丁寧に説明され、波や犬の声などの効果音が臨場感を醸す。村上龍『新 13歳のハローワーク』などでも知られるイラストレーターの絵は、柔らかな色遣い。一冊で二つの「絵」が楽しめる。


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