あぁるぴぃ広島 43号


■巻頭言

 爽やかな散歩(弥生 3月)
     幹事 柏原 和孝(かしはら かずたか)(尾道市)

 私の先祖はミンダナオ諸島辺りから瀬戸内海の島に流れ着いたのではなかと思う程、私は寒さに弱く、この時期はいつも巣籠り状態です。
最近は厳しい寒さが続いていましたが、昨日は快晴でしたので久し振りに散歩に出かけました。
私の散歩コースは、尾道水道を眺めながら山の中腹のミカン畑を縫って行くものです。歩き始めて三十分ど経った頃、林の中から鶯の鳴き声が聞こえてきました。
今年初めての経験です
。びっくりするやら感激するやらで、しばらく聴き入っていました。春が近いなと思っていると、心なしか日差しも強くなっているように感じますし、いやにカラスの鳴き声に元気があるように聞こえます。
また耳を澄ますと何かの幼鳥が鳴いていることに気付きました。
 今世の中を見ますと、大震災のがれきの処理が進まない、日本海を中心に記録的豪雪、またインフルエンザの全国的な流行などと嫌なことが目白押しです。しかし、季節の春は着実に近づいています。
障害者ゆえの嫌なこともありますが、思い切って外へ踏み出しましょう。心を和ませてくれるいろんな出会いがあるかもしれません。
久々に爽やかな散歩でした。

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