あぁるぴぃ広島 45号


■ボランティア通信

 私の近況 (誰もが心地よく暮らしたい!)
             三次点訳サークル「ほおずき」村武美保子(むらたけ みほこ)

 皆さんお元気ですか? 
 昨年に続き今年の夏も熱中症騒ぎの多い暑さでしたね。でも、今は、昼は庭木に張り付く蝉の声、夜はどこからともなく聞こえる虫の声。周辺の田は黄金色(こがねいろ)の稲穂がたわわです。
 わが家では、日中の涼を取るため 雨さえ降らなければ、夕食は、母と姉と私、庭に三畳のこざを敷き、小さな、ちゃぶ台を出し、食べます。そばに蚊取り線香を炊き、一番星が見えるまで寝ころんで涼みます。最高ですよ。その空も、鱗雲が見えました。外食(?)は94歳 過ぎの母は大好きです。
 私の最近です。8月5日は障がい者のフライングディスク大会の支援で、皆さんとの再会と新しい出会いを楽しみました。
 6〜7日は、退職時の同僚3人が泊まり、夜遅くまでおしゃべりをしました。8〜10日は、元広島県立大学中国留学生が、赤ちゃんと重慶から来られた姑さんと中国友人の4人が来られました。
11〜13日は、東京に住む留学生が、「おかあさーん」と、帰省ラッシュに遭遇したバスで24時間揺られ「今度は絶対バスで帰らない」と帰ってきました。 14〜16日は、滋賀に新築した元留学生家族4人が、帰り「本物のカタツムリだー」とカメラ向けたり、「おばあちゃん蛙だー」と追っかけていました。しっかり田舎の空気吸っていました。
家は人が沢山来て嬉しい物です「来る者 拒まず、去る者追わず」の 自然体でつきあっています。
わが家の畑で収穫したばかりの夏野菜で振る舞いました。学生の頃から出入りしていた方達だから 全部片付けてくれます。掃除機で部屋中きれいにしたりで どちらが面倒見てもらっているのか?です。
 さて、19日は、ずっと続けている「耳への素敵な音色プレゼント」の行事を実施しました。今年が10年10回目の記念になり ちょっぴり大きな会場で開催しました。
点訳活動の合間の企画で、取り組みも大わらわでした。内容は12時半から島根アサヒ訓練センターの方の盲導犬のお話と実演。14時から沖田孝司さんのビオラ演奏でした。
沖田さんに指導を受けている全盲の「たいきくん」とその友人も出演され楽しかったです。「たいきくん」の小学2年生から始め、成長をずっと見てきました。PRの下手な私達、来場者が少なかったのですが、「細く 長く 楽しく 一人の方のためでも」のモットーに活動しています。
 みんなで歌いましょう と言う内容もあり 点字版の歌詞・墨字版の歌詞を作成しました。
 8月30日は始めてテニスを教えて貰えるかも知れません。そうそう、車椅子ダンスも教えてもらっています。社交ダンスさえ知らない私は、まるで幼子のお遊戯会のようです。「上手よ」とおだてられ、毎回参加しています。と言うか、だんだん辞められる方が有り、辞めるのは …… の感じです。でも、車椅子でダンスを楽しまれる方が格好良く、車椅子ダンスを見るのが楽しみです。
 この地球に住む全ての者が、心地よく日々過ごせるには、行政面もありますが、先ず当事者を十分理解して、適切な支援が有ればそれも可能と思います。
 皆さん! どこかで又、お会いしましょう。
(編集者コメント)
 三次点訳サークル「ほおずき」の村武(むらたけ)代表には北部地域(三次市)での行事でいつもお世話になっています。第3回の視覚障害者の音楽発表会を沖田孝司さんのビオラ演奏会と合同で「三次ペペラホール」で開催したのを思い出します。
今後とも私たちに寄り添っていただきますようお願いいたします。(S)


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