あぁるぴぃ広島 45号


■会員の声


1 「患者と家族の交流会(呉市)」に参加した方から
(1)福山のIです。先日の呉市での患者と家族の交流会ですが、初めての多くの参加者と家族の参加があり、意義ある行事が出来ましたね!
  わらおも掴むつもりで参加された方もあったようですね…。今回の行事で、これが基本ではないかと感じました。県内各地で行う必要性がありますね!
(2)広島市のKです。7月29日の日曜日に JRPS広島県支部の行事 患者と家族の交流会に参加してきました。初めての参加のかたも多く 家族とご一緒のかたも多くいらっしゃいました。
 本人が不安を感じているのはもちろんのこと 家族も不安に思われているのだなと 改めて感じました。
 会場にいた仲間の  見えにくくなってからの趣味やスポーツ。福祉機器などを利用しての 日常生活の話 など。
 音声パソコンや福祉機器などを直接手にし 触れてみたり 質問が飛び交ったり。とてもいい会でしたね。
 会場にいた人々は 何か1つや2つ 手にして 帰られたのではないかと思います。私も 手に入れて 帰宅しました。
 今 一歩踏み出せないと思われてる方 不安やグチをこぼしにいらっしゃいませんか? 何か役立つことがあるかとおもいます。お待ちしています。
 準備 やお世話くださった皆さん 暑い中 ありがとうございました。参加された皆さん お疲れ様でした。


2 68歳の挑戦(その2)
(前号第44号のつづきです。)
 韓国の人がにぎやかに何やら話しながら走っているようですが、歩いているのか、ゆっくり走っていてもどんどん追い越すような感じがします。
 ランニングパンツに半袖のTシャツで心地よい暖かさです。いつものように伴走者に左側を走ってもらいます。ウエストバックにハンカチ エアーサロンパス。スポーツドリンク バナナ、梅干しなどを入れて日よけの帽子をかぶって走ります。
 途中のエイドによって軽く飲み物をいただいてすぐに走りだす。急にすこし前で、「Kさん。」と呼ぶ声がする。
 その後すぐに名前を言われたのですが、 急には、わからなくてだれだったかなと考えていると「以前、ここで 伴走したことがあります。」「これは失礼。」彼は今日もだれかを伴走しているのか二人で前に足音を残して走って 行かれました。
 まだ話声が聞こえていたが、 いつの間にか取り残されたのか人の走る気配が、まったくしなくなる。
 立山や剣岳は見えているのだろうか。4年前とは、 コースがだいぶん変わっているようです。
 右の方からキジ(小鳥)のなくこえが聞こえてくる。すこし気温も上昇して、汗が額に浮かぶころ桜並木の中を通過する。木陰の下は涼しくて気持ちよくランラン気分で走れる。
 スタートからの5キロメートルを40分かかっている。5キロメートルから10キロメートルの5キロは45分かかった。エイドなどに よりみちをしたせいかな。
  いよいよランナーは少なくなって伴走者にコースを間違っていないかと 尋ねたくなるくらいです。みなさん 早いです。
10キロから15キロの5キロ 43分、20キロまでの5キロ 36分。走っている時はあまり時間は気にならなくて12時のチャイムが聞こえた時は あっ 昼かといった感じです。
 風の盆で有名な八尾駅のすぐ傍を走っているようです。電車の音が右前方から聞こえてきます。石川さゆりさんの「風の盆」が聞こえてきそうです。20キロメートルを過ぎると中間点は、まもなくです。
 ここからが 私にとっては戦いが始まります。
 エイドによって 小学生の低学年の女の子2人が「お水はどうですか。」「種を取った梅干しはどうですか。」と大声を出して、 ランナーを呼び込んでいる彼女たちに誘われて梅干しとスイカなどいただいて 前を目指して走り出す。
 彼女たちの声に励まされて 足は軽く走りやすい。25キロまでの5キロを43分で走ってきた。
 でも1キロを8分以上かかっている自分に「前 前 ゴーゴー。」と気持ちを高ぶらせる。
 トイレの洗面所で 顔を洗って頭や足などに水をかけて体を冷やして、 ウエストバックから大粒の梅干しやふくらはぎのけいれんの予防薬の漢方薬 tさんにいただいたO製薬の疲労回復薬を冷たい水と共に呑み込んですばやく コースに出て走りだす。
 伴走者のおかげで走りやすく気持ちよい。30キロまでの5キロを44分で走れた。30キロを超すとすこししんどくなったかな。
 でも気にするほどではなく ウエンズデーがルームランナーの傍で見守ってくれていたのを思うとまだまだ走れる。これからは 楽しいことばかりイメージして走り通すのだと自分にいいきかす。35キロまでの5キロを39分で通過。
 ここまで走ると残り7キロほど これからをどのように楽しみながら走るかが完走の近道。 ゆっくりあわてずに走ろうか。
 歩いている人に追いついたり 走っている人を追い越したりするようになった35キロの表示まで何とかたどり着いた。あとは7キロ 7を3キロと2キロ1キロ二つに分割して走るそうすると気持ちがずいぶん楽になってくる。
 1キロを8分ぐらいで走っているので、7キロを56分と考えずに 3キロを24分 2キロを16分残り2キロを8分2回と考えて走ると自分はつらくても頑張れます。残り5キロになると表示が1キロごとにあるので相当に楽になってきます。
 たとえば好きな人を10人思い出すと1キロ進むことができるし 好きな食べ物を10個イメージすると 又1キロ進めます。このように好きなものを 思って走っているとゴールが向こうから出迎えてくれます。
 40キロまでの5キロ41分 伴走者が残り5キロから1キロごとの表示を読んでくれて、いよいよ残り2キロ。
 エイドによって トイレを済まして 気持ちよく走りだす。残り1キロ。前方の高い所で地元のTさんが待っていてくれるそうです。コースはすこしカーブして登り坂になっているかな。
 あと200メートル。100メートル。50、30、20、10、5メートル。ゴール!
 ありがとう。伴走者と出迎えてくれたTさんに握手をする。ラスト2キロを20分で走破!42テン195キロ(フルマラソン)5時間53分55秒(伴走者計測)で完走。!。午後3時少し前です。
 暖かい肉汁をいただきながら完走の喜びにひたる。順位 男子586位総合665位です。
 身支度をしてお世話になった方にお礼を言って用意された3時半のバスて、伴走者に連れられて富山駅でビールを買って午後5時11分の特急サンダーバードを待ちます。
 待っている間にビールは空になってさらに500ミリを3本買ってくる。 伴走者はホテルで汗を流して富山空港から8時ごろの便で羽田に向かわれます。
 家につくのは二人とも11時ごろですかね。  障害者の運動の参考になればと書きました。  最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これで68歳の挑戦を終わります。

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