あぁるぴぃ広島 54号


■巻頭言


就任のごあいさつ     支部長 花田敏文

 7月の総会でJRPS広島県支部長を任せられ3か月が過ぎました。
不慣れなことも多いかも知れませんがどうぞよろしくお願いします。
まず最初に話しておかなければいけないことがあります。
一昨年JRPS本部は、法人格を取得して一般社団法人 日本網膜色素変性症 協会になりました。
さらに、今年度は公益申請に向けて準備をされています。
 この度、本部より各支部の名称を○○支部ではなく、各都道府県名の網膜色素 変性症協会に変更するよう通知がありました。
広島県支部は「広島県網膜色素変 性症協会」、略称は「JRPS広島」となります。
支部長は会長となります。
公益申請では、都道府県の網膜色素変性症協会は別の団体で、連携している団体である、という位置づけになります。
現状のままでは本部と一体化しているとみなされ、広島県支部の会計などで多大な労力が発生することを避けるためです。
各県は名称を変更して任意団体として継続し誤解されないようにするという訳です。
支部会則の変更は次回の総会(平成28年7月予定)に提案させていただくことになります。
「私たち自身で、治療法の確立と、生活の質の向上を目指す」ことに変わりはありませんし、本部と各県の役割も変わりません。
これまで通り皆で協力してJRPSを盛り上げていきましょう。
さて、少し自己紹介させていただきます。
昭和36年生まれで平日は障害者福祉の現場で職員をしています。
週末は行事で出かけることが多いのですが、サポートしてくださる方と予定が合えば山登りをしています。
みなさんは一等三角点というのをご存じでしょうか。
近代地図を作るために明治4年に東京近郊から始まり、全国に放射状に展開しながら、広島県は明治22年と翌年に一等三角点を埋設したそうです。
三角測量のためですね。
広島県内には17ヶ所の一等三角点がありまして、目下このすべてに触るというのが私の目標なんです。
125年前に設置された重さ90Kg、18cm角の一等三角点に触りたいのです。
県内の一等三角点は、彦山、道後山、星居山、大黒目山、龍王山、猿政山、岡田山、一峰寺山、鷹ノ巣山、女亀山、小田山、堂床山、宇根山、阿佐山、野貝原山、臥龍山、吉和冠山の17ヶ所です。
ということでみなさんのお宅のそばを通っているかも知れませんね。
こうして山登りをして気持ちの良い汗をかき、山頂の風に触れることができるのも、三次に8年前に目が不自由な人の山登りをサポートするボランティア組織ができたおかげです。
ほおずき山の会のみなさんありがとうございます。
JRPSにはさまざまな趣味をお持ちの方や、経験豊富な方がたくさんおられます。
交流会などが生活の質向上のキッカケとなれば幸いです。
(本部会報あぁるぴぃ118号17ページも合わせてお読みいただければ幸いです。

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