巻頭言

「出掛けて行くと良いこともありますよ」 手良西 萬里子






 こんにちは、みのりの秋 行楽の秋 本番さながら、会員の皆様におかれましては、ご健勝のこととおもいます。
あれから、50年……と、タレントさんの話を聴いてよく笑っていましたが、私も瀬戸の花嫁となって50年すぎて、 ズバリそのとおり、顔や体形がゆるんできているようですが、鏡の向こうはどうなっているのかしら?ですね。
頭の中では、まだ若いつもりでいるのかも(笑い)
 私は、網膜色素変性症と診断されたのは平成19年でした。
それから、12年と6カ月が経過いたしました。
現在の症状はスローではありますが視野が狭くなりつつあるように感じている昨今です。
 しかし、今まで落ち込むこともなく生活を過ごせる事は、一番にJRPSに入会してからでした。
あたたかい雰囲気が何とも言えない交流は、本当に良いものです。
その他、視覚障がい者のロービジョンの集いや、いろいろな視覚障がい者の会に入って活動に参加しています。
 先日、ある視覚障がい者の会にて、災害時の避難方法の講演を聴きました。
近年は、異常気象と言ってよいかわかりませんが、甚大な被害が多く感じています。
このようななか、どのように命を守れるか、状況にもよります。
いざとなった時、本当に迷ってしまいます。
最近耳にする言葉で、自助、共助も大切との内容もありました。
公共の集まりや、ご近所とのつきあいも大切だとか…言いにくい面もありますが。
 すこしでも外出できたら良い事もありますよ。
わたしはそれを求めつづけたいと思っているところです。
これからもJRPSの活動にてお会いしましょう。
 最後に、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

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