活動報告








☆11月 9日・10日(土・日曜) 中国・四国地区リーダー研修会(香川県)
☆11月17日(日曜) アイフェスタinふくやま (福山市)
☆12月14日(土曜) スマートスピーカー体験学習会(広島市)
2020年
☆ 1月25日(土曜) 久しぶりに呉市で交流会開催(呉市)
  3月 7日(土曜) 鞆の浦仙酔島の散策と昼食交流会 (福山市)
       → 新型コロナウイルス拡散防止のため中止
  3月28日(土曜) 役員会(広島市)
       → 新型コロナウイルス拡散防止のため中止 

■11月 9日・10日(土・日曜)  中国四国リーダー研修会に参加して

福山市  I さん 

中国四国地区リーダー研修会に、私も広島県から参加させてもらいました。
広島県も各方面からなので、岡山からは同じマリーンライナーでした。
10名の参加です。
早めに到着しましたので、シンボルタワーの最上階に上がってきました。
そして早めの昼食です。
香川と言えばうどんですので、うどん店に入りましたが、期待した讃岐うどんではありませんでした。(苦笑)
早めに会場に入りました。
お陰様で前の方に座らせてもらいました。
この度の香川の方は頑張っておられるのにも驚きました。
初めてのリーダー研修会でしたが、中身も濃くいっぱいでした。
130名の参加者だったようです。
演題『さぬきうどんの歴史と文化について』ですが、これを聞くために昼食はうどんでした。
納得する部分もありました。
演題『補装具・日常生活用具の給付制度と運用』についてですが、どこも同じになっているはずですが、柔軟に対応するのか、しないのかによって変わってくるようです。
各県の発表「魅力ある地域協会をめざして」…ですが、どこも高齢化で若い者が入ってこない問題があるようですが、
香川県は保健所や難病センター等と上手い関係を作っておられるようで、若い方が多く入られておられました。
またこの度のリーダー研修会を会員全員で取り組まれておられるのにも感心させられました。
やっぱり人数よりも、皆さんの意識と協力が必要なんだなあと感じました。
懇親会の各テーブルには香川県の方が数人ずついらっしゃいました。
初日の最後の講演では、『魅力ある地域協会作りへの提言』を日本網膜色素変性症協会 理事長 佐々木 裕二さんが締めくくられました。
中身の濃い1日目の研修会でした。
宿泊ホテルは別棟となっていまして、そちらに荷物を置いて懇親会場に移動です。
研修会場の隣となっていました。
お待ちかねの交流会と懇親会です。テーブルの名前が瀬戸内の島の名前で各テーブルごとに参加者の自己紹介があったので、 あぁあの人も来られておられるんだなあと懐かしく耳を傾けていました。
懇親会の人数は107名とか言っておられましたね。
この度の宿泊ホテルは、 JRホテルクレメント高松です。
広島のメンバーは1部屋に集まって飲んだりしゃべったりと11時半までいましたが、私の限界の時間を大幅に過ぎていましたので、皆さん解散となりました。
2日目の開会は9時からです。
●トピックス 『香川発ウェアラブルデバイス』
講師:(株)Raise the Flag. 中村 猛さんでした。
中村さんとは9日の昼食を一緒にしました。
視覚障害者に便利な機器を開発されています。
お湯などの量が測ることが出来て、色をしゃべってくれる機器です。
詳しくは以下のHPでご覧ください。
Raise the Flag | No one will be left behind.
ー 誰ー人取り残さない社会の実現を目指して ー
https://rtf.co.jp/
●公開シンポジウム『共生社会実現に向けて」
  @題「障害者差別の解消に向けて」
   講師:香川県障害福祉課 課長補佐 奥澤 修様 
A「香川でのスマートサイトの取り組み」
 講師:かがわ総合リハビリテーション病院 眼科医 星川 じゅん先生 
B「視覚障害者福祉センターの役割」 
 講師:香川県視覚障害者福祉センター 館長 岡 悦子様 
C「JRPSの立場から」
 講師:日本網膜色素変性症協会 支援理事 白崎 正彦様 
 それぞれの方より20分間の説明がありました。
・司会は香川県立盲学校(JRPS香川会員)   山下 陽輔さんでした。
休憩をはさんで、質疑応答・意見交換でしたが、時間の関係で数名から質問がありました。
その後に閉会行事です。次年度開催県からの挨拶で、広島県の花田会長から次年度の開催日と会場についての説明がありました。
 この度の担当の香川の上村会長を初め多くの役員や会員の方々のおかげで良い研修会が出来ました。香川の皆さん 本当にお疲れ様でした。
そして多くのボランティアの皆さん、最後まで案内をしていただきましてありがとうございました。
助かりました。また各県からの参加の皆さん 御疲れ様でした。

■11月17日(日曜) アイフェスタinふくやま(福山市)
福山市  S さん
私は相談コーナーでご相談を受けました。
なお、JRPSカレンダーの販売も行いました。
@ 参加人数について
 ・アイフェスタ来場者数 266人
A 記念講演会 90人
   講師 立花明彦先生
B 相談コーナー 15人
C 防災コーナー 67人
D 点字クラブ紹介 50人
E 体験コーナー
   点字体験 38人
   音声パソコン体験 37人
 ・盲導犬コーナー 来場者多数
   盲導犬体験歩行者 9人
F 参加者交流広場  266人

■12月14日(土曜) 「AIスピーカー」と「スマートホン(iPhone)体験学習会」に参加して
福山市  I さん
広島市の心身障害者福祉センターで「AIスピーカー」と「スマートホン(iPhone)体験学習会」がありました。
 午前中は広島市視覚障害者情報センターの志摩講師の説明でAIスピーカーの体験会でした。
参加者は23名(視覚障害者当事者は16名)だったようです。
志摩さんは中途視覚障害者でVICで活動しておられます。
広島市視覚障害者情報支援センター(VIC) | ひろしま情報a-ネット
http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/dantai/archives/p-1019817367607.html

 そこで今日の参加者の中で、すでにAIスピーカーをお持ちの方は3人でした。
スマートホンをお持ちの方は殆どと言っていいほどでした。
見えないので判らないのですが持っておられない方が4人ぐらいだったと思います。
今日のスマートスピーカーは、AmazonによるAIアシスタント「Alexa」とGoogle miniでした。
それぞれ特徴があるようです。
スマートスピーカーは音声対話型のAIアシスタントに対応しており、主にこちらから話しかけることで様々なアクションを実行できます。
可能なアクションは、検索エンジンを用いた調べ物、ニュースの読み上げ、音楽や動画の再生、家電の操作、ちょっとした雑談まで、多岐にわたります。
Googleは500に対し、Alexaは2,000のようです。
「今日の天気は」とお願いすれば今日の天気を教えてくれます。
勿論、明日の天気も教えてくれます。
「ラジオ」・「ニュース」・「音楽」・「お店や役所の住所や電話」も教えてくれます。
計算は得意です。目覚ましや何分後にタイマーをセットして鳴らしてくれます。
とにかく便利ですが、決まりごとがありまして、Googleの場合は、「OK Google」としゃべってから、例えば地球一周は何キロですかとしゃべります。
地球の外周は480075キロメートルとしゃべってくれます。
赤道の距離と北極から南極のキロ数とは違いますけどね…! 
「Alexa」の場合は、最初にアレクサとしゃべってから問いかけてください。
また家電を操作することも出来ます。
家電製品と連携することで、家電に音声で命令を出すことができます。
電源のオンオフや、簡単な操作が可能となります。
例えば、照明のOn/Off、エアコンのOn/Offや温度調整なども可能のようです。
 多くの方が体験されていました。
このスマートスピーカー(AIスピーカー)ですが、無線ルーター(WiFi)が必要です。
そして設定にはスマートホンが必要です。
 午後からはスマートホンの体験会です。
午後からは他の行事と重なっていて、参加者が少し減りました。
当事者が12名ぐらいだったと思います。
午後からはVICのメンバーのお二人で進めていかれました。
iPhoneで進めていきますが、iPhoneをお持ちの方は7名で、androidの方が3名のようでした。
その他にまだお持ちでない方もおられました。
広島市ではVICの方でサポートもされておられるので、習うには良い環境があるなあと思いました。
 アイフォンなんですけども、何でandroidでなくiPhoneなのかと言うのは理由があって、iPhoneのOSと言うプログラムの心臓部分、IOSと言うんですけどもそれが操作します。
そのバーョンがどのiPhoneを使ってもみんな一緒です。
常にみんな同じようなOSの状態であると言うことと、それに常に最新の状態であると言うことだそうです。
 そしてiPhoneにはボイスオーバーと言う昔からの機能がありますので、視覚障害者には使いやすいです。
 androidと言うのはドコモ、AUとソフトバンクがありますが、同じメーカーでも機種によってバージョンが違う。
そうすると操作も全く違ってくるんです。
操作が違うと使い勝手が悪く、versionアップも行われない。
各メーカーでいろんなことが起きてきます。
なので使いにくいのです。
今話題の「Seeing AI」のアプリについての説明と体験もありました。
視覚障害者の「目」を代替する「Seeing AI」
https://japan.zdnet.com/article/35146297/

Seeing AI はユーザーの周囲の状況について説明する無料アプリです。
視覚に障害のある方のコミュニティのために設計されたこの継続的な研究プロジェクトでは、AIの機能を活用して、視覚の世界を開き、近くの人、テキスト、オブジェクトについて説明します。
VoiceOver と共に使用するために最適化されたこのアプリでは、次を認識できます。
○ 短いテキスト - カメラの前にテキストが出現するとすぐにそれを読み上げます。
○ ドキュメント - 音声ガイダンスを提供して印刷されたページをキャプチャし、元の書式設定と共にテキストを認識します。
○ 製品 - オーディオ ビープ音を使用してユーザーをガイドし、バーコードをスキャンします。使用可能な場合は、名前とパッケージ情報を読み上げます。
 (iPhone 6 以降で動作)
○ 人 - 人の顔を保存して識別できるようにし、推定される年齢、性別、感情を取得します。
○ シーン (早期プレビュー) - キャプチャされたシーンの全体的な説明を読み上げます。
○ 通貨 - 紙幣を認識します。(iOS 11 が必要)
○ 色 - 色を識別します。
○ 明るさ - 周囲の環境の明るさに対応するブザー音を生成します。
○ 他のアプリの画像 - [共有] および [Seeing AI で認識] をタップするだけで、メール、写真、Twitter などの画像について説明します。
○ 写真の閲覧エクスペリエンス - 電話にある写真について説明します。

Seeing AI は、クラウドと人工知能の能力を活用して、さらに多くのことを達成できるように構築されています。
研究が進むにつれて、より多くのチャネルが追加される可能性があります。
しかし、このSeeing AIですが、iPhoneのみに対応していますので、残念ながらandroidでは使えないようです。あしからず…!
 そんな感じでのiPhoneについての説明と体験でした。
確かに視覚障害者に取ってもiPhoneは便利ですが、ガラケーより利用料が数倍となります。
家では無線ルーター(WiFi)があれば無料で使えますが、その辺との組み合わせで毎月のコストも変わってきます。
また使いこなすには慣れるまでが大変です。
若い方の場合はすぐに使いこなせますが、老体ではなかなか覚えられないのが現状です。
福山でも月に2回のiPhone勉強会をやっていますが、何度習っても覚えられません。(苦笑)

■1月25日 (土曜)久しぶりに呉市で交流会開催
広島市  M さん
1月25日に呉市で交流会を開催しました。
21人の当事者とご家族・ガイドさんのご参加です。
午前中は 広島県視覚障害者情報センターの協力で本部主催行事の講演会の映像を上映しました。
なかなか聞くことができない講演内容に参加者の皆さんは興味津々です。
午後は最初に、広島県視覚障害者情報センターのかたに施設の説明をしていただきました。
広島には2つの視覚障害者情報センターがありますが、広島市視覚障害者情報センターは視覚障害者向けの情報通信機器や日常生活用具に関する情報提供等をして、
広島県視覚障害者情報センターは以前は点字図書館といってたように、広島県内の視覚障害者を対象に点字・録音図書や雑誌の製作貸出、図書情報の提供、中途視覚障害者への点字指導などの事業を行っています。
  広島県視覚障害者情報センター
       〒732-0009  広島市東区戸坂千足2丁目1−5 TEL:(082) 229-7878 
HOYAの暗所視支援眼鏡の体験会も開催しました。
以前体験した時より視野も広角カメラレンズで広い範囲が見えるようになり、進化してますが、
この暗所視支援眼鏡の効果が感じられない人もおられ、特に視力がほとんど残っていない人や中心視野がない人には残念ながら必要のないものですが、
網膜色素変性症が発症し日々の生活に不安を感じ始めた人たちにとっては、様々な情報と合わせて大変有効なものと思います。
その後、日頃の悩みや工夫していることなどを話し、充実した一日でした。


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