9月23日は網膜の日
私たちの眼の奥には『網膜』という光を感じる膜があります。
そこが壊れると、暗いところで見えにくくなったり、視野が狭くなったりします。
完全に失明していなくても、歩くときには白い杖が必要になってくるのです。
網膜の病気は、外見からは視覚に障害があるということがわかりにくいのです。
見えているのにわざと白い杖をついているのではないかと不思議な顔をされることがあります。
電車・バスで席を譲られてスマホを見たりすると、
「見えてるくせに見えないふりをしているのではないか?」
そう思われることもしばしばあります。
しかし、実際に五円玉の穴ほどしか見えていなかったり、ものがゆがんで見えたり、スマホを見ることができても、白杖を使わないと安全に歩くことができないのです。
どうか、網膜の病気を理解してください。
なぜ、9月23日を[網膜の日]と決めたのでしょうか?
9月23日は、昼と夜の長さがほぼ同じになります!
明るさは、網膜の病気の抱える患者にはとても重要なのです。
夜が長くなると、歩ける時間がどんどん短くなります。仕事に行けなくなることもあります。網膜細胞が破壊されると、明るい昼間の長さということがとても重要になります。網膜色素変性症、緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、網膜剥離など、網膜の病気はさまざまです。
これから、9月23日は毎年「網膜の日」です。このような病気があること、そして、白い杖をもっていても「完全に見えない」のではなく「見えにくい」人もいるということをわかってください。
白い杖を見かけたら、ぜひ「何かお手伝いしましようか?」と声をかけてください!
連絡先
公益社団法人日本網膜色素変性症協会
電話:03-6261-0321 Eメール:info@jrps.org