JRPS山陰支部設立20周年記念式典の報告です

去る7月11日(土)・12日(日)に山陰支部設立20周年式典&総会・交流会をホテル宍道湖(松江市)で開催しました。

当日は、台風の影響なのか気温が今夏初めて30℃超えの大変暑い日となりました。
島根県下は、元より徳島県支部、広島県支部、岡山県支部の会員様や東京から日本網膜色素変性症協会理事長の金井様にもご参加いただきました。

また、来賓には、島根県健康福祉部より障がい福祉課様、健康推進課様また、県下各保健所の保健師様や島根県眼科医か会会長様、島根・鳥取各難病相談支援センター様、難病全県的患者会様など、多数ご臨席を賜りました。

今回の式典を開催するに当たり、視覚障害者の会員にホテル館内(宿泊室含む)の案内文を前もってメールか拡大文字の墨字で送付して、予備知識を頭に入れて来場していただければ、少しでも不安な気持ちが解消するのではないかとの思いから作成しました。また、併せて、歩行用ゴムマットの「歩導くん」の敷設、てくてくガイドでの玄関・トイレ・エレベーター・会場入り口に設置し、案内文の補助としました。また、ホテル職員の方の手引き研修の実施、宿泊室のドアノブにランドマークを架けておくなどの設置を実施しました。

開会挨拶では、安部支部長より支部設立の1~2年前から故荒木初代支部長が中心となり新聞などマスコミを通して呼びかけをしたところ約80人の患者家族が集まり1995年2月5日にライトハウスライブラリーで第1回目の集まりがあり、国立リハビリテ-ションセンターの久保先生の講演を聞いたことや各県支部の中では、最初の支部設立の運びとなったこと。設立には、ライトハウスライブラリーの当時の館長様を始め、職員の方々にも尋常ならぬお世話になったことなどの紹介とお礼を述べました。
支部設立から現在まで多大なご支援、協力をいただいた方々に安部支部長より感謝状並びに記念品が贈呈されました。


安部支部長 開会挨拶の写真です。今日はいつもより緊張の様子です。


感謝状贈呈式の写真です。演題の前で安部支部長より浅野 紳様が感謝状を授与されています。

続いて、来賓挨拶では、島根県健康福祉部課長の平岡様、島根県眼科医かい会長の清水先生、ライトハウスライブラリー施設長様の順にお祝いの言葉をいただきました。
眼科医の清水先生からは、ロービジョンケアの考え方が最近になり特に注目されていて、今現在の視力を最大限に使って日常生活[QOL]の向上を計ることがより豊かな生活が営める。医師だけでは実際に患者がどんな見え方をしているのかやどんなことに不便さを感じているのか診察時間には制約があるので医師と患者の交流やまた、し能訓練し、歩行訓練しなどチームで取り組まなければならないこと。3年前から当患者会との交流が出来てきたので今後もより情報を共有して行きたいなどのお話でした。


島根県障害福祉課 平岡課長の来賓挨拶の写真です。


島根県眼科医会 清水会長の来賓挨拶の写真です。


島根ライトハウス ライブラリー 荒木施設長の来賓挨拶の写真です。

基調講演では、まず、島根県視覚障害者福祉協会会長の小川幹男氏より、障害者差別解消法が来年に施行されるに至り島根県や市町村でも条例が制定される動きがある事。我々障がい者自身がどんな時に不平等を感じるかを率直に意見を述べることが大事であること。視覚障害者の補装具は白杖だけであることや各市町村で日常生活用具がかなり違ので各市町村の福祉関係の担当者に研修会を実施してなるべく用具機器を増やしてもらうこと。島根県職員採用試験でも障害者枠でやっと点字での試験問題が作られたことなどのお話をいただきました。
何よりも視覚障害者である本人から声を挙げ、社会や行政に訴えることが引いては障害者の権利の取得に繋がるとの講演でした。


島根県視覚障碍者福祉協会 小川会長の講演の写真です。


式典会場の写真です。正面にステージの上に演台があり上には「日本網膜色素変性症協会山陰支部設立20周年式典」と書かれた看板があります。丸テーブルが8台あり真剣に小川会長の講演を聞いています。

続いて、ライトハウスライブラリーとプロジェクトゆうあいより、それぞれの事業内容や展示ブースの紹介があり、休憩に入りました。

次のプログラムは、支部設立からの歩みについて、4人の方から支部設立前からその後の苦労話や全国36支部ある内で第1番目の設立がここ山陰支部だった事。患者が集まる機会が出来た事が不治の病だと先刻された患者にとってどんなに救いとなったかなど涙ぐむ場面もありましたが、当協会理事長からも全国支部の中で長男坊として他支部をひっぱていってもらいたいとの言葉もありました。

このプログラム中で、網膜基金の募金箱をまわしたところ多数の方々より心温まる支援をいただきました。


日本網膜色素変性症協会 金井会長のお話の様子の写真です。


石倉ひとみさんと奥 美和子さんの対談の写真です。ステージ上で長テーブルに二人で座ってお話をしています。

次では、いよいよお楽しみのやまんちゅさんによるトーク&コンサートが始まりました。ボーカルのみんみんさんは病名は違いますが緑内障を持ちながら、コンサート活動を行っています。主には沖縄の音楽が得意のようです。
沖縄の楽器の三味線とカスタネット(?)みたいなもので演奏されました。全4曲の内ふるさと他1曲を全員で歌いました。後で聞いた話では、歌より夫婦漫才(トークの方がうけたとのご意見がありました。やまんちゅさんには内緒の話です。
会場が一つになって盛り上がりました。アンコールでもう1曲歌っていただき終了しました。


やまんちゅさん二人の写真です。ミニスカート?のみんみんさんが歌っています。

今日の最後は、懇親会です。JRPS本部理事長の乾杯のご発生で宴会が始まりました。
まずは、当ホテルの料理長より本日の献立と料理の説明がありました。懐石料理で10品(?)ほどありましたでしょうか。みなさんは、せきを切ったように懇談が始まりました。円卓テーブル内での自己紹介でも始まっているのでしょうか。30分ほど歓談のあと一人ひとり、自己紹介と今の思いについて1分以内でのスピーチが始まりました。

支部設立時(20年前)の思い出を語る方、山陰支部に入会して気持ちの上で救われた事、病気がなかなか受け入れなくて辛かったこと、盲学校の学生生活は、勉強さえなければパラダイス(?)など涙あり笑いありの自己アピールタイムも終わりました。
最後に鳥取難病相談支援センターの佐々木様より一本締めで閉会しました。


懇親会の様子の写真です。会場の後ろから移しています。みなさん楽しそうに語り合っている様子です。

その後2次会では、宿泊の方により話が弾んだようです。女子会で温泉1泊旅行も決まったようです。

翌日12日は、朝食後に定期総会が始まりました。
昨年の山陰支部の活動報告・決算や本年度の活動計画及び予算案が承認されました。

総会の終了後は、ホテル宍道湖の送迎バスに乗車して、宍道湖遊覧船白鳥号の第1乗船場に向かいます。

到着してみると、霧雨が降っているではないですか。涼しくていいくらいでしたので、あまり気にせず、白鳥号に乗船を開始しました。
乗船には、スロープと手すりがありましたので、みなさんは、安心して乗り込む事が出来ました。また、船長さんの何段下がりますとか適切な誘導もありました。
やがて、船は、静かに出航しました。

船内では、観光の説明がテープで流れています。
大橋川に架かる4つの橋、特には、松江大橋の難工事には、源助が人柱になった事や銅像が松江大橋南図目の源助公園にあることです。見た目には河の流れはないように思いますが、結構速い流れがあるようです。
船は、4つの橋をくぐり、嫁が島のすぐ北側を通過します。思ったより島が大きく松の木も何本もあるのが見えます。また、嫁が島の悲しい伝説がテープで流れてきます。
湖面は、なぎ状態でほとんど揺れません。
どの時点でUターンしたのか判らないほどゆっくり走行しています。
あっという間に約60分のクルージングが終了しました。

またの機会には、サンセットクルージングやしじみ漁の時間に乗船したいものです。
船を降りて1泊2日の予定はすべて終了です。


白鳥号の船を外から白い全体を映しています。64人乗りです。船体には黄色いしまねっこのイラストが描かれています。


白鳥号の内部の写真です。船の操縦席隣から後ろを映しています。みなさんは外を見ています。

この後は、希望者で出雲そばと鯛めしの昼食ごに松江城店主に登りました。
雨はだんだん激しくなったり、止むことはありませんでした。
午後4時に解散となりました。本当に長ーい2日間でした。
みなさま、お疲れ様でした。

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