中国・四国ブロック研修会 in 広島 開催報告

報告者 山陰網膜色素変性症協会 事務局長 矢野美和子

10月14日(土)の午後から15日(日)の午前に、広島県広島市西区にありますホテル広島サンプラザにて中国・四国ブロック研修会が開催されました。参加者数は、会員・家族とガイドさんを含めて80名の参加があり、その他に講師、助言者、ボランティアさん等、多くのみなさんのご支援とご協力があったと広島の花田会長さんよりお聞きしました。

また、3年ぶりの開催ということもあり、会場は初日から熱気ムンムンで、「お元気でしたか」とか「お久しぶりですね」というごあいさつが会場のあちらこちらから聞こえてきました。みなさんコロナ禍の中でお出かけも自粛されていたと思いますが、3年ぶりに再会できた喜びを実感されたようでした。

一日目の講演では、「視覚障害者のICT活用」という演題で、広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授の氏間和仁さんのお話でした。その後に10個の体験と情報交換メニューがあり、前半後半に分かれて希望のコースを体験しました。体験と情報交換メニューは以下の通りです。

1.文字認識読み上げアプリ体験、2.読み上げ読書器体験、3.白杖体験、4.アロマ体験、5.ユース&ミドル世代の交流、6.移動端末とアプリの話、7.パソコンとアプリの話、8.スマートスピーカーの話、9.日常生活用具の話、10.おしゃべりサロン。

体験コーナーでは12名の助言者の方のご協力があり、体験・交流会の講評を、広島県立広島中央特別支援学校 高等部主事の細川義之さんがお話されました。夜の懇親会では、ミニ演奏会と参加者の自己紹介等で大いに盛り上がりました。

二日目は、「組織運営の取り組み」というテーマで各協会長さんの発表があり、その後に本部理事による本部の取り組みのお話がありました。その後の講演では、「生活を豊かにするヒント ロービジョンケア」という演題で、つじ眼科院長の辻拓也さんがお話されました。辻さんは久留米大学医学部眼科学講座・人間健康学部スポーツ医科学科、非常勤講師、日本パラスポーツ協会パラスポーツ医等の肩書をお持ちです。

あっという間の二日間でしたが、広島県の花田会長さん、事務局長の村重さんをはじめ役員のみなさんには、準備から当日の進行等大変お世話になりました。中国・四国地区の網膜色素変性症協会の会員さんが一堂に会して、参加型のグループ別体験や交流会、情報交換会、ロービジョンケアを学ぶ等の盛りだくさんの内容で、とても有意義で充実した時間を過ごすことができました。

山陰からは松江市、出雲市、浜田市、益田市から10名のみなさんと参加をしました。

ここから写真が2枚あります。


  • 講師の広島大学大学院人間社会科学研究科 准教授の氏間和仁さんが、視覚障害者のICT活用という演題でお話されている様子。

  • 会場のステージで、中国・四国地区の各県会長さんたちが、協会の運営や課題等を発表しておられる様子。

(写真説明はここまで)

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