徳島支部設立総会を終えて(徳島支部)


支部長 野尻 許子

 2004年2月22日、四国で初めて全国で25番目の徳島支部設立総会

が開催されました。連絡会から6年目、2002年12月に開催した「1日医

療相談会」から1年後に、支部として結実することができました。

 設立総会当日は春のような暖かさと、大勢の参加者で熱気溢れる状況

でした。午前中は、会則の決議、役員の選任、16年度の事業計画、予算

の決議と、滞りなく議事終了、続いて釜本会長の挨拶、来賓の県健康増

進課 小笠原課長補佐、徳島保健所 石本長、県立盲人福祉センター原所

長のお三方からそれぞれに心温まる激励のお言葉を頂戴しました。その

後、全国の支部から寄せられた祝電、お祝いのメッセージをご披露しまし

た。多くの方の応援ありがたく身にしみました。

 午後からは、この度、徳島支部にご入会くださった徳島大学医学部視覚

病態学助手の四宮加容先生から「網膜色素変性症ってどんな病気?その

つきあい方は」と題してご講演をいただきました。とても分かりやすくお話し

てくださり、加えて先生が徳島大学付属病院眼科で担当しておられるロー

ビジョン外来の紹介や、QOLを高める工夫などについてもお話くださいま

した。講演会には、約100人の参加があり、活発な質疑もありました。

 最後の交流会では、岡山、高知、愛媛から駆けつけて来てくださった会

員の方も交えて全員が発言しました。「思い切って今日来て良かった」「早

速入会したい」などのこれからの支部活動に力強い言葉をいただき感激し

ました。今後は、皆で力を合わせ、お互いに前向きに生きていく元気とエ

ネルギーを与え合える、生き生きとした活動を目指したいと考えています。

最後に、会場の設営、受付、誘導とお手伝いしてくださった難病ボランティ

ア「ねきの会」の皆さんに厚くお礼申し上げます。


徳島支部設立総会に出席して


鈴木 昭子

 一人で電車での旅、高松で乗り換え、徳島着4時53分。ホテル名を駅

員さんに聞く。すぐ隣ですが案内しますよ、との嬉しい一言。まだ明るいの

で大丈夫です、と、すでにボランティアのありがたさにひと安心。ホテルで

はフロントで書類を出し、部屋まで案内してもらい、徳島での一泊の始まり

。夕食をすませシャワーを浴び、明日の会にと早くベッドに入る。

 翌日2月22日はすばらしい晴天。ホテルから会場までタクシーで行くと、

すぐにボランティアの人の手を借り、2階の会場へ。みんな初対面でした

が、同じ愛媛県から来た松浦さんに会えました。期待して待つ娘さん同伴

で、自己紹介。私よりまだよく見えるようなので安心でした。

 盛大な会合。釜本会長さんは、私達と同じ難病とは思えない、はつらつと

された方で、すばらしいお話でした。さすがと感心。総会が終わると、松浦

さんは娘さんの車で帰るとのことで、3月17日松山で会う約束をして別れ

ました。

 交流会では、みんなが見えにくいと発言。終わってホテルへ着き自宅へ

電話すと、療養中だった嫁の子(孫女)が亡くなったとの知らせ。明朝一番

の電車をホテルの人に取ってもらって、重たい気分でベッドに入りました。

 翌朝7時3分徳島発、9時53分伊予三島着の電車で帰りました。駅では

駅員さんが次の駅に連絡をしてくださって、全部手を貸してくださり、乗り

降りがスムーズにできたことを感謝。ありがとうございました。孫の死はシ

ョックで、つらいことでしたが、有意義な会に出席でき皆さんのパワーをい

ただいて、私も頑張ろうと思いました。ありがとうございました。    

鈴木昭子 四国中央市三島金子3丁目3−6



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