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「補聴器を新調」

小泉 貴


 私はこの度、補聴器を新調しました。最近、家内から聞こえが悪くなったんじゃないの!?と言われ決心しました。ちなみに家内の補聴器はデンマーク製のものでした。私は子供の頃からずーっと日本製のものを使用してましたが今回は家内のと同じメーカーの製品にすることになりました。うまい具合にデンマーク製補聴器メーカーの支店がなんと、函館にもありました。そして、まずは私の聴力を診てもらいましたが、なんとかまだ音を聞き分ける力はあるとのことでした。日本製の補聴器はただ音を大きくすれば良いというだけの感があるが、デンマーク製のは実際に多数の聴覚障害者にモニターしてもらい作っているとのこと。しかも、最近の機種は個人個人の聴力に応じてコンピューターでその場でプログラミングしてくれるのです。実際に装着してみると、違いは歴然。人の言葉の子音がよくわかります。この子音がよく聞こえるというのは相手の言葉の意味がよく聞き取るのにはとても重要なことだそうです。でも、子供の頃から日本製の音に慣れている耳には最初のうちはストレスがかかるので、しばらくは様子を見ないといけないそうです。 また、自分の耳の型をとってその人に合ったイヤホン(イヤモールド)も作ってもらいました。私がそういうものを全く知らなかったことに店の人は驚いてました。

「そういうことも前のお店の人は教えてくれなかったの?」

と、呆れていました。うーん、私は何の疑問も持たず30数年も過ごしていたんですねぇ。そして、出来上がったイヤモールドをつけてみると、まだ慣れないせいか、圧迫感を感じるもののピタッとはまっていて、音の抜けがなくてなかなかよろしいです。これだとジェットコースターに乗っていても、はずれないというから驚き。でも、確かめる気はしませんが……。

 さてさて、これから新しい補聴器とうまく仲良くなれるか楽しみです。ちなみに日本製の名誉のために、付け加えますがちょっと高価ですが最近はデジタル式の補聴器は性能がとても良いとのことです。

 それからいくら外国製の補聴器でも外国語が分かるようになるわけではありません、あしからず。

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