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子育て奮戦記

三重県 P.N 育児奮闘中ママ


「どうしよう・・・。」私が3人目の子供を妊娠して、まず思ったことです。私がRPだとわかったのは、すでに子供を2人出産した後でした。RPが遺伝性であることや、妊娠・出産でのストレスを考えると、もう子供は産んじゃいけない、と考えていたからです。ところが予定に反して授かってしまいました。周りでは出産に反対する人もいましたが、私と夫の気持ちは「産んであげたい」でした。不安はいっぱいでしたが、せっかく授かった命を殺すことはできませんでした。「何とかなるだろう」と心を決めて出産にこぎ着けました。

 今、3人目の子は2か月を迎えました。目が合うとニッコリと笑いかけてくれるようになり、そのかわいらしさに「やっぱり産んで良かったなあ」と心癒される毎日です。一番上が5歳、二番目が3歳なので今はとにかくもうバタバタとあわただしく、髪を振り乱している毎日です。

 RPだと子育て中もいろいろと困った事が起こります。まだ赤ちゃんで寝ているだけの時は良いのですが、動き出したら大変です。視野が狭くて下が見えないので我が子をしょっちゅう蹴飛ばしてしまいます。最初の頃はこのことで落ち込んだりしましたが、いちいち悩んでもしょうがないので今は「あー、ごめん、ごめん」ですませ、軽くあしらっております。スーパー等でも子供を見失うことがあって買い物も緊張の連続で大変疲れます。最近はインターネットで注文をして、食材を持って来てもらうスーパーの宅配もあります。こっちの方が家にいながら楽しくお買い物ができて楽チンなので利用していますが、ホント便利な世の中になったものです。子供が大きくなってくると助けられることもあります。暗いところでは手をつないで誘導してくれる、探し物が見つからない時はサッと見つけてくれる、電子レンジの音に気づかない時は「ママー、ピッピッ鳴ってるよー」と教えてくれたりします。

 こんな子供達が大きくなる頃、私はいったいどんな状態になっているのかな?女の子なので花嫁姿をこの目で見てみたい。孫も見てみたい。そのためには少しでも早く治療法が見つかる事を願ってやみません。


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