あぁるぴぃJRPSちば会報135号


■ 活動報告
★ミニミニ交流サロンのご報告
◆「千葉サロン」2月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 2月11日(金)に開催を予定していましたが、オミクロンの感染があまりにも拡大しておりますので、中止にさせていただきました。当日は祝日でもあり、いつも参加できない方も来ていただけるのではないかと思っていましたので、とても残念です。コロナ禍が収束して、一日も早く交流会で皆さまとおしゃべりできる日を願っております。



◆「千葉サロン」3月のご報告
千葉サロン担当 大野 真知子
 3月11日(金)は開催日でしたが、蔓延防止中ということもあったのか残念なことに参加希望がありませんでしたので、お休みにさせていただきました。来月は4月8日(金)です。皆さまのご参加を積極的にお誘いできるような状況になっていることを期待します。



◆「柏サロン」2月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
 2月20日(日)に開催を予定していましたが、最近のコロナウイルス感染症の状況を勘案して中止することにしました。患者数は1月よりもさらに増えていますし、まだ収束する気配はありません。そろそろ第6波感染のピークにさしかかるのではないかとの見方もありますが、3回目のワクチン接種もあまり進んでいないようですし、皆さんもこの時期十分注意をしていただきたいと思います。3月20日の柏サロンまでには、状況も落ち着き開催できるようになることを願っております。
◆「柏サロン」3月のご報告
柏サロン担当 小川 博康
 3月20日(日)は、朝から晴れていましたが風の冷たい一日でした。お彼岸でお墓参りなどの行事もあって、参加できない人もいましたが、当事者7名、当事者の家族1名、ヘルパーさん1名の9名参加でした。家族の方は当事者とともに初めて柏サロンに参加の予定でしたが、当事者が体調を崩したとのことで今回は家族の方だけの参加となりました。
 初めて参加される方もいましたし、1月・2月はコロナ対策でお休みして3ヶ月ぶりの柏サロンでしたので、まずはそれぞれの目の症状と最近のトピックスについて話してもらいました。
 最近、障害者手帳を申請して交付されることになった方は、JRPSに入会手続きをするとのことでした。家族として参加された方は、当事者本人についていろいろ心配している様子で、病気のことや生活上のアドバイスが欲しいようでした。次回は本人と一緒に参加したいとのことでした。
 話題として、視覚障害者のQOLを豊かにするための機器がどんどん開発されており、それらの機器を活用することが重要との話になりました。今回の参加者にはまだ見える(ロービジョン)の方も多く、そういう方が活用できる製品(QDレーザ)の紹介もありました。価格が45万円と高いのですが、すでに助成金対象機器として認定している自治体もあるようです。
 RPの症状が固定してしまうと、あまり眼科を受診しなくなる人もいるが、年に一回程度の受診は必要との意見も出ました。RP以外に緑内障や白内障を発病していても、RPの患者の場合に気がつかないこともあるので、定期的な受診は必要との意見でした。私もコロナ対策を理由に、2年ほど受診していないので、近いうちに受診しようと思います。
 JRPSちば主催のオンライン交流会の体験談や、ダブルレインボー音楽会の話題もありました。最後は、バリアフリー上映会、カラオケ、ボーリング大会などいろいろとイベントの話が出て散会となりました。




★オンライン交流サロンのご報告
◆2月のご報告
担当 渡辺 友資枝
 2月19日のテーマは「ラジオ」。ラジオ大好き!ラジオをもっと活用したい!という10名が集まりました。オンライン交流サロン初参加という人も2名いらっしゃいました。
 まずは、3回目のコロナワクチン接種を中心とした近況報告のあと、ラジオについて話していただきました。
 今では、ラジオは昔ながらのラジオ受信機のほか、iPhoneのアプリやYouTubeなど、いろいろな方法で聴くことができるようです。「聴き逃し配信」もありがたいですね。古いiPhoneをラジオ専用にしている人もいて、iPhoneの活用にも話が飛びました。
 そして、よく聴く放送局や好きな番組、学生のころに聴いていた懐かしい深夜放送の話、馴染みのパーソナリティが高齢化していること、最近はお笑い芸人がパーソナリティをつとめる番組が多く、内容も面白いことなどに話は広がりました。お笑い芸人の番組には、そのままお笑いの脚本になるようなよくできた投稿もあるそうです。
 また、ラジオは災害時に地域の詳しい情報を得るには有効な手段であることも確認しました。
 ラジオは聴くだけという私は、ラジオのマニアックな電波の話や、番組によく投稿をしたり、出演したことまであるという話を驚きながら、興味深く聴きました。皆さん、ラジオを「生活の友」としているようですね。



◆3月のご報告
担当 渡辺 友資枝
 今回のテーマは「読書の楽しみ」。参加者は11名でした。
 皆さんはそれぞれの視力に合わせ、録音図書を聴く、点字で読む、テキスト化された本をスクリーンリーダーで聴く、活字を読むとさまざまな方法で読書を楽しんでいました。「ながら読書」で音声図書を聞き流す人、わからない漢字を調べながら丁寧に読む人、点字を指で、パソコンのテキストをキー操作で「読む」感覚を大切にしながら読み進める人、複数の再生機やソフトを使って10冊ほどの本を平行して楽しむ人と、読み方にも個性がありました。
 RPのため、幼いころから文章が読みにくかったという人は、今の方が読書量が増えたそうです。読書記録をつけ続け、すでに千冊を超えたという人もいました。
 音声や点字での読書で不便なことの一つは、どのような漢字が使われているのかわからないことです。その点、青空文庫はテキストになっているので、漢字なども確認しながら読めますが、著作権が消失または設定されていない本しか所蔵されていません。著作権の設定されている図書も所蔵するサピエ図書館には、最新刊の本や雑誌なども出版から少し待つと、録音図書や点字図書として読むことができますが、こちらはテキスト化されたものはないようです。それぞれの方法には一長一短がありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切ですね。
 参加者の皆さんに、好きな作家や読んだことのある本、今読んでいる本などを数多くあげていただきました。その一部を記しておきます。時間がありましたら、皆さんも読んでまたは、聴いてみてはいかがでしょうか。

〈作家〉
遠藤 周作、沢木 耕太郎、佐藤 愛子、吉川 英治、山本 周五郎、瀬戸内 寂聴、宮本 輝
松本 清張、星 新一、村上 春樹、今野 敏(びん)、池井戸 潤、東野 圭吾、堂場 瞬一
司馬 遼太郎、山崎 豊子、楡 周平、真山 仁(まやま じん)、椎名 誠
カズオ・イシグロ、ヘルマン・ヘッセ、ドストエフスキー、ダン・ブラウン
アガサ・クリスティ

〈作品〉
「橋のない川」 住井 すゑ 著
「アルジャーノンに花束を」 ダニエル・ヒース 著
「黒牢城(くろろうじょう)」 米沢 穂信 (よねざわ ほのぶ) 著

 今回は私にとって、読書の楽しみ方を考える良い機会となりました。


※青空文庫
著作権が消滅した作品や、著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館。だれでも無料でダウンロードして利用することができる。


※サピエ図書館
 視覚障害者など活字による読書が困難な人のために、録音図書や点字図書を提供するネット上の図書館。各地の点字図書館などで会員登録をすれば、無料で録音図書や点字図書をダウンロードしたり、オンラインサービスにより利用することができる。




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