あぁるぴぃ千葉県支部だより89号


■活動報告■

★2月の「ミニミニ交流サロン」開催報告

 毎月第2木曜日開催で、恒例になっております「ミニミニ交流サロン」が、2月13日に行われました。
まだ、所々に雪の残る中、千葉駅西口改札に、女性5名、ボランティアさん1名、そして今回JRPSのホームページを見て、初参加してくださった、男性1名の計7名が集まりました。
今回は、Yさんのリクエストもあり、主にパソコンの話題になりました。副支部長の持ち込まれた、パソコンを囲み、ウィンドーズセブンの実際の操作や、XPのサポート終了後の心配などなどの意見から、自分たちの目の心配や、それに関しての貴重な情報交換などなどと、あっという間に、お昼を迎えてしまいました。
その後、内5名で、パスタのランチをしながら歓談して、帰路に着きました。
どうぞお気軽にご参加ください。


★テーブルマナー教室を開催して

市原市 鈴木 てい子
 2月17日(月)「テーブルマナー教室(和食)」を初めて開催しました。
会場は、木曽路幕張店で、駅から送迎バスを利用させていただきました。
先日の思いがけない大雪の影響を心配しておりましたが、当日は穏やかなお天気で幕張本郷駅に集合できました。
参加者は、男性5名・女性13名の18名です。3名の方が松井先生と初対面です。
簡単に自己紹介をして、講師のご紹介は、渡辺さんから。
引き続き、マナーについて松井先生から講義をいただきました。
和食は、「お箸に始まりお箸に終る」こと、スマートな乾杯の仕方、お椀などのフタの取り扱い、置く位置などなど・・・
お箸の持ち方、所作などは、一人ひとり確認していただきました。
座席から立つ時は左側に。
あちこちから飛びかう質問にお答えしていただいたり、丁寧にご指導をいただき、予定時間をかなりオーバーしていました。
和やかな雰囲気の中(ちょっと賑やか)で、学ぶことができました。
助成金(赤い羽根共同募金)申請の添付書類に必要な写真撮影を山崎さんに、題字を遠藤さん、乾杯の音頭を小出さんにお願いしました。参加者を代表して、江澤支部長より、講師松井先生に感謝の意をお伝えし、一同大きな拍手で終了です。
皆さまのご協力のおかげで、無事にお開きになりました。
以前、テーブルマナー教室を希望するとご提案された故伊藤 勲さまを偲び、帰宅後、奥さまに実現できたことを、ご仏前にお話しかけて欲しいとお伝えしました。



★テーブルマナー教室参加者から

 @テーブルマナー教室の日は、雪の合間の晴天に恵まれ、暖かい良い1日でした。
おいしく、楽しく、きれいにをモットーに教えていただいたマナーは、私にとって初めて伺うことが多かったです。いかにマナー無用の食事を繰り返していたかということですね。
箸をとって始まり、箸を置いて食事が終わるのではなく、器を手にして始まり、最後に器を置いて終わる美しい作法。繰り返すことで身につくそうです。
マナーの基本は会食する相手の方に対する気遣いにあるそうです。視力に障害があることで、自分が努力するべきこと、サポートをお願いするときは、事前に具体的に伝えておく必要があることなど、これらは会食のマナーに限らず、人が集まる場では大切なことなのではないかと思いました。
おいしく、楽しく、有意義な1日でした。(千葉市 中野 早苗)

 A2月17日(月)「テーブルマナー教室」に参加しました。
初めての開催ということや、食事のマナーについて、しっかりと学びたいという気持ちで当日をとても楽しみに待ち望んでいました。
天候にも恵まれ、バスの送迎で足元の不安もなく、木曽路幕張店に到着しました。
まずは、トイレを済ませ、上着や履物を預け、掘りごたつの様式の座席に座りました。席は空いている席に案内されましたが、上座の方でしたので、若干の不安を感じました。
先生のお話にもありましたが、自分の座っている席がどういう席なのか、どういう方がご一緒されているのかなど、障害に関わらず、周りへの配慮が人として大切なのだとおっしゃっていました。
それから、視覚障害者は、自分は見えていなくても、周りは手元や足元などを見ているので、日ごろから、身なりを清潔に整える意識を持つと良いとアドバイスされました。
お食事のマナーは、「箸にはじまって、箸に終わる」との言葉が印象的でした。
かしこまった席に限らず、ファミレスやラーメン屋さんでも、箸使いがきれいな方は優雅に見えるそうです。
また、乾杯をする際は、グラスをカチンとさせずに、目の位置に上げて、にっこりほほ笑むとスマートだそうです。
また、「和」のお食事は、眼で楽しむ文化だそうで、器や食器、盛り付けに心がこめられていて、思いやりが表現されています。
当日のお食事もそれぞれに形や食材に合わせて、とても美しかったです。
器は、持ち上げても良いということで、安心していただくことができました。
今回、曖昧だった私のマナーの知識が、この教室により、今後、安心してお食事をいただくことのできる良い自信になりました。
松井先生をはじめ、担当された鈴木 てい子さま、渡邉 友資枝さま、関係者各位の方々に感謝申し上げます。
また、木曽路幕張店の皆さまにも、細かい配慮をしていただき、感謝申し上げます。
おいしいお食事、ご馳走さまでした。(君津市 川本 香織)

 Bテーブルマナー講座ということですっかり緊張して会場にはいりました。
すると、まぁワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤとものすごくにぎやかで、皆さんのパワーですっかり圧倒されてしまいました。
かんじんの、テーブルマナーのほうは?
おはしの使い方とかいろいろありましたが、よくわかりませんでした。
先生ゴメンナサ〜イ。(野田市 北野 誠)

 C今回は和食のマナーとともに、改めてマナーとは「周囲の人への配慮・思いやり」であるということを学ばせていただきました。
そして、それは視覚障害者であっても必要なことであると再確認しました。
最近、私は急に視力が衰え、食事も上手に食べられなくなってきました。家族も「眼が悪いんだから仕方がない」と半ばあきらめているようなところがあります。私もまたそれを当然のことと受け止め、食事のマナーなど気にしなくなっていました。
今回、松井先生のお話をうかがいながら、そんな自分を反省していました。視覚障害者であっても、周囲の人への配慮を忘れてはいけない。見えにくいからこそ、きれいに食べるためには、基本に忠実に、きれいに食べられるよう努力しなければいけないのかもしれません。
視覚障害者の仲間や家族の中にいると、居心地がよく、ついつい自分に甘くなってしまうことがあります。健常者の立場から視覚障害者を客観的に見て、時には苦言も呈してくださる松井先生のような方の存在は大切と感じました。
最後になりましたが、今回初めてテーブルマナー教室を開催するにあたり、会場選びから当日の細やかな配慮まで、担当の鈴木さんには大変ご苦労をおかけしました。ありがとうございました。(千葉市 渡邊 友資枝)

 D松井 純子先生のテーブルマナー(和食)の講座に参加しました。
大雪の残る中でしたが、木曽路幕張店にはたくさんの参加者が集まりました 。
久しぶりにJRPSの仲間と松井先生にお会いでき、とても楽しい時間を過ごすことができました。
私も、スマートなおばあちゃんに見えますようにと頑張りました。今回の講座で先生に教えていただいたことを少しご紹介します。
まずは出かける前のマナーとして服装を考える。
お席に着く前にトイレを済ませる。
座席が決まっていないときは、上座の位置を確認して自分の座るところを決める。
おしぼりがビニールの袋に入っているときは、ビニールの両端を両手で持って引いて開ける。
乾杯は高級なグラスを傷つけるので、カチカチぶつけない。目の高さの位置までグラスを上げてから、一口飲んで微笑む。
お箸は右手でつまみあげ、左手で支え、右手を上にずらして箸袋から抜き取り、箸袋を左隅に置き,、左手で箸先を支え、右手を返して箸を置く。
箸置きがない時は箸袋を千代結びにして箸置きにする。(千代結びとはおみくじのような結び方)
小鉢は両手で取り上げ、左手に持ちかえてから右手で箸をつまみあげ、左手の指で支え右手を上にずらして箸を正しく持ち、お料理をおいしくいただく。終わったら箸を置いてから小鉢をもとに戻す。
蓋つきのごちそうは、蓋の内側に水滴がついているので、内側にずらすようにあけて中を上にして置く。置く際は右側の蓋物は右側に、左は左に置く。食べ終わったら元のように蓋をする。
お刺身の盛り合わせは、脂の少ないもの、例えばイカとか、さっぱりしたものからいただく。お醤油のお皿は手に持っていただくのが良いが、醤油を垂らすことを心配して背中を丸めないようにする。
口の中に食べものをたくさん入れて話をしない。
カニを食べるときは、身を取り出すフォークで一旦とりだして、殻を殻入れに入れ、それから食べる。取り出しながら食べる、直接しゃぶるようなことはしないこと。
食事が終わったら、箸は箸置きに置く。または千代結びした箸袋に箸先を入れる。
最後にデザートが出るまでトイレは控える。デザートが出たら静かに席を立ってよい。
ご馳走さまでしたと言ってから左側に立って出る。
その他たくさんのご注意やアドバイスをいただきました。
食の和の字になぞられた和やかで楽しい和食のマナー教室でした。
「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、東京オリンピック開催など日本が世界から注目されている今、おもてなしする側の努力が、これだけの注目をあつめる結果となったと思います。おもてなしの心に似合った形で素敵にいただくというのも大切なことだと思いました。
いつもの食卓から一歩飛び出して、教えていただいた内容を忘れないうちに和食をいただきに行きたいと思います。
松井先生ありがとうございました。
鈴木さん、渡辺さん、木曽路幕張のお店の方々お世話になりました。
ちょっとだけスマートなおばあちゃんになれたのかな? (千葉市 佐藤 哈都子)

 Eマナーの基本は周囲への思いやり。綺麗に楽しく美しく。TPOを考えた服装から靴選びまで。
着席は左から、又、退席も同様、左に立つことで隣の人とぶつからないようにとの配慮です。
お箸の使い方から、器を手にとりいただくこと。大きい器で手にできない時には懐紙を使用するなど。「う〜ん納得」。と、うなずきながらの一日でした。
日常生活の中でも、常に相手への思いやり、気遣いは大切な心がけです。改めて自分を見直す有意義な時間を、ありがとうございました。(船橋市 遠藤 道子)


★3月の「ミニミニ交流サロン」開催報告

 3月13日(木)、ミニミニ交流サロンが開かれました。
千葉駅西口に着いた時には、猛烈な雨が降っていましたが、全員集合し、サロン会場に移動の時には、嬉しいことに雨も上がりました。
今回の参加者は、女性7名、ガイドヘルパーさん1名、ボランティアさん1名で、女性のみの総勢9名となりました。
座に収まった所で、お茶とお菓子をいただきながら、初めての方もいらしたので、まずは自己紹介。それぞれの目や自身の近況報告をいたしました。
その後は、女性9名ということもあって、まるで女学校の同窓会のようです。生まれ育った土地の言葉、食べ物、思い出比べと、次から次と話は尽きません。そのうち、千葉の花寿司の講習会にまで至りました。
ひと時、目の悩みも忘れ、皆さんお互いに、元気を交換し合えたような気がします。
その後は、帰路に着く方を除き、残り7名でお昼をご一緒して、嵐の来る前にと、それぞれ家路に向かいました。
なお次回の「ミニミニ交流サロン」は、4月10日、5月8日(第2木曜)を予定しておりますので、多くの方の参加をお待ちしています。



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