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No.111<2024―03>

◆JRPS群馬通信 No.111号〈2024-3〉

【目次】

1.今後の行事予定

 ① オンライン定例ピア談話室を開催しています
 ② 春の一日バス旅行のご案内
福祉バスで行く奥利根ワイナリー&ランチ、赤城自然園など
 ③ 第26回定期総会&記念医療講演会を開催します
 ④【予告】愛・EYEコンサート2025開催予定

2.行事結果報告
(1)JRPS群馬開催行事
 ① オンライン定例ピア談話室を開催しました
 ② 新春おしゃべりランチ会を開催しました
 ③ QOL向上交流会を開催しました

3.投稿コーナー
 ①「こんにちは。イクちゃんでーす V」  I・Kさん
 ② 気になる「気」の付くお話  名無しのひょっとこ
 ③ 特別寄稿文  木暮 愛子
 ④名無しのひょっとこ川柳

4.JRPS群馬事務局からのお知らせ

5.編集後記

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【本文】
1.今後の行事予定
① ピア談話室を開催しています
 この談話室は、皆さんがオンラインでおしゃべりをする部屋です。日頃のお困りごとや伝えたい事など、何でもお話しください。まだご参加されたことのない方も、お気軽にご参加ください。
 毎月第3土曜日 夜8時から10時 Zoomによるオンラインで開催をしています。

・今後の開催予定日:4月19日(土曜日)、5月17日(土曜日)
         6月21日(土曜日)、7月19日(土曜日)

・参加資格 JRPS群馬のML(メーリングリスト)の「RPゆうあい群馬」に登録されている会員の皆様
・参加費は、無料
・申し込みは、不要、入退室は自由です。
・開催前日までに、MLでZoomURLを配信いたします。
※ MLに登録をご希望の方は、末尾のJRPS群馬事務局にお申込みください。
また、オンライン(Zoom)の方法について不明の方は、事務局にご相談ください。
随時練習会を行います。

② 春の一日バス旅行のご案内
 福祉バスで行く奥利根ワイナリー&ランチ、赤城自然園など

日時:5月26日(月)午前8時45分集合 午前9時出発 
集合場所:群馬県社会福祉総合センター 
交通手段:福祉バス利用 
行程: 8:45 福祉センター集合 9:00 福祉センター出発 10:00 奥利根ワイナリー到着後、10:30よりワイナリーツアー(50分~1時間) 11:30 ワイナリーランチとお買い物 13:00 ワイナリー出発 13:40 赤城自然園到着後散策 14:20 赤城自然園出発 14:40 上州村の駅到着後お買い物 15:20 上州村の駅出発 16:00 福祉センター到着 
・参加費:1,500円(付き添いも同額 但し正会員の付き添いは500円割引)
    1,500円の内訳は、ワイナリーランチ1,200円+ソフトドリンク各種300円
※ワイナリーランチは、グラタン・パスタ・サラダ・デザートのセット
飲み物は、葡萄ジュース・りんごジュース・カルピス・コーラ・ホットコーヒーの中から一つお選びください 
ワイナリーツアー(一団体2,000円)と旅行保険代は、会で負担致します。
 但し、ワインを試飲する人は500円かかりますので、事前に申し込んで下さい。
 また、食事の時にグラスワインを希望する方は、ランチの時に別途ご注文下さい。
(自社葡萄のグラスワイン1杯700円、輸入葡萄のグラスワイン1杯500円です)
 
募集人数:34名(レストランの椅子席の最大定員の為)
※その他、赤城自然園の入園料は身障者手帳提示で付き添い共に無料ですので、手帳を必ずご持参下さい。
申し込み開始:4月10日(木)午前9時より受付  
申し込み先:松本携帯 090-2413-7877  メール:eririntamana@nifty.com
または、以下の事務局(市橋)まで。
電話:0278‐22‐2408(080‐5535‐5834)メール:ichiha@green.ocn.ne.jp

③ 第26回定期総会&記念医療講演会を開催します
日時:令和7年6月29日(日曜日)10時半から15時半
会場:群馬県社会福祉総合センター 2階 201から203会議室
前橋市新前橋町13ー12  電話:027-255-6000
※JR新前橋駅より誘導が必要の方は、申し込み時にお知らせください。

主なプログラム
【午前の部】
・来賓ご挨拶
・JRPS群馬第26回定期総会
※福祉機器展示・体験会を併設いたします。
【午後の部】
・交流会と福祉機器体験・見学会
・記念医療講演会(オンライン)
 演題 :未定
 講師 :近藤 峰生 先生 JRPS学術理事/三重大学医学部眼科額教授
※詳細が決まり次第、MLや郵便でお知らせをいたします。

④ 【予告】愛・EYEコンサート2025開催予定
日時:9月13日(土曜日)13時開演から15時半
会場:伊勢崎市ふくしプラザ 多目的ホールにて
※詳細は改めてMLなどでお知らせします。

2.行事結果報告

① オンライン定例ピア談話室を開催しました
1月18日(土曜日):第25回定例オンラインピア談話室
テーマ:年末年始の過ごしたこと、今年の豊富など
参加者数:11名

● ホスト役のAさんのメールより
 みなさん、こんばんは、Aデス。ピュア談話室では、楽しいお話ありがとうございました。
 それぞれの故郷のお正月の話や、いろんな話で盛り上がりましたね。はじめは、会津の方のお話で、子供のころは雪の多いお正月で、雪の中の田んぼで追っかけっこをしたり、どこまでも走ったりと、北国の真っ白いお正月が目に浮かびます。今もたくさん積もっているそうで、そんな中、白杖を突いて犬の散歩をしてとのこと、気を付けてくださいね。群馬は雪がないので驚いていましたよ。
 また、佐渡のお正月は、大晦日からカニやお魚の鍋やすきやきなど、海の幸、おいしいお肉、とってもうらやましい豪華なごちそうと佐渡のお酒、酔っぱらいそうですね。
 そして熊本では、お正月はお屠蘇で迎えるそうで、子供の頃からお屠蘇を飲んでいたので、子供の酔っ払いかな?お酒の強さはこの頃学んだのかも、あらら、こりゃまた失礼しました。
 まだまだ楽しいお正月ですよ、伊香保で家族そろって新年を迎えた方、温泉とおいしいお料理で、ご夫妻は殿さまとお姫様のような気分でしょうね。
 我が家は子供たちが風邪をひき、おせちをさみしく食べました。
 下仁田のやさしいみっちゃんは、家族10人が集まって新年を迎え、息子さん2人がお料理のお手伝いをしてくれた、まぁ、なんてうらやましい。そして、そのお料理は、みっちゃん手作りなんですね、見えずらくても、やる気があればできるのですねようし、私も今年はおいしいものに挑戦しよう。
 また、パソコンなど身の回りの足元から見直して進んでいこうとしている人に、私もがんばらねば、と気を引き締めました。
 風邪が治って参加してくれた方、高熱が出てつらかったでしょうね、でも元気で神戸愛センターで経験してきた方との話で盛り上がりましたね。その愛センターに行って、奥様とおいしい神戸牛を食べ、神戸観光をしたうらやましいひと、それぞれの楽しいお正月のお話でした。
 また、男性方の温泉での青春時代の懐かしいお色気話もちょっぴりありましたね。
では、次回もよろしく。

② 新春おしゃべりランチ会を開催しました
日時:2月15日(土曜日)
会場:群馬県社会福祉総合センター 2階 201から203会議室
テーマ:こんなことで便利、こんなことでこまっています等
参加者数:12名プラスお子様2名

● ホストのIからのメールより
 昨晩はとてもうれしいことに、初参加の方が2名おられました。
 そこで、テーマの「こんなことで不便が無くなり便利になりました。こんなことで困っています」の話の前に、各自近況報告を兼ねて自己紹介をしました。
 館林から北国に向かって、参加者が各自の年齢や視覚の状況、最近経験したことなど様々な紹介がありました。その後、初参加のお二人から自己紹介や近況報告などのお話がありました。
 館林のAさんからは、最近行ったパン屋さんの話、眼の状態や、ご家族構成などのお話があり、太田のMさんからは、敬老コンサートに当選して千昌夫(せん まさお)と握手できた、ハロームービーの音声解説で映画観賞をしてきたこと。忍び大好きの太田のAさんからは、プチ鍋料理でガムシロップを間違えて入れた失敗談(でも白菜はとても甘くておいしかったとか)。17年一緒にいた犬が行方不明になっていると、途中で抜けた伊勢崎のMさん(後でピア談話室に復帰、無事見つかったとのことで、参加者みんなから良かったねとの声)。
 鶴舞う形の群馬県の西、右の羽に当たる下仁田町のKさんより誕生日がもうすぐ(2月20日、志村けんさんと同じとか、実はIの孫もこの日が誕生日)、ガイドヘルパーさんが町でないので、ついつい出不精になっているそうです。もうすぐ、ご次男 さんに赤ちゃんができるという、おめでたいお話もでました。
 次に、花大好きな前橋のYさんからは、現在の眼の状態や短歌教室で源氏物語のお話を聞いて勉強になったことや、庭に植え付けた球根のチューリップやフリージアの芽が伸び始めているとの事。
 熊本出身の高崎のMさんからは、ちょっと不調な体調について、でもこの不調を太田のM先生は、鍼でご自分の同じ不調を治療したとの話に、参加者からは「すごーい」との声。
 途中参加の伊勢崎のHさんからは、昨年末からこれまで忘年会と新年会で7回も会食があったけれど、料理をうまく食べられないことなどから、心から本当においしいと思われなくなって残念とのお話がありました。また、太田のFさんからは、東京方面のヘルパーステーションの利用契約ができて、お子様と東京などの施設見学を便利に行けていることを紹介してくれました。お子様のともかちゃん・はるなちゃんから、バレンタインに関係した給食やケーキ作りのお話が出ました。
 ホストのIからは、雪国ならではの苦労話や、孫のために大きなかまくらを作った報告。今回沼田の2倍以上雪が積もっている会津のAさんから、とても疲れてピア談話室に参加できないとの電話を頂いた、その筋肉疲労の様子は本当に実感できます。
 最後に、初参加の伊勢崎のHさん、みどり市のKさんからは、眼の状態や家族構成、近況報告がありました。
 テーマについては、食事でのうまく食べる工夫や盛り付けの工夫など、ふだん皆さんがそれぞれ工夫していること等が出され、ふんふんとうなずけることがたくさんあったように思います。
次にシャンプーとリンスの区別で困っていることに対する見分け方、ユニバーサルデザインの事などの提案がありましたが、そもそもシャンプーはしない、みず(お湯)洗いだけで十分きれいになるし、髪のためにもすごく良いとの、これを実践しているMさんの話に、皆さん半信半疑でしたが、私は明日からやってみようと、薄くなった頭に手を当ててひそかに思いましたよ。
 それと、最後の話題、お風呂でヒートショックを防ぐ対策で人感(じんかん)ヒーターは使っている人は多いでしょうが、荒塩やお酒をお風呂に入れるとの話には、びっくりでした。 お酒はお風呂より腹に入れるほうが温まるよな、とひそかにつぶやくホストでした。

3月15日(土曜日):第27回定例オンラインピア談話室
テーマ:なんでも話そう 
参加者数:8名プラスお子様2名

● 参加者からの関連メール
 こんにちは。太田市のS・Fです。15日のピア談話室では、お世話になりました。いつも私と子供たちの話をしっかり聞いてくれるので、とても癒されています。その時にお話ししたエアClosetのURLを、貼り付けます。
 私は、もう続けて2年目を過ぎました。とても便利です。自分で服を買いに行かなくても良くなりました。スタイリストさんが選んだと言う上下のセットが来るので、そのまま来ていればおしゃれだねって言われるので、とても楽ちんだし便利です。
 洗濯は裏返してネットに入れたら、普通に洗濯機で洗います。今の時期は、私の天敵のスギ花粉の時期ですから、花粉まみれの服はすぐに洗いたくなってしまいます。
 前回ここでエアクローゼットを紹介した時より、パワーアップしていて冬のコートのレンタルや、エアクロモールと言う家電のレンタル、エアクロドレスと言う結婚式に着ていく服などもレンタルできるようになっています。
 女性の服しか取り扱いがないのが、ちょっと残念ですね。
 利用開始から3ヶ月ぐらいしないと自分の好みの自分にぴったりの服は来ないですが、その後は大体自分テイストのものが来ます。
https://apps.apple.com/app/id1127715286

② 新春おしゃべりランチ会を開催しました
 ~新しい年を皆さんと楽しいおしゃべりで寿ぎましょう~

開催日時:令和7年1月19日(日曜日) 12時半~
会場:海鮮屋 一心太助
住所:伊勢崎市連取町1797-1 (TEL.0270-25-3776 )
参加者数:31名

● 主催者からの報告
 小春日和のような天候の下、令和7年度の年明けに夢と希望を抱いて集まった会員と介助していただく家族やヘルパーさん30名が、新鮮な海鮮料理を提供してくれる「一心太助」に集まりました。
 今回の幹事は、役員の荒木さんと新たに加わっていただいたOh Tinaさんです。
 宴会が始まる前から、「あぁ○○さんおめでとう、久しぶりー!」「お元気だったー!」などの言葉が、あちこちのテーブルで飛び交うヒートアップした会場でした。初参加してくださった太田市のKさん、きっと元気な皆さんに戸惑ったのではと思っています。
 事前の準備で、何度も足を運んでくださった幹事さんのご苦労のおかげで実現した新春ランチ会、お寿司セットや海鮮丼・刺身セットからお好みを選び、飲み物はもちろんアルコールあり、ソフトドリンクあり、お好みの飲み物も注文して、荒木さんの名司会で宴会が始まりました。
 最初に本会を応援してくださる井下県議会議員さんからの暖かい励ましのご挨拶を頂いたのちに、支援者の佐藤さんより人と人の出会いの大切さのお話を頂いたのちに、元気な乾杯のあいさつでランチ会が始まりました。
 おいしい刺身やすしに舌鼓を打ちながら各テーブルで様々なお話をしたり、順番に参加者の近況報告を伺いました。そして宴会がたけなわになったところで、お待ちかねのビンゴゲームが役員の松村さんの奥様のお手伝いで、次々と数字が読み上げて、あちこちから「あった」、「ちょっと違った」など、そのうちに「ビンゴ!」、「ビンゴ」が次々と飛び出し、素晴らしい景品と交換されていきました。特に、女性向きの化粧水やクリームなどが好評だったようです。景品を選んだ役員さんの影の力ですね。きっとご自分に当たるといいなぁと選んだのかな。
 さて、そんなおたのしみ会を組み入れた楽しい新春ランチ会でしたが、あっという間の2時間、松村さんの一本締めで今年初めのイベントが終了しました。
 ご参加くださった皆さん、満足でしたでしょうか?
 私たちきっかけがなければなかなか出かけていけない、出かけられないなどありますが、家族や友人そしてヘルパーさんの介助のおかげで実現できるものがあります。その出会いのきっかけづくりをこれからも企画をしたいと思いますので、どうぞ希望のイベントなどありましたらお近くの役員さんにささやいてくださいね。
記:市橋

③ QOL向上交流会を開催しました
 ~被災現場体験から語る、視覚障害者のための防災講座と落語会~

日時:令和7年3月16日(日曜日) 10時半から12時(受付:10時半から14時)
会場:伊勢崎市障害者センター
   伊勢崎市西田町71番地(TEL:0270-75-5530)
【午前の部】
講師:中村 透 (なかむら とおる)先生
講演テーマ:「災害に向き合う」
講師プロフィール:
NPO法人グローイングピープルズウィル テクニカルアドバイザー
歩行訓練士、視覚障害リハビリテーション協会理事

【午後の部】
落語会 演者 萩原亭身長さん
演題:「転失気(てんしき)」、他一題」
プロフィール:
萩原亭身長。1992年生まれ。 群馬県玉村町出身のアマチュア落語。
都内大学に進学し、大学の落語研究会に所属。漫才やコントなどの”お笑い”を始める。
大学1年生の秋に大学祭から落語デビュー。大学一年生の冬には大会”関東大学生落語新人王決定戦”に出場し、優勝。
その後、学内の寄席や地域のイベントに積極的に出演し経験を積む。
卒業後は群馬に就職し、個人で落語の活動を始める。地域の児童館や敬老会などの出演や寄席を主催し”個人寄席”と銘打ち地域会場にて寄席を開いている。
現在も一般企業に勤めながら精力的に活動中!

参加者数:61名

● 参加者からのメールでの感想
 本日の講演会は、令和7年度に歩行訓練を受ける私にとって、とても貴重な時間になりました。歩行訓練を受ける前に話を聞くことができ、本当にありがたいと思いました。
受け身ではなく、自発的に聞いて行動するということが、私たち視覚障がい者、ロービジョンの私たちには必要なことなんですね。白杖の使い方を、習熟したいと思いました。
私は、15年前から白杖を使うようになりました。それまでは、主人がいてくれたので、一人で出歩くことはなかったので。今は、普段から一人で歩くことが、ほぼ毎日です。天気のいい日、悪い日共に今の私の視力・視野では、かなり厳しくなってきました。どこかにぶつかったり、いつの間にか道路に出て、真ん中をあるって、何度危険な歩き方をしたか解りません。
親切に声をかけてくれる人は、私が見えてるときなんですよね!困った時は声を出して「助けてください、お願いします。」
記:太田市 M・Kさん

● おはようございます。Aデス。
 QOL向上交流会に参加したみなさん、お疲れさまでした。そしてありがとうございました。
 中村先生のご講演は、大変身近な問題でもありとても参考になりました。阪神淡路大震災や東日本大震災、また、能登半島地震でも現地に入り、視覚障害者のために幾日も協力したりと、たくさんの経験をもとにご講演をしてくださいました。
 東北の震災では、20人もの視覚障害者を避難所へ集めてくれたそうで、本当に他人事ではなく怖い思いが伝わってきました、中村先生に感謝です。
 私たち障碍者のことは、役所の人もよく理解できてない人がたくさんいるので、役所に働きかけて、私たちの歩いている後からついてくるなどして、視覚障害者の状態をわかってもらえるとよいなどと、今まで何もしてこなかった自分に反省です。また、緊急連絡先は、なるべく遠い所に住んでいる人にすると繋がりやすく安全性が高いとの事です。一番大事な事として、簡易🚻を練習した人は少ないようですが、ぜひ練習をしておいてください。みんな真剣に聞いておりました。  そして、昼食はおいしいパンやお弁当など、それぞれコーヒーを飲みながらおしゃべりに花が咲きました。
 午後は、楽しい萩原亭さんの落語で、大いに笑わせてもらいました。若い落語家さんのとっても面白い落語で、みんな「わっはっは」と大笑い、楽しく一日が終わりました。帰りは雨も上がり、私はおいしいパンのお土産をもって帰りました。
 みなさんありがとうございました。

参考:厩火事 萩原亭身長 23.6.15 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=n0Y9dd6uJjo

3.投稿コーナー
① 「こんにちは。イクちゃんでーす V」   I・Kさん
 私は、高崎のデイサービスセンターでマッサージをしています。
 中学生の時テニス部に入り、ボールを追いかけていると一瞬ボールが消えることが ありました。そういうことが続き、何かの目の異変を感じ、大学病院で診察を受け、 そこで網膜色素変性症と診断されました。
 図書室で病名を調べ、あまりのショックで誰にもそのことを言えませんでした。
 高校に入り、自転車通学をしていました。卒業後は保育専門学校に決まっていまし たが、母の死によって全てが変わってしまったのです。
 私は長女で、下には中学生の妹と小学生の弟がいました。そして、父親と祖父がい ました。そうなると家事は私がやらなければということで、離れた場所の専門学校は 断念しました。
落ち込んでいる私を心配した担任の先生が、町の病院の事務を紹介してくれました。当時、バイクの免許を取り、バイクで通勤していました。危険な目にも遭いました。
 7年目に入り、目の事で不安になっている頃、心配した友人が東京の寺院に連れて 行ってくれました。偶然にもその日近くにいた方が、順天堂大学病院の婦長さんでし た。全てをお話すると、その方が病院の紹介状を書いて下さいました。
 そのご縁で紹介していただいた病院の眼科の先生に診ていただき、網膜の寿命が短 い為、「わずかでも視力があるうちに仕事をやめて、第二の道に進んだ方がよいでしょ う」とのアドバイスをいただきました。その先生の一言で初めて、将来に向けての希 望が見えたのです。
 その後、退職し、塩原の国立視覚障害者リハビリテーションセンターに入所しまし た。卒業後、前橋の整形外科に就職し、人間関係で悩んでいた頃、同じ職場に弱視で マッサージの方が入って来られました。
 その方から「イタリアツアーに申し込んだので一緒に行かないか」と誘われたので す。飛行機の苦手な私ですが、思い切ってツアーに参加しました。出発の際に機内に 乗り込んだ時、あまりの恐怖で震えが止まらなくなりました。
 印象に残った観光地は、ベネチアでゴンドラに乗り音楽隊の方々の陽気な歌声や演 奏が心に残っています。ちょうどクリスマスに当たっていたので、その日はバチカン 宮殿でミサに立ち会えました。
 ポンペイの遺跡を歩くと、現地ガイドさんから、日本のポンペイを教えてもらいま した。それはなんと、浅間山噴火の地のことで驚きました。それから、一人で現地の 日本の古いお寺に行き、そこでお寺の方に「みなさんの無事を祈ってます」と応援を いただきました。友人のお陰で、素晴らしい旅を体験出来ました。
 再び日常に戻り、その後、職場の院長が体調を崩し休院となり、仕事も止めざるを 得なくなりました。
 そんななか、ある方から声を掛けていただき、現在の職場でマッサージとリハビリ をしています。身体の小さい私に、責任者の方がおっしゃった言葉が忘れられません 。「リハビリは力づくでやるのではなくて、相手の気持ちを受け止めて心を立ち上げる ように」と教えていただきました。その言葉に、目からうろこでした。
 また、印象に残っている出来事があります。車いすの方がリハビリをして、車いす から杖歩行に変わった瞬間、最高の笑顔を見せたという一言でした。
 昨年の11月、群馬県社会福祉協議会長より、仕事での社会貢献を認められ表彰を 受けました。ハンデのある私にとって、思いがけない名誉なことでした。
 休日には、友人と山や公園を歩いています。歩いていると、水中に飛び込み一瞬に 魚を捕り飛び立つ鳥がいて、その鳥がかわせみだと知りました。また、長距離を飛行 するアサギマダラという蝶が蜜を吸っている様子や、その蝶の羽が裂けているにもか かわらず元気に飛び回っている様子を聞いて、生き物の力強さに心を打たれました。
 共に生活していた妹が旅立って10年以上経ちました。今はアパートで独り暮らし をしています。一人で生きていくということは大変なことですが、多くの人々に支え られながら生活しています。
 これからもお世話になった方々への感謝を忘れず、同じ仲間のみなさんの力を借り て、少しでも前向きに笑顔で進んで行きたいと思います。みなさん、今後とも宜しく お願いします。

②気になる「気」の付くお話し  名無しのひょっとこ
 東洋医学的な考え方として、体の「気、血、水」が滞ると病気になりやすくなると 言われ、健康を維持するにはこれらが滞らないようにする事が大切と言われています。 そのうちの「気」は、「親からもらった原気」、成長する間に食物から補給する「水穀 の気」によって「気」を補充し、私たちの命を維持していると言われています。ご存 じのように「医食同源」と言われる故ですね。
 ところで、世の中を見渡すと、私たちは実に多くの「気」の付く言葉を日常的に話 していますね。そんな「気」に着目して、どんな場面で使っているか調べてみましょ う。
 では、ここからある家庭での日常場面でのお話です。
 僕は、普段は「チャッピー」とあだ名で呼ばれている中学校2年生の男の子です。 自分で言うのも何なのですが、けっこう気配りの効く、気持ちの優しい男子だと思っ ています。まず自分の事を詳しく紹介する前に、僕のハチャメチャな家族を紹介いた します。
 まず、最初に僕の最も苦手な姉ちゃんの明子、5歳上の女子。現在保母さんになる ために、短大に通っています。普段は、気性はとても良いんだけど。時に気が荒くな ることがあるし、特に僕を叱るときは怒気を交えて本気で怒るから怖い。姉を見てい ると、女性は時に鬼だと思うことがある。どうやら気質として浮気性で、いつの間に か彼氏を変えている。恐らく気が合わないのか、勝気で気が強いところから彼氏が嫌 気がさし、直ぐに離れて行っているのではと思っているが、まぁ正気(しょうき)な 男子なら、絶対そうなると本気で思っている。こんな姉ちゃんの性格で、子供たちの 面倒がちゃんと見れるのか、気がかりです。
 次に、我が家のおかんの事だけど、趣味は洗濯と掃除。朝起きると必ず天気予報を 調べて、朝から親父さんをはじめ家族全員をたたき起こし、やれ枕カバー、パジャマ、 シーツだなどと、寝ていてもはぎ取っいく。その手際の良さは姉ちゃんが鬼なら、母 ちゃんは魔女なみで、我が母と思えども、時々嫌気がさすこともある。
 先日の日曜日、ラジオから流れる天気予報を聞いて「あっ、今日は高気圧が張り出 して一日中晴れだって。いっちゃんのん気にしてないで、布団ほしなさい。気分が良 くなるし、太陽の熱気でコロナが死んじゃうんだから。明日から低気圧が発生して曇 るのよ。ぐずぐずしていたら駄目よ。」とベッドから追い出された。
それにしても、我がおやじさんは、なんでこんな女性と結婚したんだろうと、気に なるし、時々気持ちがわからなくなることがある。もしかすると、おかんと初デート で食べたサンドイッチがおかんの作と勘違いし、騙されたことに今になっても気づか ないままのようだ。あれは、おかんの母親がつくったものだと、こっそり姉ちゃんが 教えてくれた。
 そのおやじさん、年齢は49歳、普通のサラリーマン。仕事にやる気があるのかど うかは、不明。朝8時過ぎに家を出て、6時過ぎには帰ってくる。のん気で、毎晩好 きなプロ野球を見ながら晩酌を楽しむ日々に、僕は、おやじさんはきっと出世など望 んでいないんだろうなと思っている。だからだろうか、学校で中程度の成績に甘んじ ている僕に対して、本気で勉強しろとか、やる気を出せとか、気張れとか、尻を叩く ようなことを言ったことがまずない。たまには、そんなことを言ってほしいと思うこ ともある。
 我が家の魔女連からは、空気が読めないおやじさんだねと、台所でひそひそとささ やかれているが、そんな雰囲気は一向に気に留めていないようである。
 新型コロナウイルスが流行っていた頃、コロナの正体が分からないので不気味、ど こで感染するかわからないから気持ちが悪いし気分が悪いとか言っていた。うちのお やじさんは家に帰ってくると、ビールを一気のみでお腹の中をアルコール消毒してい るんだと元気いっぱいで威張っている。気がふれたのではと心配をするけど、本人は けろっとして、翌朝は気分爽快てな感じで会社に行っているから、まぁ、コロナ禍の 気鬱が取れて、気が晴れたんだろうね。
 しかし、家の中でコロナに感染しない唯一のおやじさん、ビールはコロナに効果が あるんだろうか?
 最後に俺、いっちゃんは僕の名前の一郎から、チャッピーはどうしてそんな名前が 付いたか、全くわからない。気が付いたらそんなあだ名になっていた。ねえちゃんは 、NHKの人形劇で「ひょっこりひょうたん島」に確かチャッピーという女の子がい たよと、おかんは昔「ソラン君」という人気漫画がテレビであって、そこにチャッピーというロボットのリスがいたわよ、と言っている。どこがチャッピーなのか全くわからない。 自己評価は前に書いたので改めて書かないけれど、魔女連からはとても陰気で気が 弱い、もっと元気で明るく陽気に生きなくちゃあ、と漫談の誰かさんのようなことを 言って勇気づけてくれる。でも、悪気はないのかもしれないけれど、時々そんな僕を 奈落に落とすような下品で厳しい言葉を吐くので、この人たちとこれから何年付き合 うのだろうかと思うと、気が重くなる。
 そんなハチャメチャな家族ですが、唯一の自慢はみんな元気で健康なことかなと思 っています。

★以上の「ある家庭」の中に、「気」の付く言葉がどれだけあったか数えてみてくださいね。正解は秘密。
 まだまだたくさんの「気」の付く言葉があると思いますが、気づかない言葉があれ ば、こんなのあるよとMLで教えてください。

③特別寄稿
 日本視覚障害者団体連合主催による「第50回記念全国視覚障害者文芸大会」随筆 の部で、第三位に入選した木暮愛子さんの作品をご紹介します。

「Grateful(グレイトフル)」 群馬県 小暮 愛子

 5年3組の女子の間で、「うすのろまばかまぬけ」という遊びが流行っています。  ルールは簡単で、円の中心に人数より1つ数の少ない消しゴムを置いて、合図と同 時に素早く取るという椅子取りゲームのような遊びで。「うすのろまばかまぬけ!!」 女の子たちが一斉に叫んで、床に置かれた消しゴムにとびつきました。
「誰?」「ぷぷっ、愛ちゃん!一回目だから「う」だよ!」みんなの目がおもしろ そうに私の顔を覗きます。再び掛け声がかかり、目の前をたくさんの手が勢いよく交 差しました。私が狙っていた一番手前の黄色い消しゴムは誰かに取られてしまったよ うです。「やだー!また愛ちゃん!2回目だから「う、す」ね!!」
 色とりどりの消しゴムが目の前に置かれては消え、また並べられてなくなって。そ うして、休み時間の20分間に私の負けだけが数を増やし、全ての文字が揃って今日 も私が「う、す、の、ろ、ま、ば、か、ま、ぬ、け」になりました。私の名前は愛ち ゃんです。
 別にクラスでいじめられている訳ではありません。ただ、目の見える範囲、視野に 欠けている所があって見えにくい部分があったり、素早く物を見つけたりすることが できないロービジョン(視)なのです。黄色のような明るい色だと見つけやすいので黄 色い消しゴムだったら取れるかなと思ったのに、今日もダメでした。
 私の目がおかしくなったのはつい最近のことです。これまでメガネをかけたこと もなかったし、体育も得意でした。でも、今年の運動会は今までと違いました。クラ スの代表が選ばれて走る選手リレーの時のことです。まっすぐ走れず、体が右に左に 揺れてしまうのです。トラックにひかれた白線を目で辿りながら下を向いて走って いたら、後ろからきた選手にびゅうっと抜かされてしまいました。
「ああ!」私のせいでクラスが負けた・・・!涙がこぼれそうになって慌てて女子 トイレに行きました。泣いていたら、みんなに心配をかけるので、声を出さずに泣き ました。
 私には周りの友達と違うことが他にもあります。昼間、見えている物でも夜になる と夜盲(やもう)という症状で足元の段差も近くにいるはずの人も見えなくなってし まいます。
 紫外線が目に悪いとお医者さんから聞いて、お父さんが茶色いレチネックスのサン グラスを買ってきました。地域のお祭りがあって、はっぴを着てお化粧もしたのに、 サングラスをかけたらなんかすごく変・・・!周りの人の目が気になって、恥ずかし い!私は普通の小学五年生です。
 毎日、うすのろまばかまぬけで負けてもみんなが笑ってくれるなら、それでいいと 思っています。だけど、目が見えなくなって、本当に私、うすのろまばかまぬけにな っちゃうのかな?友達には目の病気のこと、恥ずかしくて言えないです。
 あれから何十回もの誕生日を迎え、愛ちゃんこと、私は46歳になりました。朗ら かな夫、大学生と高校生の二人の優しい子供たち。それから盲導犬コニーと一緒に暮 らしています。
 町内には両親の家があり、付かず離れずの距離で見守ってくれています。友人にも 恵まれ、カウンセリングをライフワークにしながら幸せな毎日を送っています。
 この幸福に辿り着くには果てしない苦悩の道のりがありました。病気の進行や将来 への不安、周りにカミングアウトすることもできなかった。
 正確にその時々の感情を表現することはもうできないかもしれません。全てが過ぎ てしまった記憶であることと、悲痛な記憶にはある種の鍵がかかっていて、思い出そ うとしてもぼんやりとしか思い出せないからです。
 ただ、現在の幸福を構築している基礎の土台になるものはそうしたトラウマにも似 た暗い影の部分とそれらと折り合いをつけてきた自分への信頼なのではないか、と思 っています。
 両親が医師から「網膜色素変性症(もうまくしきそへんせいしょう)」と診断を受け たのは、私が小学校高学年の頃だったそうです。この病気は遺伝性で治療法が未だな いこと、このまま進行すると30歳までに失明するだろうとの見立てだったと言いま す。その時の両親がどんな思いだったか、聞いたことはありません。
 暗い想いにつぶされそうになりながらも、娘のためにと最善を尽くしてくれたのだ と思います。病気の進行を遅らせる効果のある漢方があると聞けば地方から東京まで 一日がかりで通院。待ち時間は毎度、忘れられているのではと不安になるほど長く、 それでも母は帰りに小学生の私が好きそうな文房具店やレストランに連れて行ってく れました。家には高齢の祖父母がいて母は普段家を空けることがなかったはずなので すが・・・?大人になって、「もしかして、私が明るい気持ちで治療を受けられるよう に楽しい場所に連れて行ってくれたのでは?」と、気がつきました。
 母にそのことを尋ねると、懐かしそうに笑っていました。当時の私は、と言うと自 分ばかりが辛くて、誰も自分のことをわかってくれないと思っていました。せっかく 遠くまで行って処方してもらった漢方薬も嫌で飲まないし、紫外線カットのサングラ スもかけたがらず、随分と苦労をかけました。本当に親不幸者です。だけど、どんな 時でもお父さんお母さんから愛情をめいっぱい注がれていることだけはわかっていま した。
 日々、見えにくくなっていく目に悩まされていた25歳の時、太陽みたいに朗らか な男性と出会いました。一緒にいると肩に重く伸し掛かった荷物を半分持ってもらっ ているような気持ちになりました。
 幸せな結婚生活を経て妊娠、長女を出産するのと同時期だったでしょうか、残って いたわずかな視力を失ってしまいました。初めてのあかちゃんのお世話と見えない目。 何もかもが思うようにいかなくて自分を責めては、その反動でヒステリックに感情が 爆発してしまう。周りがどんなに優しくしてくれても心が癒えず、あかちゃんが泣く と一緒に私も泣いていました。
 絶望的な状況の唯一の救いは、人間に与えられた順応する力で、見えない世界に立 ち尽くしながらも、少しずつ少しずつ時間をかけて本来の自分を取り戻していくこと ができました。
 くじけた時は同じ視覚障害を持つ友達が夜遅くまで話を聴いてくれました。自立し た生活を送りたいと点字や白杖、盲導犬歩行の訓練を受けたことで、できることも増 えて、そこから希望を持てるようにもなりました。
 小さかった子供たちはいつの間にか私の背を超えて、誰かが困っている時にすっと 手を貸せる優しい人間に育ってくれました。
 先日、久しぶりに小学生の頃のアルバムを開いたところ、町のお祭りではっぴを着 てサングラスをかけている写真が出てきました。一番嫌いだった写真です。横で一緒 にアルバムを見ていた両親が、「これ、おばあちゃんと写っていていい写真だね。」と、 言いました。それを聞いて、私は心底驚かされました。これまでその写真には自分一 人しか映っていないと思い込んでいたからです。
 「おばあちゃんが愛ちゃんの肩をぎゅっと抱いて笑っているよ。」、と母が教えてくれました。今はもう亡くなってしまって会えないおばあちゃん・・・。いつだって一人じゃなかった。
 私の好きな言葉に「Grateful」という英語があります。日本語にすると、 「感謝に満ちた」という意味です。「幸せだなぁ。」初夏の緑に香る公園をパートナー のコニーと二人、風を切って歩きながらふと思う。愛する家族、大切な人たちへの感 謝で心が満ちています。
 そして、目に見えない大切な物をたくさん見せてくれた私の見えない目。この目に も今、ありがとうを伝えたい。全てのことに心からの感謝を込めて。
I am grateful.

④ 名無しのひょっとこ川柳
●お題:女房
 ・食べこぼし あぁーと口元 妻の箸
 ・人ごみに そっと誘導 妻の腕
 ・びっくりポン 頼った肩は 他人(ひと)の妻
 ・家族風呂 見えなくよかった 妻の肌

お粗末でした。

4.JRPS群馬事務局からのお知らせ

① あなたもJRPS本部会員になっていただけませんか
 現在JRPS本部に加入している全国の仲間は、約3,500人です。公益社団法人日 本網膜色素変性症協会(JRPS)の大きな目標の一つは、「私たち自身で治療法の確立 を目指す」です。
 協会では毎年これまで3人の研究者に研究助成として400万円の助成をし、研究 を継続して行ってもらうよう働きかけていました。この研究助成をきっかけに、iPS 細胞を用いた網膜再生医療研究の髙橋先生を始め、遺伝子治療、人工網膜、創薬研究 など今も多くの研究者が研究に熱心に取り組んでいただいております。
 その研究費助成のための基金として、本部の年会費(5,000円)の一部が使われて います。しかしながらとても残念な事ですが、「もうまく研究基金」の財政上の問題か ら、令和7年には研究助成が縮小されることが決まりました。
 JRPSの活動の一丁目一番地の研究助成が厳しくなっていることに、心から心配 をしているところです。
 あなたの温かい応援が、治療法の未来に希望の光を与えます。
 本部会員になると研究助成に貢献するほかに、その他に会員への特典がいろいろあ りますので、まだ本部に未入会の皆さんには本部会員へのご入会にご協力をいただけ れば幸いです。

※入会方法などのお問い合わせは、末尾のJRPS群馬事務局へお願いいたします。

② 青い鳥はがきのご寄付にご協力ください
 例年のように青い鳥はがきの無償配布が実施されます。ご使用しない葉書がありま したら、本会にご寄付をお願いいたします。頂いたはがきは、会員の皆様への通信に 使わせていただきます。
●申込方法
 1 配布対象 身体障害者 1級または2級の方
 2 受付期間 2025年4月1日~6月2日
 3 配布枚数 20枚
 4 申込方法  
① 最寄りの郵便局(簡易郵便局を除く)に手帳を提示し、「青い鳥郵便はがき配布申 込書」に必要事項を記入し、ご提出ください。(代理人でも可)
②適宜の用紙に「青い鳥郵便はがき配布申込書」と同等の内容を記入して、身体障害 者手帳の写しと共に最寄りの郵便局に郵送してください。なお、手帳の写しは類、級 別、住所、氏名が確認できるページをお送りください。
 5 配布方法 4月21日(月)以降、郵便局から郵送されます。
 なお、郵便局の窓口ではお渡ししておりません。

③ JRPS群馬通信への投稿をお願いします
 随筆、コメント、詩、短歌、俳句、川柳などお気軽にご投稿ください。
 ご投稿は末尾のJRPS群馬事務局にお願いします。

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5.編集後記
 この群馬通信NO.111号が皆様の手元に届くころは、桜前線も北上し、群馬の中 心部では桜花爛漫の時期が過ぎているかもしれませんね。でも群馬は標高に高低差が ありますから、リレーで桜を楽しめますので、ぜひ利根・沼田においでください。
 この号では、1月の新春おしゃべりランチ会、3月のQOL工場交流会などリアルで 皆さんと出会える機会があり、その内容を報告できました。
そんな中で、人と人との出会い、言葉との出会い、本との出会いなど、様々な「出 会い」の大切さを改めて感じさせられました。特に今回投稿文を寄せていただいたI・Kさんの文章で、ご自分の人生が人との出会いによって大きな影響を受けた事を知り、 その人との出会いでご自分の歩む道を決断するという感性の鋭さに、関心させられま した。
私はきっと多くの人との出会いの中で、受け止めなければいけなかった言葉や文章 などの多くを感じないまま来てしまったのだろうなと、改めて感性の乏しさを思いま した。
 特別寄稿文の掲載の許諾を頂いた木暮さんには、その素晴らしい表現力には舌を巻くばかりです。ご自分の思いを、これだけ文章として表現する力に驚くばかりです。

 QOL向上交流会では、防災に関する講演を現場に出かけて、実際に私たち視覚障害 者の困難さをヘルプする立場で見てきた講師にお願いをしました。
 地震も少なく台風もほとんど来ない天災の無い群馬県と、私たちはいばって他県の ひとに行っていませんか。この春先に問題になっている山林火災、身近に感じる災害 です。まだ発見されてない活断層が無数にあると地震学者は警報を鳴らしています。 ミャンマーで発生した大地震は、めったにない地での災害です。みなさん、もう一度 身の回りの事を再認識し、出かけた時に遭遇した場合の準備など見直しましょう。そ して危機感を感じた今、家族や身近の人にもぜひ伝えてください。

 令和6年度の最後の通信ですが、これからも充実した内容にしてゆければと編集局 のみんなと頑張りますので、令和7年度も引き続きの応援よろしくお願いいたします。
記:市橋

発行日:2025年4月吉日

JRPS群馬通信編集局(市橋、松本、秋谷、宮澤、飯塚)
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群馬県網膜色素変性症協会(JRPS群馬)
JRPS群馬事務局 市橋 映二

〒378‐0031
群馬県沼田市薄根町3694-14
電話:0278‐22‐2408(携帯:080‐5535‐5834)
メール:ichiha@green.ocn.ne.jp
URL:http://www.jrps.org/gunma/local/

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※※ この通信の配信を希望されない方は、上記事務局へお申し出ください。

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