あぁるぴぃ広島 19号


■会員の声■

3 『大和ミュージアムと、下蒲刈島の研修旅行』 (府中市 Iさん)
私は、10月16日(日) 府中市身障者福祉協会 主催の『大和ミュージアムと、下蒲刈島の研修 旅行』に参加いたしました。
 参加者約80名が、大型バス2台に分乗、 AM7:30 市役所前を出発、山陽自動車道を 経て安芸灘大橋を渡り、下蒲刈島に着きました。
 下蒲刈島は古くから、瀬戸内海の交通の要所 として栄え江戸時代には、朝鮮通信使の使節団 が12回も立ち寄った由緒ある町だそうです。
 富山地方にあった商家作りの旧有川邸や、 山口県の旧吉田邸、広島県宮島町の町家旧木 上邸をそれぞれ移築復元し、島にあった御番所 も復元し、全島庭園化して来島の人々に歴史 探訪と文化を、楽しんでもらい、みどり豊かな おちついた潤いのある庭園にふさわしく、松涛 園(しょうとうえん)と命名されたそうです。
展示館内に展示されている物も、みなすばら しくこちらに来られて本当に良かったと思いま した。 また、丁度当日は、第3回目となる 朝鮮通信使の再現行列が行われた日で赤や、 黄色の、民族衣装(しまちょごり)?を身につ けた沢山の、使節団に扮した行列を間近に見 るぁw)アともでき、楽しかったです。 昼食 は、中央桟橋2Fで、お弁当をおいしくいただ きました。 そして大和ミュージアムに入りま した。ミュージアムは、呉市の海事歴史館とし て、今年4月にオープン。我が国の造船技術 、科学技術のすばらしさを紹介し、平和の大 切さを認識してもらうために、建てられた博物 館だそうです。 あの浮沈戦艦といわれた戦 艦大和の10分の1の模型や、ゼロ式戦闘機、 また人間魚雷(回天)なども資料として展示 されてありました。 私は、人間魚雷の前を しばらく動けませんでした。それは第2次大戦 中のことを聞かされたとき、この人間魚雷で沢 山の若い人達が、敵の航空母艦や戦艦に、体 当たりして、尊い命を失っていたことを聞かさ れていたからです。死を美徳として洗脳され、 日本のためと命令され出撃していった人のこと を思えば悲しさというより、怒りがこみ上げま す。 今イラクでは、自爆テロが多発していま す。このテロ犯たちも聖戦という名聞に踊らさ れ、死して神となり、英雄になれるという事を 信じてテロに参加しているのだろうと思えば、 指導者に対し、怒りが込み上げます。一日も 早く世界に平和が訪れることを祈るばかりです。



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