あぁるぴぃ広島 23号


■活動報告■

1 世界網膜の日in広島(広島市)
 9月23日(土)は、皆さん、お疲れ様でした。
 まず、ご報告ですが、この日の来場人数は、次のとおりでした。
 介助者 17名、ボランティア 5名、障害当事者 99名、一般(展示業者、講師) 5名、計 126名、ざっと130名ですね。(S)
 先日の「世界網膜の日in広島」にご参加の皆さん お疲れ様でした。遠方よりのご参加、海外の愛媛より泊りがけのご参加、岡山よりのツアーでのご参加、本当に沢山の参加者がありました。
 金沢真理さんの「あきらめない一歩とどうしたらできるかという知恵〜QOL(人生の質)の向上を目指して〜の講演はとても素晴らしかったですね。視覚に障害があっても工夫次第ではできる事がいっぱいあります。また白杖を持つことで大きく道も開けます。白杖を持つ勇気、持ってからの喜び、なぜ早く持たなかったのでしょうと反省ですね。
 私たちは出来ないとあきらめていることが沢山あります。あきらめない人生…とてもよい勉強になりました。
 松尾先生の「岡山大学方式の人口網膜 どこまで進んだか?」〜これからの課題〜の講演では前途明るい日差しが指してきそうですね…。すでに人口網膜は出来ているようです。臨床研究も進み、先ずは第一段階として全盲の人、4名ぐらいに人口網膜を埋め込まれます。そして2年間ぐらい安全かどうか、光とかが見えるかどうかなどの状態を観察調 査し、第二段階では20から30名ぐらいを対象に埋め込み状態を見られます。そして数年経過を見てという段階になるようです。今は岡山大学工学部で人口網膜を作られていますが、製品化するには企業で作るようになります。そうなるとそれらの安全性や効果などについての臨床デーでタを厚生労働省に出して認可を受けて初めて製品となるようですね。
 この人口網膜を目の中に入れるためには出来るだけ小さく作らないといけません。一旦、網膜剥離の状態に網膜をはがし、その網膜の内側に出来るだけ網膜全体に埋め込みます。そして再び剥がした網膜をくっつけるというわけです。例え見えていなくても広い人口網膜を埋めることで、どこか見える部分があり、見えるのではと考えられます。
 岡山大学の方式はチップとか電池とかを入れなくても良いので、一番安全で安心して、何もしなくても良いということになりますね。
 人口網膜の材料としてはポリエチレンが使用されますが、これは簡単に安全に出来ます。既に人工血管などに使われています。
 私たちの目が見えるようになるのも、あまり先のことではないような感じがしてきました。皆さん それこそあきらめない人生ですね…。
 そして今は確かに不便ではありますが、決して不幸ではありません。皆さん 今を出来るだけ楽しもうではありませんか…!
 当日の講演会は素晴らしかっただけあって、質疑等も沢山あり時間が経過してしまいました。お待ちかねの懇親会も少し遅れ気味です。参加者も35名近く折られたのではと思います。金沢真理さんもご一緒してくださいました。いつもながら賑やかなこと賑やかなこと、あっという間に2時間が過ぎました。私たちは電車の都合上、後ろ髪をひかれる思いで一足先に会場を後にしました。
 この度は多くのMLの皆さんにお会いできてとても嬉しく思いました。愛媛の皆さんも海外よりご苦労かけました。今度は愛媛にも行きたいと思いますのでお声がけをくださいね。(I)


2 中四国地区リーダー研修会(鳥取県米子市)
 10月21日・22日の中国・四国リーダー研修会には山陰支部の皆様にはお世話になりました。有難うございました。私たち広島組みは7名の参加でした。福山からの6名は佐藤支部長の奥さんの車で参加させてもらいました。思わぬ早くつくことができました。
 会場には参加者も大勢の方でにぎわいました。(中略)
 懇親会は賑やかでしたね。賑やかさだけは負けない私たちですね。(笑) あっという間に時間も過ぎました。談話室での二次会も皆さんの声が大きく賑やかなので注意も受けました。ボリューム調整のきかない方は誰だったのでしょう…?(笑) 夜も深け11時はとっくに過ぎましたので解散して部屋に戻ります。
 やれこれで寝られるかと思ったら、そうは行きません。私の部屋は私以外は呑みすけばかりです。(苦笑)最終的に床につくのは深夜の2時半でした。
 あぁ朝がすぐ来る。まだ寝ていたい。朝食の時間なので会場に行きます。朝からたくさんの皿数で、説明を受けながら食べるが、覚えられません。手当たりしだい皿ごと片付けます。いつもの、家での皿数とは大違い。(笑) 時間も9時となります。皆さんは今日の行事で会場に移動されています。残っているのは私たちだけです。重い腰を受け、会場に移動しましたが、まだ始まっていません。コーヒーを注文して配っているではありませんか。遅く来た私たちにはありません。(苦笑)
 コーヒーなんか飲んでいる暇はないはずです。時間は予定よりかなり遅れています。山陰時間と言うのがあるのでしょう…?急がずのんびりという感じです。(笑)
 さてさて今日は何の話やら…? 各支部より代表者による支部発足についての苦労話なのだったかな…?またまた時間に追われ話もそこそこ…
 自己紹介の時間もとれずじまいの二日間でした。
 来年は徳島で中・四国リーダー研修会を計画です。また愛媛県では7月14日に、支部の立ち上げとか…。皆さん 今から予定組みをしておいてくださいね。道後温泉もいいなぁ(ニコニコ)
 この度の山陰支部でのリーダー研修会を機会に、県単位に支部が誕生することを願います。(I)


3 スポーツで汗をかこう(福山市)
 福山市勤労障害者体育センターの所長さんをはじめ、職員のMさんほか、皆様には準備から片づけと本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。(S)
 11月12日(日)、福山市勤労障害者体育センターで、JRPS広島県支部の主催で「スポーツで汗をかこう」と題して 視覚ハンディキャップテニス・サウンドテーブルテニスの体験会が行われました。参加の皆さん お疲れ様でした。広島方面から6名・福山から5名・ボランティア(あゆみ会)さん7名・ほか2名の合計20名の参加者でした。当日は福山地区もいろんな行事が重なっていて、思ったほどの参加者ではありませんでしたが、体験としては丁度良い人数ではなかったかと思います。
 福山駅に10時集合でタクシー3台に分乗し港町の体育センターに向かいます。皆さんそれぞれ体育シューズに履き替え会場に入ります。既に体育館の方で準備もしてありました。広い体育館には我々だけです。テニスと卓球、1面ずつ出来ていました。
 支部長、館長の挨拶の後は、指導員の指導で準備体操から始めます。慣れない体操、体が思うように動きません。あちこちが硬くなっています。イテイテと声もでます。準備も整いいよいよ永井さんの説明で開始です。荒木さんと永井さんのラリーを見せていただきます。驚きの連続です。アイマスクをして耳を頼りに玉を追います。人間技とは思えません。さすが全国大会準優勝だけあります。私たち福山組は初めての体験で玉を追うのが精一杯です。アイマスクはしていませんが、ボールが視野から突然消えます。玉には鈴が入っていますが、私の耳は当てになりません。何しろ宙に浮いた玉を打ち返すのですからまるで曲芸です。最初は空振りの連続です。ワンバウンドの音を頼りに音のするほうに動きます。2バウンドの音を確認しラケットを振ります。段々と慣れてくるとラケットに当たります。シンに当たるとなんともいえない気持ちになります。この感動を覚えると病み付きになりそうです。コートの広さはバトミントンの広さだそうです。ラインには紐が入っています。その都度、手でコートを確認し位置を確かめます。見ているだけでも感動の連続です。卓球に比べ宙に浮いた玉を打つのですから、打ち返した感動は何とも言えません。今日は卓球とテニスを体験しました。ボランティアの「あゆみ会」さんにも参加してもらいました。見える方はすぐに感覚を覚えられます。今日は若手のボランティアが勢揃いでした…? 明日の足腰が心配です。(笑)時間の関係で予定より30分早めに終わります。
 その後はお楽しみの懇親会です。タクシー3台に分乗し市内の「鳥好」(とりよし)に向かいます。参加者は13名です。いつもの事で飲むは食べるは、しゃべるはで、楽しい時間があっという間に過ぎて生きます。広島方面に帰る時間の関係で7時でお開きとしました。私はバスで帰ります。家には8時半に着くことが出来ました。
 参加の皆さん お疲れ様でした。広島の皆さん 本当にお世話になりました。指導員の皆さんによろしくお伝えください。またボランティアのあゆみ会の皆さんには、長時間大変お世話になりました。皆さん ありがとうございました。(I)


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