あぁるぴぃ広島 23号


■会員の声■

1 初めての白杖(府中市 T)
 先日届いたばかりの新しい白杖を持って川中美幸さんのコンサートに行ってきました。この杖は三次の交流会の時に教えて頂いた、身長にあわせて折りたたみ式を市役所に頼んで貰いました。使ってみたら本当に便利でした。  道すがらの皆さんが私をよけてくださるし、会場では何も言わなくても、エレベーターに案内されました。白杖の威力はスゴイデスネ。


2 世界網膜の日in広島報告と感想(広島市 N)
  23日の世界網膜の日in広島に参加のみなさま、大変お疲れ様でした。遠方より多くの方の参加があったことに、驚きと喜びと感動の1日となりました。他方に渡ってPRをしていただいたので地元からも「初めて参加します」という方がたくさん来られ、まだまだ啓発していく必要があることを痛感しました。特にRPでない方の参加も結構あり、会員でないために情報が閉ざされている様子にもっと他の会への情報提供など、積極的に行う必要があるのでは、と思いました。
 個人的には懇親会で金沢まりさんと隣の席になり、スキーの話でかなり盛り上がり、似たような性格ですねぇとお互いの脳天気ぶりを笑いあいました。
 愛媛のYさん、Nさんのリクエストでお好み焼きをつつきながら、ゆっくりお話ができたので嬉しかったですよ。金沢まりさんもお付き合いくださり、本当に楽しかったですね。来年の夏は愛媛にみんな集合です!予想以上の来場者に会場がとても狭くなってしまい、ご迷惑をおかけしましたこと、お詫び申し上げます。皆さまのお陰で会が大変盛り上がりましたこと、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


3 アイフェスタin岡山参加報告(福山市 I)
 11月23日は福山から5名、岡山のアイフェスタに参加させてもらいました。
午前中の「障害者に関する障害者自立支援法の実際」についてのパネルディスカッションはとても素晴らしかったです。岡山市、倉敷市、津山市の障害福祉課の担当者がパネラーとして参加され、各市の状況を話していただきました。
 コーディネーターは岡山大学医学部・歯学部付属病院総合患者支援センターの石橋京子先生です。隣には新見市の新地さん(患者)も同席です。歯切れよい石橋先生の進行で充実した会になりました。各市の状況も内容がそれぞれ違っているのですね。岡山県では移動介護が20時間となっていました。わが福山市との違いにも気づきました。
 質問では積極的な意見や要望もたくさんありました。皆さんからの熱い思いが行政に届き改善されることを期待したいですね。時間が予定をオーバーして会を終えました。
 昼食は休憩室が準備されていて、ボランティアさんにより飲み物やお菓子のサービスがありました。時間の関係であまりゆっくりはしておれません。受付で予約していた音声パソコン体験会の時間です。福山のSさんとNさんが体験します。皆さん真剣そのものでした。
 この部屋には、MLのメンバーが次々と入ってこられました。高知、徳島、愛媛、岡山、広島の皆さんと再会です。この時間が本当に楽しいですね。これがあるから来たかい、行ったかいがあるというものですね。皆さん ありがとうございました。
 次は展示会場に移動です。拡大読書機では携帯に便利な超小型の物から新聞記事をスキャナーで取り込み読ます物、これはパソコンと一体ですので便利です。またこの分野に初めて進出されたパワードアイ社のノート型拡大読書機も魅力の一つでした。これならスタンドに固定して学校の授業にも使えます。黒板の字も見えます。弱視の人にも仕えますね。いろいろと見たい物はいっぱいありました。時間が足りません。
 Sさんは歩行訓練を受けておられます。佐藤さんとつれの方2人は1階で待っておられます。ゆっくりとしたいので先に帰ってもらいます。
 歩行訓練が終わるまで休憩室に入ります。岡山のKさんの声がします。お茶やお菓子をいただきながらおしゃべりです。今日は最高の待遇でした。歩行訓練も終えSさんが帰ってきました。その時間になると皆さんはだんだんといなくなります。残っているのは私たちだけです。お茶やお菓子もいただき重い腰を受けます。4時半が来ますので駅に向かいます。岡山発16:42の電車で帰りました。
 昨日は本当に岡山の皆さん、ボランティアの皆さんにはお世話になりました。素晴らしいアイフェスタin岡山に参加させてもらいました。ありがとうございました。


4 第3回ゴールドコンサートに出場した「あらもり祭」のメンバーから
(1)こんにちは、「あらもり祭り」の一人、上垣内光恵です。
 このたび第3回ゴールドコンサート「チャレンジド(障がい者)が挑むコンテスト」に出場してまいりました。いえ、出場させていただいたの間違いです。
 全国の障がいをもつアマチュア・ミュージシャンの応募132件の激戦を勝ち抜いた15組の中に入れたというだけで「夢」の様なことでした。
 予想を超え、すべてにおいて「レベル」の高いこと。そのおかげか、手におえないほど緊張はせずにすみました。「楽しめた」に近いですね。
 本選が近づいて緊張し、うまく演奏できなくて悩んでいたころ、「もともとヘタなんでしょ。うまく聞かせようと思うからだよ。ヘタでいいじゃないか・・。楽しんでいらっしゃい!」と、手を握り勇気付けてもらったことで、力みがととれいつもの私にもどれていたようです。
 でも、いつもの私にもどり過ぎていたのか「ちょっぴりせつない失恋の詩」なのに、ニコニコしていたらしい・・。これは失敗です。
 リハーサルから開演まで5時間余り、この時間を適度な緊張を保つことがなかなか大変でした。「終わったらビールよ!」の合言葉のかけあいです・・。
 はい、それで終わってから居酒屋でビールでした。6人で・・、個室でしたので大声OKであんしんです。
 私の友人、若い女性2人加わっての賑やか反省会??でした。
 その一人が、聴覚にしょうがいがあるのですが、観にきてくれたのです。手話要約筆記、 振動するイス・ヘッドホンなど用意してあり、「感動が伝わったよ・・。楽しかった」と言ってくれて、もう私は「うるうる」です。
 大勢のスタッフ、ボランティアの方たちに助けられ支えられてすごせたコンテスト。とてもすばらしい経験をさせてもらえて幸せでした。今これを書いていて、またあの感動がよみがえってきます。別れ際に「来年もこのボランティア参加するとおもいますよ、だから来年また会いましょう。」なぁんて言ってくださるかたも・・。 
 かなりハードルは高いですけれど、来年もチャレンジです。


(2)荒尾さんのレポート
 ゴールドコンサートは、JRPS.広島県支部行事の「堤 友彦」さん、名古屋の全国大会での「前川 裕美」さんが出場されたという事で知りました。
 出場のきっかけは、ラジオで今年も催されるという事をチラッと耳にし、すぐに斉藤さんに話をしたからです。私は東京へ行くことなどありえないと、気楽な気持ちで応募したのです。
 これまで、クラシックギターとフルートを習った事がありましたが発表会など出たことがなかったのです。音楽好きの私は発表の機会を持ちたいという気持ちは強く持っていました。でも、自分自身が一番良くわかっているのですが、蚤の心臓の持ち主であり、凄くあがりしょうなのです。選ばれれば良いなぁと思ってみたり、ステージに立ったらどうなるだろう・・・と、複雑な心持ちでした。
 ところが、奇跡か神がかりで132組の中から15組の本選出場者に選ばれたのです。バンドを組んで1年半足らずの経歴しかないんです。
 当日になりました。リハーサルの順番が来ましたのです。手が動かない。どうなる事か。控え室では他のグループと交流するなど余裕などありません。他の出場者は全く練習もしていないみたいなのです。余裕たっぷりに見えるのです。
 舞台の袖で静かに気持ちを集中させ本番を待ちました。演奏はあっという間に終わっていました。無心で・・・と言えるのか、訳がわからないまま済んだのか。今でもどちらかわかりません。練習の時の様にはいかなかったということはわかりました。
 広島へ帰って《あらもり祭》の演奏を聴く事が怖いような、すぐ聴きたいような、落ち着かない気持ちがありました。私の会場での態度が皆を不安にさせたのではないかと反省仕切りです。
 今回は広島を四人で〈のぞみ〉に乗車し東京へ向かい、無事帰り着きました。その間多くの関係者やボランティアの皆さん、友人、家族に支えられ、一流の会場の多くの観客の前でステージに立ったのです。本当に皆様の暖かい心に触れる事が出来ました。幸せです。
 今、振り返ってみて、しんどいこともあったけど仲間の素晴らしい演奏に酔い、後のビールに酔い、この度の初めての体験は私を若返らせてくれたようです。


(3)みなさんこんにちは、広島市西区の森井です。
 第三回ゴールドコンサート出場に際し、皆さんには応援メッセジを頂き誠にありがとうございました。
 賞は頂けませんでしたが、1次審査132組から選ばれ、15組の中に入り、あの大舞台で精一杯演奏することができたことが、今は感激しております。
 午前中に会場入りし、午後からリハーサルが始まりました。いきなりきれいな笛の音が聞こえてきました。リコーダーです。コレを聞いてまずびっくりデス。リコーダーであんなきれいな音。「え!うそー」。吹いているのが、中学生くらいの女の子と聞いて二度びっくりデス。皆さんのレベルが高いのに驚きました。
 この15組の中に入って、同じ舞台に立てたことが感激です。正直に言って、この辺からすご〜く、緊張し始めました。
 控室では落ち着いた顔をしていますが、練習のとき時々間違えるところが気になってきました。そぉーとむけだして、階段の踊り場で練習をして、気を落ち着かせて控室に帰って、私は落ち着いていますといった顔をします。出番が来るまで、本当に長かった。本番では、大きなミスも無く終えてまずほっとしました。
 終了後、上垣内さんの友人二人と、六人で打ち上げを楽しくできたこともいい思い出ができました。
 平成18年2月末頃第三回ゴールドコンサート出場者を募集していると、荒尾さんが、斉藤さんに話したことから、あらもり祭のもう特訓が始まりました。
 あらもり祭の練習は月2回(約8時間)です。朝9時から午後5時まで1日中、弦を押さえる指が痛くなるまで練習をしたこともあります。。
 日本バリアフリー協会に応募した曲を、 CDに録音した当日は、心身障害者福祉センター・音楽室を、朝9時から午後5時まで借りて、30回くらい録音した中から後日選ぶことにしました。
 4人の心が、一つになって作り上げた〔春風の詩〕、充実の一日でした。"
 練習はコンサート前日の、10月8日まで一生懸命行ないました。練習の終わった後のミーティングは、いつも3時間くらい掛けて行ないました。(ミーティングはいつも、ビールが入るので長くなりました)
 一生懸命練習しての参加でしたので、結果は少し残念ですが、来年も挑戦しますので、みなさん応援よろしくお願いします。


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