あぁるぴぃ広島 52号


■会員の声




@広島市の豪雨による土砂災害
(1)豪雨お見舞いへのお礼です
 広島市のAです。
この度の豪雨被害を気づかって頂きありがとうございます。
沢山の方々からのメールにまとめて返信させて頂きます。
思いもよらぬ大惨事に心を痛めています。
我が家は被災現場から3qくらいのすごく近い所です。
でも、幸いなことに何事もありませんでした。
昨日の未明には雨音と雷で眠れないくらいでした。
日が昇ってからは雨がポツポツ降る程度で薄日もさしていました。
ただ、終日たくさんのヘリコプターが飛び交いサイレンも鳴り響いていました。
今朝も夜明けからヘリの轟音を聴いています。
 昨日はJRもバスもマヒしていましたので出かけるのを止めにしました。
でも、このくらいの事で済んだのですから感謝しています。
 被災するもしないも紙一重というところがあると思います。
みなさんも大小問わずたくさんの危険に囲まれて生活されておられる事と思います。
平穏な日々を過ごされますよう願っています。

(2)近況
 広島市のMです。
広島の豪雨災害、ご心配いただいておりますが、私は無事すごしております。
8月19日は、私の75歳の誕生日です。
今年も東京から、小2のはるちゃんと4歳になったすずちゃんがやってきました。
その夜はものすごい雷で、はるちゃんもすずちゃんもびっくりして、泣き出してしまいました。
母親にだきしめられて、なんとかねむりにつきました。
けっこう強い雨はふりましたが、心配するほどのものではありませんでした。
翌日はお楽しみのファミリープールです。
お弁当を作り、広島のいとこのあやちゃん、小2も一緒にでかけました。
その夜は近くの神田山荘でお泊りです。
 この夜は、総勢9人で私の誕生日を祝ってくれました。
 そんなおり、携帯が鳴りました。
埼玉の幼馴染です。
その電話で、広島が大変なことになっていることをしりました。
その後も安否を気遣う電話が、いくつかなりました。
翌日家に帰ると、留守電が8本入っていました。
返事がないので、みなさん災害にまきこまれたのではないか、避難所に避難しているかと心配されたようです。
遊びほうけている間に、とんだ心配をかけてしまいました。
 それにしても今年の8月は、なんと雨ばかりでしょう。洗濯担当の私は毎日頭を悩ましております。

(3)広島大規模土砂災害の現場にお手伝いに行ってきました。
 広島市のHです。
昨日、安佐南区八木3丁目の被災した姉夫婦の家に行ってきました。
可部線の線路を渡って山側を見上げると、新聞やテレビで見る光景の何倍もの土石流の恐怖を覚えました。
直径が40p位の倒木や、背丈以上の岩や車が折り重なって、行く手を阻みます。
段差が分かりにくい私の目では100mたらずの距離が遠いこと遠いこと。
家に着いてみると、玄関のひさしが1m位の高さにあります。
と言うことは1m以上土砂に埋まっているのです。ここは硬い土なので次回にして裏に回ってみました。
こちらは泥状の土で掃出しのガラス戸が、30p位埋まっていました。
それを取り除き、無理やり戸を開けると1階の3部屋の床上に20pもの泥が上がっていました。
どこから手を付けていいやら呆然とする光景です。
見ていても始まらないので45歳〜79歳の9人で手分けしてスコップでバケツに入れリレーしていましたら、テレビ新広島(TSS)のTアナとスタッフが取材に来ました。
ある程度取材した後、Tアナとスタッフもスコップを手にして3時間ばかり手伝ってくれました。
 室内で1時間も作業すると、全身汗びっしょりになり、泥のにおいもあり気分が悪くなります。
初めは賑やかにやっていましたがだんだん口数が減ってきます。その時が休み時です。
水分補給と、外気を吸って、また張り切って作業し、朝10時〜16時までで2部屋の土砂を床が見えるところまで取り除き、1日目は終了にしました。
 みんな腰から下は泥まみれです。
また車まで戻るのが一苦労です。
シートにビニールを敷いて汚れを防ぐような工夫が必要です。
家に帰って何度も足がつりそうになりました。
今日のTSSテレビ番組「満点ママ」で5分程度昨日の取材を受けたのが放送されました。

(4)8月豪雨のお見舞いに感謝
 広島市のTです。
8月豪雨の被害に際し、たくさんのお見舞いメールをいただきありがとうございました。なかなか挨拶ができなくて申し訳ありません。
連日の小雨にも関わらず、ボランティア活動にたくさんの方がきてくださっています。
 私は可部街道(旧国道54号)ぞいに住んでいます。
すぐ東側の根の谷川の氾濫で国道が川になってしまったために車庫や庭に浸水し、泥とごみが残されました。
高松山のふもとは土砂崩れしているところが幾筋も見られます。
この山は熊谷氏が可部地域に地頭として赴任して高松城を築いた山です。
我が家のすぐ東、根の谷川の東岸にあり、この山の南側のすそである谷あいにに団地ができており、この一帯が可部東という地名です。
 3時間で215ミリという雨、雷、停電、消防のサイレンの音・・・こわーいこわーい体験でした。
連日の小雨、ヘリコプターの音、日が差してくると粉じんの被害などなど今しばらく忍耐の時間が必要です。
安佐北区は広島駅から北に約20キロの地にあり、人口約15万人、視覚障碍者は約500人います。
 被害が大きかったのは東寄りの山沿いですが、だんだんに報道されなかった地域でも土砂崩れは起きています。
8月に入って洗濯ものが外に干せたのは一日だけという夏でした。
これからの雨は少しでも土砂の崩れが心配なのです。
私は被害は少なかったのですが、たくさんの方々から見舞いや励ましの言葉をいただき思いやりの心に感謝をしながら元気に暮らしています。
夏の疲れを感じる時期、皆様のご自愛のうえご活躍されますよう祈ります。
皆さんありがとうございました。


A盲導犬ウエンズデーを悼む
(1)彼岸花が真っ赤に咲いています。
 みなさんこんにちは 広島県福山市沼隈町のKです。いつもお世話になっています。
 庭先の菊の花や 百日草 真っ赤に咲いた彼岸花、蝉の声は遠のいて 夜は虫の声がにぎやかです。
 そんな中、ウエンズデーは14歳と5カ月の生涯を終えて、17日 午後12時40分に天国に旅立ちました。
 11日に悪くなって、 家内とウエンズデーのそばを離れることなく 見守って、回復を願いましたが、かないませんでした。
ウエンズデーの生前、JRPSのみなさん 福山視覚障害者の会のみなさんに お世話になりました。ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。 合掌

(2)彼岸花の咲くなか天に召された、ウエンズデーちゃんを偲んで
 広島のTです。いつも有難うございます。
このたびは、Kさんのウエンズデーちゃんの訃報に驚いています。
長い年月を朝な夕なによりそい、引退後も友となり、家族の一員であった支えを失って、本当にご心痛をお察しいたします。
千の風になってKさんを 見守っていてくれるような気がしてやみません。
天国で合えると良いですね。
ご冥福をお祈りもうしあげます。   合掌  

(3)全盲の一人歩きの難しさを知りました。
 みなさんこんにちは。広島県福山市沼隈町のKです。
 いつもお世話になっています。
彼岸の中日も過ぎて、日増しに虫の声がにぎやかになってきました。
 ウエンズデーが生涯を終えて天国に旅立った時には、多くの人にメールや電話をいただき、ありがたく感謝いたします。
 遠くは、イギリスのロンドンからもメールをいただきました。
ウエンズデーが誘導してくれていた時は1キロメートルを10分ほどで、 安全に歩く事ができていました。
ここ3日ほど、一人で、白杖を振り振り1キロメートルを歩くのに1時間ほどかかります。
 ウエンズデーがお父さん、 そこは高い崖があるよといって危ない危ないと尻尾を振って、 出てきそうです。
真っ赤な彼岸花 野菊などを、ウエンズデーの霊前に家内が供えてくれます。
 家内が栽培した花も良いのですが、 私の好みは、自然に咲いた花のほうが、安らげるような気がします。
 野の花は、野に置けという事もありますが天国のウエンズデーには傍「そば」にたててやるのが良いと思いました。
 13年苦楽を共にして、何時もよりそってくれていたのに、ウエンズデーの愛用していた物をかたずけるのは、身を切られる思いです。
 秋の日暮はいくら飲んでも寂しさを紛らすことはできません。
時々遊びに来ていた野良犬が可愛いです。
いくら 走っても飲んでも 夕暮れは、寂しいです。
 ウエンズデーが大好きだった庭の入口の西条柿が少しずつ熟してきました。
10日か15日ほど長生きをしていたらと思いますが 生命の無常ですね。
今朝、ウエンズデーと歩いていた道を白杖を振りながら歩いているとドングリの落ちる音がしてきました。
立ち止まって、 その音を聞いていますと、秋にウエンズデーと歩いていた時にドングリが落ちる音でした。
 そのあたりを探すとドングリがたくさんあります。
拾って、ポケットに入れて、ウエンズデーの土産にします。
 家に帰ってウエンズデーの仏前にお供えします。
 ではみなさん又の日を 

B全国交流登山大会に参加して
 広島県福山市のFです。
私は、9月13日から15日に 福島県で行われた、全国交流登山大会に参加しました。
総勢280名くらいの参加でした。3日間なので、おおまかになりますが 報告します。
 私が所属している こまくさハイキングクラブは、総勢21名で、12日の夜10時に岡山駅をバスで出発し、翌日9時ごろ福島に到着。野口英世記念館、会津若松城を見学後、宿泊地の 国立磐梯青少年交流の家に到着。
当日は 開会行事と、参加14団体の紹介、懇親会などの後 就寝。
14日は 健脚の磐梯山コース、標準の安達太良山コース、五色沼散策コースに分かれて、いよいよ本番の登山。私は 安達太良山コースに参加。
120名ぐらいが、頂上目指して登山開始。連休中とあって、一般の登山客も多く、予定より少し遅れて下山。
大きな石が段差ごとにあり、私にとっては、なかなか登りにくい山でした。
夕食、入浴後 地元の方の 歌や踊り、新潟の プロピアニスト(ゆうたさんだったかな?)によるコンサートなどがあり、懇親会。
ここで予定していた 出雲のHさん、高知のHさん、新潟のOさん、山口のYさん達にお会いしてお話することができました。
あっ そうそう、聞いたことのある名前だな、と思っていたら、大分のWさんも 参加されていましたよね?疲れているので 早めに引き上げて就寝。
 15日は9時より閉会式後、各地にと帰路につきました。
同じ登山という 共通の趣味を持つ障碍者と、それをサポートしてくださる大勢の仲間と交流しながら、それぞれの登りで楽しく山を味わえたことは、とても有意義だったと思います。
2年後には、広島の宮島で実施されます。
また元気で、大勢の方とお会いできればと思います。



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