あぁるぴぃ広島 55号


■活動報告


■活動報告 @「中四国リーダー研修会に参加して。」   福山市 Mさん
 徳島リーダー研修会に参加させて頂き、大変感銘をうけました。
私は、リーダー研修会そのものが、初めての新参者です。JRPS入会も3年目であ り、中身もよくわからないままに参加させて頂きましたが、本当によく事前検討がなされ、又運営される方、周りでサポートされる 例えばボランティアの方等主催者側の意思がしっかり伝わり進めておられると肌で感じました。
しかも、各講演、シンポジウムの人選、議題等 本当に素晴らしくどれも私のこれからの生活の糧になりうる内容でした。
合わせて、F様の司会ぶりも 決しておせじではなく、分かりやすくしっかりと進めておられる印象です。なりの時間をかけて吟味されておられるなと感じました。
以上が、新人の私が感じた事です、本当にありがとうございました

A「2015 アイフェスタふくやまに参加して」   福山市 Iさん

 2015年度も福山でアイフェスタ(視覚障害者の福祉機器展)が開催されました。
日時は2015年11月8日(日曜)10時から16時で、会場は福山市 市民参画センターでした。
 当日の主な内容は、
・視覚障がい者むけ福祉機器・便利グッズ等展示
・視覚障がい者むけ 日常生活用具便利グッズ体験
・講演会「補装具・日常生活用具の研修会」
・副音声付き映画鑑賞「蝉しぐれ」
・相談コーナー
・体験コーナー:視覚障がい者向けiPhone体験会、音声パソコン・点字体験
・交流スペース でした。
 視覚障がい者むけ福祉機器・便利グッズ等展示ですが、この度は出展業者も少なく13社の出展企業がありました。
 私はパソコン体験会の担当だったので、その他のブースには行けていませんので詳しく書くことができません。(苦笑)
 午前中は、副音声付き映画鑑賞会「蝉しぐれ」もありました。
 午後からは、講師に鈴木 孝幸さん(日本盲人会連合副会長)さんによる講演会が開催されました。テーマは、「補装具・日常生活用具の研修会」〜適切な給付と需給についてみんなで考える研修会〜…でした。
 また当日は、相談コーナーも設けられていて、当事者相談員が相談に乗っていました。
 体験コーナーですが、視覚障がい者向けiPhone体験会が、講師として氏間 和仁(うじま かずひと)さん (広島大学大学院准教授)の指導で、午前は音声ユーザーの部(点字や音声を利用している人・音声機能付き)と午後、弱視の部(拡大読書器等で 墨字を 利用している人・音声機能なし) で開催されましたが、参加者も少なく定員に至りませんでした。
 音声パソコン体験コーナーも初めての方が数人で、大半の方が顔なじみのメンバーが覗いてくださいました。ありがとうございました。
点字体験の方はどうだったのでしょうかね…?
 交流スペースですが、福山市視覚障害者福祉協会の賛助会員や家族の方々がお世話をされておられました。カップメンや赤飯のおにぎり、飲み物とお菓子まで用意されておられました。ちょっとひと休みに丁度良かったです。
 今年度の参加者ですが、他の行事と重なっていた関係と天気の関係かは判りませんが、ちょっと寂しい参加人数でした。参加者が少なければ、出展業者も少なくなってきます。
そしてその他の映画や体験コーナー等も考える必要がありますね…! 参加者は何を目当てに参加されるかですが、やっぱり福祉機器の展示がメインでしょう。反省すべき点が多かったように思います。
福山市視覚障害者地域活動支援センターの報告では、
・アイフェスタ入場者数 203人
・ボランティア 34人
・iPhone体験会 13人
・音声パソコン体験 13人
・点字体験 10人
・講演会「補装具・日常生活用具の研修会」 45人
・交流スペース 170人
・副音声付き映画鑑賞 7人
・相談コーナー 2人…となっています。

B 「そばうち体験に参加して」   尾道市 Oさん

 12日三次での、そばうち参加者の皆様ごくろうさまでした。
尾道組の呑んベー、無事帰宅しました。
匠の技、眼の前でみせて頂きました。さすがの一言です。
僕が食べたそばに、うどんの太さのはありませんでした
そば切られた指先の間隔にけいふくします。
 三次のSさん・Kさん、お世話になりました。天ぷらおいしかったです。
鹿の肉初めて食べさせて頂きました。ありがとうございました。
ボランティアの皆さまの心くばりありがとうございました。
日頃の花田支部長のきくばりのたまものだと思います。
良い一日過ごさせて頂きました。
三次での一日ありがとうございました。

C「そば打ち参加報告」   広島市 Mさん

 12月12日火曜日 三次きんさいセンターに集合し、 花田支部長のあいさつ、参加者の声だし(32名、講師5名、ボランティア5名)の後、講師のそば打ちを見学しながら手順を覚えます。
さて、本番です。4グループに分かれてそばを打っていきます。
そば粉を練る、生地を伸ばす、切る。の工程をひととおり体験しました。
そば粉に水を入れて粉と混ぜ合わせ(水回し)のときは「シャンプーのとき頭を洗うように指先を使って円を描くように混ぜます」
生地をこねるときは「空手チョップのように手のひらを立てて、小指のはらで中に入れ込むように」、生地を円錐形にするときは、 「手をチューリップの形にして、容器のふちを使ってころがして」とわかりやすく説明してくださいました。
生地は一円玉の厚さに伸ばし折りたたんで、そば切り包丁で1、3ミリに切っていきます。なかなか細くは切れません。
きしめんやうどんの太さになってしまったり・・・難しいです。
 ボランティアさんに茹でていただき、試食タイムです。
まず 自分たちの打ったそばを食べます。美味しい!自画自賛。
次に先生のそばです。太さもそろってきれいです。何より艶が違う!光っています。
のど越しも、スルーと入っていきます。美味しいー!おかわり!(笑)
山菜や、鹿肉のから揚げなど山の幸満載で美味しく楽しい時間を過ごせました。
お世話いただいたHさん、講師、ボランティアの方々 ありがとうございました。 

D「2月13日の患者と家族の交流会に参加して」   広島市 Kさん

 朝からの雨の中でしたが、当事者29名とご家族・ガイドさんでの参加でした。
恒例の、参加者声だしから始まりです。
●文化・芸術 プレクストークについて、Aさんがお話され、川柳なども披露されま した。
時間経過がわからなくなるといけないからと、携帯電話のタイマーを機動させてからのおはなしには、関心するやらおかしいやらでした。
(バイブにされていて、机のうえでブンブンと響いたので、皆、笑顔だったんですよ。>)
●パソコン・懐中電灯についてIさんが、お話しされました。
福山で、パソコン教室と、電話でのサポートをされていらっしゃいます。
●障害者スポーツについて、もう一人のAさん。が、お話しされました。
リオのオリンピックとパラリンピックもたのしみですが、東京がとても楽しみですね。
●便利グッズについて、Hさんがお話しされました。
仕事場や家庭で利用されている物を見せて(さわらせて)いただきました。
それから、参加者の悩み・情報提供の時間で、予定の時間がすぎました。
参加されたみなさん、参加できなかった方々、またいつかお会いしましょう。   

5.「福山市でのプレクストーク学習会、患者と家族の交流会を終えて」 
福山市  Iさん 
 今回は午前中にプレクストーク学習会で午後からは患者と家族の交流会と言う形で長時間での行事でした。
日時は2016年5月14日(土曜)10時から13時30分で、会場は福山市 市民参画センターでした。
 この行事を開催するにあたって、準備会などして、どうやって参加者を集めるかと いうことに頭を悩ませました。
会員は勿論ですが、まだこの会を知らない方などにどうやって知らせるかです。東部の役員で手分けして声掛けをしていこうと言うことになりました。
 申し込み締め切りを5月1日としていましたが、参加者が10人程度でした。そん な事で役員一同で心当たりの方に電話したりしてお誘いをしました結果、午前中は、当事者20名、付き添い2名、ガイドさん1名の総勢23名の参加がありました。
初めての参加者も5名あり、まだプレクストークをお持ちでない方も4名おられまし た。
 午前中はプレクストーク学習会と言うことで、先ずは支部長の花田さんに、プレクストークとは何をする機器かということの説明、そして機種ですが、リンクポケット・ プレクストーク PTR2・プレクストーク PTN2・プレクストーク ポケット P TP1の説明…などしてもらいました。初めての方には選択の参考になったと思って います。
 その後はPTR2とリンクポケットに分かれての学習です。
●携帯型録音再生機 リンクポケット 6人 
●録音再生機 プレクストーク PTR2 7人
●PTR1 2人 
●PTN1 1人 
●お持ちでない方 4人 
 指導者ですが、会員のkさんにPTR2、fさんにリンクポケットの指導をし てもらいました。
皆さん 熱心に聞いておられるのは良いのですが、賑やかなこと賑やかなこと…! 
リンクポケットの方では、音声がなかなか聞き取りにくかったです。用意していた資料も人数が多くて十分な説明が出来なかったようですがPTR2の方では、 使い慣れておられる方が多い関係で、ある程度の学習が出来たようです。
 しかしまだお持ちでない方に取りましては、どれを選んだらよいかなどの参考にな ったことと思います。
 お昼休憩ですが、各自の弁当持参で、賑やかな会話での昼食会でした。あっという間の時間でしたが、このおしゃべりの時間が一番楽しいのかもしれませんね…!(ニコニコ)
 午後からは患者と家族の交流会となっています。午後からの参加者は、当事者24名、家族の付添3名、ヘルパー4名の総勢31名の参加者でした。
その内3組6名は、福山バラ祭りが開催されていますので、そちらに午前中は行かれたようです。シャトルバスも10分間隔で出ていまして、 天気も良いので多くの方で賑わっていたようです。
 午後からは予定していないこともありちょっと遅れての開催となりました。
挨拶の後は、恒例の声出しです。初めて参加の方には、視覚障害者になって困っていることや家族に対しての不満や思いなどを話してもらいました。
 情報コーナーでは
@花田支部長より、ボイスオブデイジーの紹介、JRPS広島についてとJRPS広島 MLについての説明と紹介がありました。
 A視覚障害者になって困っていることなどを先輩方より体験談などを話してもらい ました。主婦の方については、見えていた時出来ていた炊事、洗濯、掃除については見えなくなっても工夫することで、皆さん出来ておられました。
すごいなあと思いました。
B日常生活用具と補装具について
 こちらについては特に質問もなかったので、簡単な説明としました。
C障害年金と障害者手帳について  
 こちらについても質問もありませんでしたし、初めての参加者の方も既に手帳は交付されておられ後期高齢者の対象の方ばかりでした。
Dお互いに聞いてもらいたいこと 
 こちらについては、皆さんからの意見も聞いて、その内容が紹介されていた関連情報「お互いに聞いてもらいたいこと」の一部を紹介させていただきました。
 以下に、ある交流会での内容を張り付けておきます。
 視覚障害のために家族や友人達とも上手くキャッチボールが出来ずにイライラすることはありませんか?。
また、気づかないうちに周りの人を困らせるような言動をしているかもわかりません
つらいのは本人だけではありません、そばで見ている家族のみなさんも同じです。
あなたのご家庭ではどうですか?ご家族と一緒に読んでみてください。
■「お互いに聞いてもらいたいこと」
《その1 本人から家族へ》
●「そこ、そこにある!」と言われるが、「そこ」がわからない。
●「あっち」「こっち」「そこ」が多い。具体的に言ってほしい。
●トイレの便座をちゃんと閉めてほしい。
●ドアを半開きにしてあると、危険。
●飲みかけのカップを置きっぱなしにしないでほしい。
●ここに置くと決めてある物を、勝手に移動させないでほしい。
●勝手に物を片付けないでほしい。
●「けもの道」に物を置かないでほしい。
●家族もガイドヘルプの勉強をしてほしい。
●一緒に歩く時、体を引っぱらないでほしい。
●ゆっくり歩こうよ。速すぎる。
●動きがゆっくりな時もある。
●テレビを見ていて、「どうなってる?」と聞いた時、 「うるさい」と言わないでほしい。
●「危ない!」と言われたくない。気をつけているのだから。
●いつも見つめないで、一人でゆっくり食事をさせてほしい。
●必要以上に世話を焼くのはやめてほしい。必要な時はお願いするので。
●愛されているのはわかるけど、心配しすぎないでほしい。
●(心配だからといって)独自の行動を止められてしまう。
●ゴミ出しも自分でやっている。手伝ってくれない。
●家の掃除をしてほしい。
●自分の箸だけでも、洗ってほしい。
●家族が、見えにくいことを理解してくれない。もう、あきらめている。
●目が悪い分、口が…。つつしむようにと思っています。
●支えてくれる家族・友人には、時々感情的になり爆発してしまいますが、それも障害のひとつと思ってね。
●子供が、視力の悪いことをよくわかってくれているのでうれしい。また、福祉関係 の仕事についてくれた。
●いつも見守ってくれて、ありがとう。

《その2 家族等から、本人へ》
●私はかゆい所に手が届くタイプではないので、口に出して言ってくれるほうがいい。
●家の中でのルールをもう少しはっきり決めれば生活しやすいだろうと思うが、本人からそういう申し出がない。
●本人も目の悪いことを忘れている感があり、日常生活にあまり支障がない。 ただ、どのくらい悪いのかわからないので、声に出して言ってほしい。
●無口なので、もっと話してほしい。でも一緒に暮らしていて楽しいから、それで十 分だとも思う。
●不満があれば、もっと言ってほしい。
●私の言う事を、右から左へ聞き流すのはやめてほしい。
●「何々のくせに」と言われると、困る。
「患者じゃないくせに」「障害者になったことないからわからんだろう」と言われる と、話のしようがない。「女だからわからない」「まだ子供だから、大人になればわ かる」などと同じで、ためしに男になってみることも、患者になってみることも不可 能な以上、反論のしようがない。
自分も「あなたは、患者の家族になったことないでしょう」と思うが、それを捨てゼ リフに使わないようにしている。

《その3 家族等の想い》
●本人がどの程度見えているのか、わからない。
●本人がどの程度見えていないのか実感できない。
●どの程度見えるのか、知っていたほうがガイドもしやすいのだが、本人には「そんなこと聞かないで」と言われた。
聞くのは、いけないことだろうか。
●本人(障害2級)は、完全にサポートがいるわけではないので、どの程度手を出して良いのか、とまどうことがしばしばある。
●外を歩く時、無理して「見える」と言って、手をつないでくれない。でも見えてい なくてぶつかったりするので困る。
●たぶん職場でかなり苦労しているのだろうと想像がつく。ストレスもたまるだろうと思う。
●将来が心配。仕事に対して不安がある。
●本人が不自由になって日が浅く、しかも年齢も高いので、将来がとても不安。
 私がもし要介護状態になっても、とても介護してもらえるとは思えない。ずっと 病気せず元気でいなければならないと思うと、プレッシャーです。
●以前に比べると、理解できるようになった。
●自分自身も成長していかなければ、と思う。でも、まだまだです。
●「目が見えたらいいだろうなあ」と、よく本人にきくことがあります。
見なくてもよいものもあるけど、やっぱり目が見えたら、いいだろうなあと思う。大 なり小なり誰でも欠点はあるのだから、悲観的にならず前向きに、健康一番で楽しく暮らしていけたら良いと思います。
 以上です。いかがでしたか?
これは、ある交流会での、皆さんの声を集約されたものです。
 皆さんも当てはまるものが多くあったのではないでしょうか…! 気をつけたいと は思っているのですがね…!(苦笑)

 Eその他 
*白杖歩行について
 まだ白杖を持たれておられない方もおられました。そんな事で、「白い杖」を持つ ことは、道路交通法で規定されています。
歩くときは白い杖を持ってくださいということになっています。これは裏を返せば、 持たないで歩いた場合は、一般通行人と同等に扱いますよということでもあります。
 皆さんは、見た目では目が不自由であることが分かりません。ですので、白い杖を持たないで、道路やホームなどで歩いていらしても、 通行人が気をつけることができません。怪我をするのも怪我をさせるのもお互い嫌ですよね。
こういったリスクを軽減するためにも白い杖を携行することはお勧めします。
 最後に閉会の挨拶を、副支部長のnさんにやっていただき、予定の午後3時30分に終えることが出来ました。
参加の皆さん ありがとうございました。そして「ふれあいの会」のボランティアの 方には会場の片づけから、福山駅までの案内もありがとうございました。予定にないことまでさせてしまったようで申し訳ありませんでした。(ペコリ)


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