活動報告







☆ 11月11日(日曜) 2018アイフェスタふくやま
   〜視覚障がい者に役立つ福祉機器展〜
福山市  S さん

 2018年11月11日(日曜) 10時から16時まで、福山市市民参画センター全館で、「2018アイフェスタふくやま(福祉機器展)」が開催されました。
以下は主幹事でお世話をいただいた福山市視覚障碍者地域活動支援センターの集約をもとに作成をしたものです。
 参加者は260名でした。
主な内容は視覚障がい者が使える福祉機器の展示と紹介でした。
福祉機器業者の出展は13社でした。
 そして、補装具、日常生活用具に関する研修会の受講者は70名でした。
 相談コーナーは私ともう1人が担当しました。
5名から相談がありました。
 ・音声パソコン体験コーナーは視覚障がい者が使えるパソコン体験と相談でしたが、来場者が43名で、 内体験者が21名でした。
 ・フラワーアレンジメント体験の来場者は25名で、内体験者は14名でした。
 ・点字入り名刺の作成体験は、来場者が30名で、内名刺作り体験者が16名でした。
 ・盲導犬歩行体験(盲導犬2頭)の来場者は22名でした。
その内、体験者は事前申込者が6名、当日の相談・体験者が6名でした。
 当日は花田会長がJRPSカレンダーと住友生命のユニバーサル カレンダーを持参してくださり、好評のうちに本部カレンダーはほぼ完売となり、住友生命様のおかげでもうまく基金にもご寄付をいただきました。
 今年度も引き続きアイフェスタを実施予定です。
皆さんのご参加をお待ちしています。


☆ 12月1日(土曜) 白杖歩行講習会(東広島市)
福山市   I さん

 東広島市で開催されました白杖歩行講習会ですが、心配していました参加者も、20名の参加があり、良い講習会が出来たのではと思っています。
 会場のホテルサンライズですが、思ったより駅からの時間もかかり、歩きましたね。
 これも白杖歩行訓練には良かったと思いました。
 会場の広さも適当で、歩行訓練士の花木さんの熱の入った講習もとても良かったです。
 そんな事で交流会の時間が取れませんでしたが、各地で開催されます「おしゃべり交流会」に参加して困っていることや、工夫していることなどお話して、皆さんとの情報交換の場となればありがたいですね。
 JRPS広島では以前にも三次市で講習会をしていますが、もう随分と前の時でした。
なので特に初めての方や最近から白杖を持たれた方にとっては為になったと思いました。
 私も白杖を持ち始めのころは、良く溝に落ちたり電信柱に衝突してメガネを割ったり、時には顔面から出血もありましたが、単独歩行に慣れてくると、けがも少なくなりました。
階段は全然苦になりません。
手すりも持たなくて大丈夫です。
これも慣れだと思います。
 そんな事で、これを機会に安全な単独歩行をしてくださいね。
 参加の皆さん 御疲れ様でした。


☆ 1月19日(土曜) 日常生活用具勉強会とおしゃべりサロン  (三次市)
三次市  M さん

 1月19日、三次市の十日市きんさいセンターで「日常生活用具勉強会とおしゃべ りサロン」がありました。
参加者は14名でした。
 午前中は「困っていることみんなで解決しましょう」ということで、日ごろ感じている悩みや不便に感じている思いなどを出し合って交流しました。
特に、今回は「突然、視力が低下し眼科にかかったところ網膜色素変性症だと言われ、仕事や日常の生活で戸惑っている」という初参加の人もおられ、障害者手帳の認定や福祉制度についての交流などもありました。
 午後からは、会場近くのメガネの田中まで歩いて移動し、事前に準備していただいていた日常生活用具を体験しました。
いろいろな種類の拡大読書器や拡大ルーペ、遮 光メガネや音声時計など、何人かの店員さんの丁寧な説明を聞きながら体験することができました。
「もう何度も体験した」という人もあれば、初めての体験で興味深く説明を聞いていた人もありました。
 何度も体験している人やすでに器具を購入している人も、障害の程度が進んでいくうちに自分に合った器具が変わっていくという声もあり、定期的に日常生活用具の体験会があれば良いなあと思いました。
 体験会が終わったあと、希望者が再びもとの会場に戻り、読み上げ名人を使っている人と、これから購入することを考えている人を中心に、短時間のパソコン勉強会をして終わりました。


☆ 1月27日(日曜) 二葉の里散策とオーカムマイアイ体験・交流会   (広島市)
広島市  O さん、 A さん

 10時15分に広島駅北口2階のデッキ広場に集合しました。
午前は参加者 17名と3人の観光ボランティアさんの案内で「二葉の里、歴史の散歩道」です。
 國前寺、聖光寺、愛宕神社(カープ神社)を巡りました。
 声だしをしてから3班に分かれて出発。
私は4人の班でした。
 國前寺(こくぜんじ)は広島駅から北へ約600mほどとのこと、本堂は1671年に建立され、広島藩の中でも大規模だそうです。
 聖光寺(しょうこうじ)に移動しながらも歴史の説明がありました。
ボランティアさんの説明は上手でみなさん感心したり うなずいたりされていました。
 私は何度言っても、そのときが初めてです。
 最後はカープ神社と言われている愛宕神社でした。
 このあたりでは昔、何度も大きな火災があったらしく、防火鎮火の神様がまつってあるそうです。
 球場がこちらへ移ってからカープ神社と言われるようになったそうで、相手打線に火がつきませんように、と祈るとか。
 それから、それぞれの班は午後の交流会場所のビックフロントに向かいました。
途中のコンビニまでボランティアさんに案内してもらいました。
ありがとうございました。
 昼からの交流会には、当事者17名の参加がありました。
 まず始めに、同時進行で行うオーカムマイアイ体験の説明を、株式会社システムギアビジョンの山平さんにしていただきました。
 その後恒例の声出しの自己紹介、続いて近況報告や、オーカム・マイ・アイを体験された方の感想などで盛りだくさんでした。
 オーカムマイアイは、13名のかたが体験されました。
 私も、体験できる日を今か今かと待っていました。
当日は読ませたいものを持参して体験に臨みました。
 参加希望者は、交流会の途中で順番に体験しました。
体験がすんだ人は「凄い凄い」と言いながら戻ってきていました。
 以下は私の印象です。
@ 現在使われている活字読みあげの機器と、能力に大差はないと思いました。
アイフォンのアプリであるOCRなどと比較してみても、読む能力は大差はないと思います。
 また、便利な独自の機能として、紙面全体でなく指差しした箇所を読みあげてくれます。
印刷物を読ませる手順に関しては使い勝手が簡便でしょう。
A 操作はメガネのふちの本体に触れながら行ないます。
慣れが必要でしょうね。
操作が無線であればいいと思いました。
B 出会ったとき、その人の名前を教えてくれる機能があります。
一度お顔を撮影し、その人の名前を登録しておきます。
次回、登録した人と出会うと名前をしゃべってくれます。
C メガネのよこに装着するのですがまったく重く感じませんし、見た目にも目立たないのではないでしょうか。
D 欲しくても、価格が現在60万円と手が届きません。
日常生活用具にでも指定されないと手が出そうにありません。

【オーカムマイアイ2の概要】
寸法(約76 x 21 x 15o)、重量(約22.5g)でメガネのツルに装着し使用します。
充電式のため、配線やインターネット環境などが必要ありません。
小型カメラ、小型スピーカーを内蔵し撮影した内容を音声で知らせます。

【オーカムマイアイ2の機能】 
・文章認識:印刷物やデジタル機器の液晶画面に表示された文章も読み取り、読み上げます。
・ 顔認識:事前に登録した顔を自動的に認識し、音声で知らせてくれます。
100人まで登録可能。
・紙幣の識別:紙幣を識別し音声で知らせます。
・色の判別:色を判別して音声で知らせます。
・時間や日付のお知らせ:カメラの前で時計を見るようなジェスチャーをすると、時間や日付を知らせます。
 ぜひ一度は体験してみてほしい機器です。

(補足) オーカム・マイ・アイの会社、システムギアビジョンは、 以前はタイムズコーポレーションという会社名でした。

☆ 3月 9日(土曜) おしゃべり交流会(福山市)
福山市  Kさん

 3月9日、福山の「エフピコリム」にて「JRPS講演会とおしゃべり交流会」が開催され『遺伝子、遺伝、iPS細胞について』 と言う演題で、北部地区の定光 淳(あつし)さんがお話してくださいました。
 遺伝について詳しい説明を聞き、この病気の深刻さを痛感しました。
 午後からのおしゃべり交流会で、ある女性が自分が苦しい思いをしてきたので子どもは産まないと決めたと話されたとき、辛い中でも逃げることなく病と真剣に向き合って来られたのだということと、病と共に生きてゆくと言う言葉の奥にひめられたものをつくづく考えさせられました。
 また、日々の暮らしの中で続けていること、頑張っていること、工夫していること、身近な方からかけてもらった思いがけない優しい言葉に、とても感謝した話等々、出席者全員の話を聞いて、「力強さ、優しさ、本音で話せる安心感」を感じました。
 今回の行事に参加してありがたいと思ったのは同じ病をかかえている者同士、共有するものがたくさんあり、互いに理解し、共感しあえる場であるということです。
 私は入会して日が浅くそれほど多くの行事に参加していませんが雰囲気は気にいっています。
 情報を戴けることはもちろんですが、気持ちがおだやかで安らぐからです。
 可能な限り参加しますので宜しくお願いします。

福山市  Yさん

 JRPS広島の皆さん、こんにちは。
 午前講演を聞いて、午後から、20名の皆さんの近況報告や、普段の生活の上で工夫してる事などをそれぞれ話されていました。
 ある人は料理の工夫を、ある人は普段から散歩をしてる様子や、いくつになっても若い子と散歩は楽しいもんだと話されて笑いを誘っていましたね。
 私自身も、料理もしますし、散歩もしますが、工夫をしてるか?となると、根がいい加減なもので、溢れたら拭けばいい、落ちたら拾って貰えばいい、くらいでそこまで創意工夫はしてないのです。
 フライパンの周りに飛び散ってるよと言われて、そうかわからなかったな、と目の進行が進んでるのを実感し落ち込むのがせいぜい。
今では溢れるのが当たり前、作るだけ大したもんだ、と自分に言い聞かせ褒め称えています。
 こんな呑気な性分ではありますが、目がだんだんと悪くなり歩くのにも支障をきたしてきた昨今では、落ち込むよりも諦めの方が多くなったかな? 結局自分では無理。
出来なくなったからやらない。
出来る人は良いなぁと未だに人を羨み、なんと心が狭いのでしょうと嫌な自分だと思いながらも、自分可愛さに「だって見えないからわからなかったんだもん」と自分自身を庇護する始末。
 そんな私ではありますが、皆さんの話を聞いたりして、見えなくなって苦労してる事や「こんなことを頑張ってるんだよ」とか、皆さんの体験談や、普段の生活の様子などをお聞きしてると大変勇気が出ますし、皆さん同じ思いをしてきたんだという連帯感では無いですが、自分の中で一人では無いんだという思いが生まれます。
 年に何度か交流会を開催してますが、同じ病の方達との話を聞くというのはとても自分にとってプラスになることだと思ってます。
 なので出来るだけこういう機会があれば参加したいと思います。
 皆さんの元気あるお話が心の栄養素となります。
また皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。


☆ 3月31日(日曜) 北部お花見交流会 (三次市)
三次市  M さん
 3月31日、三次市の十日市きんさいセンターで「北部お花見交流会」がありました。
10名の参加でした。
 三次駅の裏手にある若宮公園でお花見を楽しむ予定でしたが、寒の戻りで気温が下がり、時々雨も落ちる空模様のため残念ながら屋内での実施になりました。
 それでも、事前に注文していた豪華な(?)お花見弁当に舌鼓を打ちながら、いつもにも増して楽しいおしゃべり交流になったと思います。
 五分咲き程に開き始めた桜の花も、窓の外で笑って見ていたかも・・・。


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