3.活動報告 

※9月6日 広島市総合リハビリテーションセンターについて
 報告:U.M
     平成21年9月6日の午後1時30分から約2時間、岡山市の国際交流センターでおこなわれました。
     はじめに、今回講演いただいた事務長、北吉(きたよし)氏の自己紹介です。昭和55年に広島市役所に入所。中小企業の指導センターや商工課、市町村合併などを担当。その後、障害福祉の業務の担当を命ぜられ、障害福祉課で総合リハビリテーションセンターの開設にたずさわり、現在に至っているそうです。
     次に、総合リハビリテーションセンターの目的です。
    1.脳血管障害や交通事故などで、中途で障害を負われた方の相談や支援
    2.地域の在宅障害者の支援
    3.回復期のリハにりテーションを担当すること
     次に その目的を達成するための施設の紹介です。
    1.身体障害者厚生相談所、手帳の交付を担当
    2.リハビリを担当する病院、一般診療はしない
    3.自立訓練施設
     今回はこの自立訓練施設についてくわしく話していただきました。
    定員は60人で、入所や通所、ショートステイを行っています。原則は身体障害を対象とするが、中途視覚障害も含めることになったそうです。広島市総合リハビリテーションセンターは広島市直営の施設で、全国で政令指定都市では4番目の施設です。直営でリハビリセンターを運営するところは珍しいですね。
     次に施設の概要です。
    広島市安佐南区の「こころ」という住宅団地の中に建設され、おおよそ200メートル四方の面積があります。昨年の4月にオープンしましたが、本格的には7月から稼動しています。104億円かけて設立されたそうです。
     次に設立の経緯についてです。平成元年に計画が持ち上がったのですが、その後、病床が多すぎるということで、延期になりましたが、平成15年に再度計画が持ち上がります。当時は、身体障害者だけを対象としていましたが、視覚障害者団体から請願が出され、市議会の採択により、視覚障害者も対象になりました。病院には約50人の職員がいます。自立訓練施設には20数人の職員がおり、歩行訓練士も2人新たに採用しました。
    次に、これまでの施設の利用状況についてです。
     厚生相談所は約3000人の相談や判定を行っいました。病院は昨年は65%でしたが、今年は90%、340人の利用があります。自立訓練施設は定員60人に対して40人で、うち8人が視覚障害者です。現状は 自立訓練施設の利用率が伸び悩んでいます。
     次に、施設を利用するための条件です。
    1.身体障害者手帳を持っていること
    2.障害福祉サービス受給者証を持っていること
    3.原則18歳以上
    4.社会生活へ向けての訓練意欲のある方
    5.共同生活ができる方
    6.長期の入院加療を必要としない方
     利用期間は最長で1年6ヶ月、大体は本人の希望を組み入れ、3ヶ月のプランで実施します。
     次に費用についてです。
     応益負担になって、利用率が落ちる元仁となっている原則1割負担で、入所の場合、1ヶ月最高約8万円かかります。これは本人の所得によって異なります。
     次に視覚障害者の具体例です。
     歩行訓練、日常性格動作、点字、パソコン、などを訓練しました。今年4月から在宅訓練も実施することになり、利用者が増えています。
     次にセンター以外の福祉サービスについてです。
     広島市では訪問型歩行訓練を実施しています。費用は無料です。また、今年7月に広島市視覚障害者情報支援センターを、中区富士見町に開設しました。
     今後の課題として、歩行訓練士の養成、ITを利用した情報提供、などです


※10月31日、11月1日 宿泊交流会に参加して
報告:I.K
     10月31日と11月1日に、岡山県支部では初の試みとして、
    宿泊交流会を行いました。これまでリーダー研修会などでの宿泊は行っていますが、枠を離れた宿泊交流会は行っていません。
     最初の計画では、岡山県内の民宿を予定していましたが、予定していた民宿が、大きな行事と重なってしまい、急きょ行き先変更となってしまいました。
     急な変更で慌てて次の候補地を探しました。香川県にあるドルフィンセンターは、どうだろうか?と言う案があり、即決定。ここ以外の観光場所は、4月に岡山の講演会に来られていた香川のKさんから観光情報を聞いて参考にしました。
     しかし、当面の問題は宿泊場所です。ホテルや旅館などで視覚障害者がボイコットされている話はよく聞きます。今回は視覚障害者の団体です。そして個人営業の民宿が相手です。讃岐市や高松市、小豆島も含め、かなりの民宿に問い合わせましたが、心配したとおり、うまい言い逃れで受け付けてもらえません。たった一軒納得のいく説明をされた民宿がありました。この民宿の方が、「ドルフィンセンターの近くに『クワガーデン津田』という国民宿舎がありますよ、視覚障害者用の設備もあると思います。」と教えてくれました。
     電話で問い合わせてOKの返事をいただきました。宿泊場所が決まったところで、ドルフィンセンター以外の観光地の選択です。試行錯誤の結果、屋島に決めました。ところがここは、公共の交通機関を利用すると、かなり不便だと言うことが判りました、。
     しかし、今回の予定を載せた『あるぴい』は既に発行されており、変更は出来ません。締め切り後に宿舎に、最終人数を報告し、次の事を要請しました。
     「高松駅まで迎えに来て、屋島まで送ってもらい、再び迎えに来てもらうことは可能ですか?」
     この申し出に気持ちよく了解をしていただきました。宿泊当日、驚くべき提案がありました。それは、ドルフィンセンターから最寄の駅まで、送っていただけると言う提案でした。ありがたくお受けしたのですが、少し欲が出て、高松駅まではどうだろうか?と交渉しました。運よくバスが空いていて希望どおりになりました。
     ドルフィンセンターでは、歩行時に職員がよく気を使ってくれたと思います。えさやり体験では、イルカに触れることができ、思ったより固くて弾力のある皮膚に驚いたり、握手をさせてもらったりと、みなさん感動されていました。トレーナー体験では、ジャンプしたイルカに海の水を頭らからかぶせられた方もいました。一緒に泳がれた方もおられました。
     今回の交流会は各種の行事や、11月末に予定されている中四国リーダー研修会等とも重なってしまい、募集人数には届きませんでしたが、思い出の1ページにはなる交流会だったと思います。
     今回参加者が少なかった原因を分析し、多くの人に参加してもらえる交流会にしたいものです。