3.第2回代議員会・全国大会のご報告
    ※第2回代議員大会報告
      この項「第2回代議員大会報告」は、JRPS岡山県支部会員向けの報告です。したがいまして、会員以外の方には内容がわかりにくいかと思いますが、お許しください。

    報告者 岡山県支部代議員 U.M

    とき:2005年5月28日 14時から16時30分
    ところ:名古屋市 ウィル愛知

    定足数の確認で、代議員43名に対し、40名の出席、委任状3名で、代議員界の成立を確認した。

    議事に入る前に 動議!

    質問:代議員会の議案書について昨年は代議員会の前に「ああるぴい」に掲載されたが、今年は、それがなく、代議員だけに送られたようだ。これでは 一般の会員は、代議員会でどのようなことが話されているのか 知らないことになる。また、代議員としても 会員の意見や質問の集約ができない。
    本部:3月に年度が終わって、決算、監査、をしているが、4月発行の「ああるぴい」には間に合わない。そこで、代議員会の2週間前までに、代議員に通知すればよいことにした。会員には6月発行の「ああるぴい」に掲載し報告するとのこと。
     これに対し、定款か、あるいは規則があれば読み上げて欲しいとの質問に対し、本部から、上記のような定款や規則はない、と回答。

    質問:代議員自身も視覚障害者であるので、墨字だけでなく、メールや、テープ版での配布も考えて欲しいと要望。
    本部からの回答はなし。
    意見:本部からの読み上げの際、ゆっくりわかりやすく読み上げてもらったらいいんではとの声で議事に入った。

    以降、議案の内容については、本部会報「ああるぴい」57号をご覧ください。

    1号議案 2004年度事業報告と
    2号議案 2004年度収支報告は一括して報告された。

    監査報告で、2004年度は赤字だったが、主な原因として代議員界&全国大会に移行したこと、学術支援金を1件700,000円から1,000,000円に増額したことによるものと説明があった。対策として、支部を増やして会員を増やす必要がある。

    質問:正会員会費収入で 80円の端数があるのはなぜ?
    本部:会員から具利困れる際に、振込み手数料を勘違いされているのか、端数がある場合がある。

    質問:備品の計算が合わないようだが?
    本部:次回の「ああるぴい」で訂正

    質問:貸借対照表で基本金は何?一般企業でいう資本金?
    本部:以前、法人にしようとしたときのもので、そのまま残っている。今後法人にするつもりはないので、学術支援準備金としてもよい。

    質問:会費未納者への対策は?未納者のリストは支部長に教えてもらえないか?
    本部:8月に督促し それでも納付しない場合は 「ああるぴい」をストップ。未納者リストは プライバシー保護の観点から教えられない

    3号議案 新任理事の紹介
    岡山県の川崎福祉大学の田淵先生が新しく学術理事になられました。(一部肩書きの誤りを訂正)

    4号議案 2005年度事業計画と
    5号議案 2005年度予算については一括提案された。

    質問:支部支援金を増やして欲しい。50,000円では会員数の多い支部ではとても足らない。
    これに対し、いくつかの支部から、次の本部の回答のように反対意見が出た。
    本部:都会の支部は活動を通して、稼げ。

    質問:QOL対策費やリーダー研修会補助の金額について、全国28支部あるのに、20支部の早いもの価値なんていわず、事前申請などして、公平に割り振られるよう要望。
    本部:そうなって、足らないというようなことになるよう各支部はがんばれ!

    質問:予算 備品に計上る金額はいくらから?
    本部:100,000円から。

    質問:職員人件費があるが、職員は何人?
    本部:パートで4人いる。時給900円

    時間いっぱい、活発な話し合いだったが、結局、時間オーバーとなり、つっこんだ質問ができなかった。

    来年は、千葉で行われるそうです。

※第2回全国大会報告 (報告者 I.K)
     去る5月28日と、30日の両日にJRPSの代議員大会と全国大会が、愛知県で行われました。 昨年の福山に続き、今年も参加しました。
     私の行く所には必ずハプニングがあります。どんなハプニングが起こったのか、まあ読んでみて下さい。
     7月28日、1番の高速バスで新大阪に向け出発しました。新大阪からの乗り継ぎの列車は9時49分発だったので、もう1時間遅いバスでも十分間に合う事はわかっていました。
     しかし、渋滞等で遅れる可能性もあり、1時間早いバスにしました。時間に余裕があるときには、バスも遅れません。1時間以上も待ち、新幹線で名古屋に着きました。
     少し早い昼食をとり、代議員会に出席する人たちと別れ、私たちは万博会場に向かいました。
    入り口で厳重な荷物検査を受け、会場に入りました。
     人ごみで仲間を探すことは誰も苦手です。迷ったときに困らないように、お互いの携帯電話の番号を確認します。
    人気パビリオンはどこも長蛇の列で、90〜180分待ちの状態です。マンモスのパビリオンに、3時30分に予約してあるので長時間並ぶ余裕はありません。そこで比較的少ないパビリオンに入ることにしました。
     入り口で確認すると、もう人数が足りません。すぐに電話し、事なきを得ました。その後も私を含めかなり携帯電話が活躍しました。
     各パビリオンは予想通り、暗い室内が多かったです。他の人に危ないので白杖を持っていましたが、アジア系のパビリオンではほとんど声がけや誘導はありませんでした。
     メキシコ館では、館内にいた白人系の青年が誘導と案内を申し出てくれました。おかげでかなり暗かったのですが無事に出ることができました。
     万博会場からリニモや地下鉄を乗り継ぎ、懇親会の会場に着いたのは午後6時過ぎでした。
     懇親会ではいろいろなプログラムが用意してありました。しかし後ろのテーブルだったのと、アルコールも手伝って雑談に花が咲き、前で何が行われているのかわかりません。あれよあれよという間に、お開きになりました。さあ続きは2次会です。
     2次会の会場も、万博のマンモスゾーンの予約もSさんが手配してくれました。ここでも十分飲み、ホテルに帰ったときは午前様でした。
     いつもは早起きですが、この日だけは6時過ぎの起床になってしまいました。ホテルを出てタクシーで全国大会の行われる会場に行きました。
     医療講演なども、特に新しい情報は、ありませんでした。福祉機器展の会場で、こちらの話に応答するソフトのデモンストレーションをやっていました。もうすぐ商品化されるそうです。
     せっかくだから名古屋城も見ようということで、ぞろぞろ歩いて名古屋城に行き、名物の金のシャチホコに触れてきました。シャチホコのない天守閣を見たのは初めてでした。
     もう時間の余裕もなくなり、あわてて名古屋駅に戻りました。私は高速バスの接続の関係で一足早い列車に乗りました。
     やはり旅はいいものですね。ではまたお会いしましょう。

※JRPS全国大会 2005 in 愛知 & 愛・地球博(愛知万博)に参加して (報告者 K.K)
     5月28日(土)岡山駅9時00分の新幹線で奥村支部長以下9名で出発。途中新大阪より1名が加わり合計10名の参加でした。10時42分に名古屋駅に到着。ここで奥村支部長の教え子であるHさん(20歳の男性)が心強いボランティアとして合流してくれ、このあと2日間ずっと我々一行のお世話をしてくれました。本当に良くしてくださり大変助かりました。
     名古屋駅で昼食を取り、代議員会に出席するUさんと奥村さん以外は、万博会場にバスで向かいました。40分ぐらいで会場に着き、入場ゲートに行きましたが、空港並みのセキュリティーチェックと持ち物検査が行われていました。なんとペットボトルの飲み物や弁当はここで全部捨てさされました。貧乏人根性が出てしまい、さっき買ったお茶を捨てるのはしゃくなので、捨てるよりはましとぐいっと飲みほしましたが、お腹ぱんぱん、ゲップ状態でいざパピリオンの見学に出発。
     30℃を超える暑さとすごい人で、白杖を使う我々にとってなかなか進むのも大変でした。人気のパピリオンは3時間待ちということであきらめ、すぐ入れそうな外国のパピリオンをいくつか見て回り、お目当ての冷凍マンモスを見に行きました。あらかじめ予約をしておいてくれたので、マンモスもスムーズに見学することができました。(予約をしてくれた大阪のSさんに一同感謝!感謝!)マンモス館では、白杖を持っている我々身体障害者に対しての誘導や配慮は良くできていたと感じました。
     5時に万博会場を出て、リニモと地下鉄を乗り継いで、前夜祭が行われる「中日パレス」に向かいましたが、途中大変な混雑でメンバーがはぐれるなど、ちょっとしたハプニングもあり、時間ぎりぎりに会場に到着しました。前夜祭では、全国のJRPSの仲間達と懇親を深めることができました。宴会の時、振るまわれた新潟のお酒がとてもおいしかったです。飲んべには何よりのごちそうでした。
     2次会は名古屋名物「みそかつ」のお店で、広島県支部と合同で行いました。みそかつもおいしかったのですが、会話もはずみ、大変な盛り上がりでした。全国大会ならではの楽しいひとときでした。
     翌29日(日)は、10時からメイン会場「ウィルあいち」で全国大会に参加しました。記念講演は、「RP研究のいまむかし」という演題で、国立臨床研究センター所長三宅養三先生の講演でした。最先端の遺伝子の研究に関する今後の見通しなども含めたRP研究についてのお話でした。11時30分からシンポジウムがあり、「RPをとりまく諸問題」をテーマに聴覚障害、小児RP、若者の課題とその対応を考えるという内容で話が進められました。ユースの会代表の森口さんが若者の立場から意見を述べられ、RPの若者が将来に不安を持ちながら、相談する人もなく悩んでいる状況が報告されとても考えさせられました。
     昼食後は、同時に開催されていた視覚障害者のための福祉機器展「アイフェスタ イン あいち」を見学しました。さすが全国大会の規模で、出店業者や団体も多く充実した機器展でした。
     2時頃会場を出て、近くの名古屋城までみんなで歩いて見学に行きました。会場から20分の道のりでしたが、街のいたる所にボランティアの人がいて道案内をしてくれました。ななかなか行き届いているとみんな感心していました。名古屋城に着くと、ちょうどあの有名な「金のしゃちほこ」をお城のてっぺんから下ろして触らせてくれる、特別企画「しゃちほこタッチ」が開催されており、こちらもすごい人出で1時間並んでやっとタッチができました。間近に見る金のしゃちほこは想像以上に大きく金ぴかに輝いていました。
       万博、全国大会、しゃちほこタッチと、大満足の名古屋全国大会でした。

会報9号目次へ戻る



4.活動報告

※6月19日 白杖講習会と患者・家族の交流会 (報告者 K.M)
     「白杖講習と患者・家族の交流会」を津山市で行いました。幸運なことに、後藤先生、長尾先生、三宅先生、三人の歩行訓練士の先生をお迎えすることができました。三人の先生に対して、参加者10名と付添い他3名という贅沢な講習会になりました。一人ひとり個別に白杖の使い方の基本をお話していただいた後、廊下、会場周辺を指導していただきました。白杖を持つのは初めてという方もあり、また、日頃使っているけれども、改めて使い方を学びたいという方もあり、じっくり時間をかけての講習は有意義なものでした。また、付添いの方には、手引きの指導をしていただきました。待ち時間には、年金の問題などいろいろな話ができ、情報交換と親睦にと楽しい時間を過ごしました。

※7月10日 患者・家族の交流会 (報告者 F.C)
     7月10日、宇多津にて交流会をしました。岡山12名、香川18名、高知3名、大阪より橋本理事が出席してくださいました。自己紹介及び意見の交換など、有意義で実り多い交流会でした。
    同病者だからわかる苦しみ、悩み、中途視覚障害者の立場・・・でも、皆が苦しみを乗り越え、前向きな姿に感心させられました。
     また、「悩みがあるときは、岡大の守本先生を訪れてみてください。」と、岡山の参加者から意見が出され、「ロービジョンクリニックをされていて、予約がいるので、電話をかけてからにしてください。」と、注意事項もありました。守本先生は、いろいろと相談にのってくださいますよ。
     香川も支部を立ち上げる方向で進み始めました。その日のうちに役員も決まり、皆の力で楽しい交流会も無事終わりました。

会報9号目次へ戻る