◆ アイフェスタ 2009 in 和歌山 を終えて(実績と感想)

1.募金の御礼

 いつもJRPS和歌山県支部の活動に対し、ご協力いただきありがとうございます。
 さて、7月26日に行いましたアイフェスタ2009におきまして、網膜基金&支部運営募金に、ご協力いただきありがとうございました。
 募金金額は合計15,371円集まりましたので、網膜基金に10,000円を寄付いたしまして、アイフェスタ2009運営費の不足金に5,371円を充当させていただきました。
 皆様の暖かいお気持ちに感謝いたします。
 引続き募金を募集いたしますのでご協力お願いいたします。ご協力いただける場合は事務局までご連絡ください。

2.ボランティアでご協力頂いた皆様へのお礼
 今回は和歌山市役所、山の会、グループ声、市立和歌山高校の皆さんそして患者の家族友人等、大変多くの方々のご協力を頂きました。とりわけ若さにみなぎった市和歌山高のボランティアへの取り組み、先生もお越しになり生徒さんと一体のボランティア活動への熱意に頭が下がる思いです。
 予想を超えた大勢の方の参加を頂、準備不足から皆様には大変迷惑をお掛けしたことをお詫びします。
今後も我侭なお願いをすると思いますがご協力お願いします。
 改善すべき点やご感想など事務局までお寄せください。


『点字毎日』 2009/09/13
  「ひととき」
   ~アイフェスタに願いを込めて~
     和歌山市 山崎浩敬(ひろたか) (48歳 公務員)

 日本網膜色素変性症協会和歌山県支部が主催する今年の「アイフェスタIN和歌山
」は、7月26日に、心配していた雨も降らず、無事開催することができました。参
加者は、和歌山県の紀南地方から福祉バスで参加した25人を含め、100人にもな
りました。機器の展示、何でも相談をはじめ、資生堂のメークアップセミナー、歌手
・前川裕美(ゆみ)さんのトーク&コンサートと、多彩な催しが開かれました。
 前川さんのコンサートでは、急激な視力低下の中でも、音楽の道を追いかけ続けて
きた前川さんの生い立ちを聞いて涙する観客も見られました。機器展示では、笑顔に
得点が出るオムロン社のスマイルスキャンが出展され、奇妙な笑顔を作っている人た
ちで笑いが絶えませんでした。因みに、私の笑顔は82点でした。盲導犬体験歩行で
は、五頭のワンちゃんが来場者を癒してくれておりました。
 今年のフェスタが例年と大きく違ったのは、ボランティアさんたちの活躍でした。
紀州山遊会という、少し年配の山登りをしている人たちのグループと、「レッツ市役
所」と呼ばれる和歌山市役所の若手職員の皆さんに参加していただき、そこに、和歌
山市立和歌山高校の生徒会有志の生徒さんたちが加わって、三世代の人たちが裏方と
なって我々を助けてくれました。
 高校生の皆さんは慣れない手引きに悪戦苦闘していましたが、こんな経験をする機
会は滅多にないと言って、一生懸命やってくれておりました。
 フェスタが終ってから、その生徒の皆さんたちは感想を次々とメールで送ってくれ
ました。
 「今日はあまりできない経験をさせていただいて、戸惑うこともたくさんあったけ
ど、いろんなことが自分の中ではこれから生きていく中でプラスになりました」 「
休憩中に前川さんのトーク&コンサートを少し聞かせていただきましたが、辛いこと
があったにもかかわらず、自分の夢を追いかけていくその姿に感動しました。今後ま
たお手伝いさせていただきたいです」。
 他にも多くの感想が寄せられましたが、この気持ちをいつまでも持ち続けて、将来
福祉の関係の仕事に進む生徒さんが一人でも多く出て来たらと思います。そして、多
くの生徒さんたちが、街で優しく視覚障害者に声をかけられる人に成長してくれたら
と願っています。


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