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●パソコンと投稿文を回想して


アノニムライター

 以前、“パソコン暁に死す”というタイトルを(支部会報に)投稿したことがあるが、今のパソコンはその時に購入した2台目なので、あれから2年と数ヶ月の歳月が流れたことになる。月日が経つのは早いものという思いと、まだ2年ちょっとしか経っていないのかという思いもあり、複雑だ。最近、再インストールを経験した。初代のPCは散々、再インストールしたが今のPCでは2回目である。PCを快適に使うためには避けられない作業とはいえ、今までに体験したことがないようなすさまじい“疲れ”を感じた。こんなのが何回かあっては冗談抜きに死ぬような思いだった。再インストールした原因は書くと長くなるのでカットするとして再インストールを失敗し、計3回も続けてやったのがいけなかった。(お恥ずかしい・・)再インストールだけならまだしも元の環境に戻すまで相当の時間が掛かる。今のウィンドウズパソコンのOSであるXPは安定してきており、セキュリティ対策が強化された「Service Pack2(SP2)」という修正プログラムが最初からOSに適用されているか否かでこの再インストールに掛かる時間が随分違ってくる。(自分のはSP1止まり)パソコンはデータのバックアップというより、この再インストールがなければ便利なツールなんだけどね。ないと困るんですが、こうやって不便な面が出ると胸中は複雑というか考えてしまいます。視覚障害者に本当に利便性があるのかと。ほどほどがいいんでしょうが付き合えるまで付き合うしかないとあきらめています。

さて、(支部会報誌に)投稿文を書いた日付を読み返して(確認して)みるとそのころに自分がなにをしていたか大体思い出せるから面白い。自分の投稿文はパターンがある。星の話から始まって、パソコンの話。挙句の果てにギャンブルの話だ。どれも視覚障害者にはひんしゅくを買うような話ばかりだ。そのギャンブルの投稿文には後日談(オチ)がある。読んだある男がいわく、“面白かった。” “2回も読んじゃった。” “1流作家が2人も誕生したことになるね。” “これでギャンブルのシリーズ化決定だね。”でも、「ギャンブルの投稿文なんか書かないほうがいいと思うけどな。」と言った。もちろんシリーズ化の気などさらさらない。そうは言ったものの、調子に乗って次回も(簡単な)パチンコの話を投稿した。なぜか跳ねられた。正確には跳ねられたとは思っておらず、投稿文が多かったのだろうと思っていた。しかし、次の会報誌にもその次の会報誌にも掲載されていない。そのとき、跳ねられたことに気が付いた。これにはカチンときたね。“いいんだよ跳ねても。でも、泣いても知らねえからな。困るのはそっちだろうが。”と心の中で思いつつ、それからはテコでも投稿しなかった。自分も大人げなかったと思うが、ほめられてその気になった自分がバカだったのだ。聞くところによると“あんなギャンブルの話を会報誌に掲載して?いいのか”とクレームを付けられたらしい。ケチを付けたのは支部の仲間ではなく、(当時の)本部の人らしい。今のところ、気にも留めていないが、名前を知ったら自分のことだからネチネチいじめ返すかも知れない。でも、自分は知っている。そうやってケチを付けたひとに限って人生にはまっており、ギャンブルで身を持ち崩していることを。うそぶくわけじゃないが人生とはそういうもんだ。(今度、「Windows Vista」が発売されますね。個人的には楽しみにしています。)

(2006/11/22 記載)


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