あぁるぴぃ広島 10号


■会員の声■

2 誘導ブロックの輝度比(きどひ)について

広島は府中町のNです。
点字ブロックのけんでは、MLの皆さんにはいろいろと 応援メッセイジ等ありがとう ございました。おかげで先日、広島市道路交通局 都市交通部に要望をしにいってき ました。当局の交通対策担当(Mさんをはじめ、 他数名)に我々5名で要望してきま した。皆さん、梅雨真っ盛りのなかご協力有難うございました。

まず最初に、シュミレーションメガネにて、 擬似体験をしてもらい、ある程度われわ れの立場を理解してもらったうえでと思い。1組が  視野狭窄5度に視力0,04に 白内障、若干。2組が 中心暗点、中心5度が見えない。 3組が 中心をはずして、 左右、上下、のどこかの1ヶ所が三日月的に見える、 の3組の状態で体験してもらい ました。
で、反応は、それぞれ初めての体験だそうで、 こんなに、見えないんですか、という のが第一印象だそうです、それに弱視、の、意味を 誤解されてました。近視、遠視、 乱視、これらの、矯正ができない、状態のことを弱視と 思われとったようですね。こ のことにより、われわれの立場を、多少でも理解していただき、    この先役だ たせたいとのことでした。私達も貴重な体験をしていただいた と思っています。
次に、今回の目的でもあります、点字ブロックのコントラスト、 を強く。という、要 望について。
この言葉は表現しにくいので、言葉の簡素化から、 コントラストを強く、というの は、専門的には輝度比(きどひ)を2、0以上、 というふうにつかう、2、0以上で あれば、満たしている、という表現だそうです。例えば、 アスファルトに黄色の点ブ ロを敷いてある場合、これらで既に輝度比を満たしている、 という表現だそうです。
ちなみに、市内の繁華街ではカラー舗装といって、白地の タイルに白色の点ブロを敷 いて、その点ブロを黒の帯で巻くというか、抱くというか、 以前のメールでも紹介し たと思います。そごうのまわりに敷設してあります。 これらが既に満たしている、と いう表現だそうです。
もう既に皆さんご存知と思いますが、JRの新駅、 天神川駅の周辺の整備について。 もちろん、駅構内はJRの管轄、それ以外、周辺は市の 管轄で、当局の説明による と、当面、新駅の出来る場所をJRが確保して、その周りの 道路は現在道を使うとの こと。それも車道と歩道の専用区別が出来ない狭い 道路だそうです。現に私も知って ますが、狭いです。
車道と歩道の区別はどっちか(左右)棒線区別のみだそうです。
  それで、市としては、当面、今期分として、駅として 機能できる状態までにして、二 期分、また、三期分に分かれて、整備して行く、 とのことです。もちろん、その時に は、輝度比は満たした工法だそうです。
広島駅を中心として、もよりの既存駅の周辺の整備と いうことで、昨年の5月頃に交 通バリアフリーの基本構想を立てて、この周辺を重点地域に 指定してバリアフリー化 を進めていこうということになっているそうです。現に 横川駅前の整備ということで 行なわれてるそうです。大型の公共施設、また、公園, 大型店舗、総合病院に通じる 歩道の整備にはすべて輝度比を満足した工法でいくそうです。 大半の歩道はアスファ ルト舗装に黄色の点ブロだそうですが、繁華街においては、 白地系のタイルには白色 系の点ブロを敷設して輝度比を満たす。これから先、 これといってきまりは無いらし いのですが、市の場合、この工法でバリアーを取っ払っていく そうです。
その他、トイレ等の案内板の輝度比はどうかとか、 センサー式音声案内、試行錯誤、 検討中だそうです。また、取り付けの位置、高い、低 いとか、目の位置がいいとか、 参考までに、聞いてもらいました。 最後に総評として、シュミレーションは好評だったので、 次に行く時にも是非持って 行きたいと思います。
交通バリアフリーの基本構想を立ててその地域を重点的に 整備とあるんですが、駅の 構内のバリヤーを取り除いてもらいたい。JRに要望に 行った時に特にお願いしたい とおもいます。
天神川駅周辺が道路の狭いままで当面歩道の整備はないと いうのが残念でなりませ ん。日には、6千人も7千人も乗降客を見込んでおるとの こと、それでいいんでしょ うか。
皆さんのご意見をお聞かせください。



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